黄昏叔父さんの独り言

 アマチュア無線と何でも有りのブログ

 当局の早朝の時間の過し方の変化

2018年12月04日 21時48分03秒 | アマチュア無線

 今朝も04時頃に目覚めた。最近は健康の為に寝る時間を段々と早めて10時前には蒲団の中に入る日も有るのだが其の場合は中々眠りに入る事は出来ないので私なりの眠る技として2009年から始まった車中泊で訪れた場所を「羊が一匹、羊が二匹」に擬えて頭の中で思い浮かべながら2009年の一番最初の旅は「1日目、敦賀から苫小牧への船中泊、二日目、安平の聖子ドーム横の空き地、三日目は占冠村の温泉の道路脇、」等と数えて行くと大概は2010年の旅の途中か遅くても2011年の2ヶ月半の車中泊の途中までに眠りに着く、此れは自分が訪れて移動運用した町村や運用場所を忘れない為に始めた事なのだが何時の間にか睡眠導入の癖と成って不思議と効果が有るのだ。


 此の時間に眠りに入ると加齢の性か?眠りから覚めるのは04時前から遅くても05時前にはパッチリと目が覚めて仕舞う。此の時間帯に無線をワッチをしても多くは望めないのだが時間潰しはインターネットで色んな情報を見たり、ステレオでBGMを低い音量で鳴らしながら読書をしたりして最近は結構充実した楽しい時間を過ごして居る。DXの方は此れで良いのか?は別にしてパソコンでDXクラスターを時々チェックすれば良く無線運用も随分楽に成って来た物だ。


 今朝も3.5MHz帯はバンドノイズ・レベルが高く当局のアンテナではDXの信号が掻き消されて仕舞い受信に苦労し余り実用的ではないので7MHz帯中心に聞いたが先週の月曜日の早朝以来DXコンディションは余り芳しくは無く今朝も其の状態は継続して居る状態であった。今日の昼間には早朝に読書をするには此の部屋は少し照明が暗いので無線機卓の真上の天井に40W二本の蛍光灯を取り付け可也明るくしBGM音楽もインターネットから流しているのでパソコンのオーデイオ回路のカードを奮発してONKYOの本格的なオーデイオ・カードに入替えたら期待以上にSNや音質が良く成ってDXのコンディションが悪い時でも他の事で楽しむ準備は整った。


       今朝に聞えたDX局(04:30~07:50JST)


  XT2BR(7、CW)      9A2018CRO(7,CW)


  TI8II(14,CW)     HK1ANP(14,SSB)


  FS/W9ILY(7,CW)   HC5DX(14,SSB)


 今朝もカリブ海の信号は7MHz、14MHz帯で少し聞えたが今朝はW方面が可也強力でピックアップされるのは其の方面が中心で当局程度ではチャンスは無く指を咥えて辛抱する状態で終わった。

 今日は此の世界の先人達から刺激を貰った!

2018年12月04日 16時07分30秒 | アマチュア無線

 昨日からアマチュア無線に興味がある人なら殆どの人が知っているマルコーニの伝記を読み始めた。此れはマルコーニのお嬢さんが父親の事を思い出しながら書き残した物でまだまだ前半部分だが此の世界の先駆者のエルステッド(導体に電流を流すと磁気が発生する事を発見)アンペア(電流と磁界の関係を示したアンペールの法則の発見者)ファラデー(電磁誘導において一つの回路に生じる電磁誘導起電力の大きさは其の回路を貫く磁界の変化の割合に比例する。ファラデーの電磁誘導の法則の発見者)マクスウェル(マクスウェルの方程式から電磁波の存在を理論的に予想し其の速度が光の速度と同じで横波である事を示した)ヘルムホルツ(電磁波は空間の電場(電界)と磁場の変化に寄って形成される波(波動)であり光や電波は電磁波の一種である事や「光の三原色」を示した)と鎖の輪の様に此の世界の先駆者が続き彼等の後輩に当たるヘルツがマクスウェルが理論的に予想した電磁波を生成する機械と検出する機械の構築の成功に寄り其の存在を証明した。


 マルコーニは此の少し後に現れ裕福な家庭に育ったが前者の様に物理学の教授や博士では無く大学の一聴講生に過ぎなかったが生来の根気と一度狙いを定めたら無駄な事はしない性格から的確な実験を繰り返し若干20歳にして無線電信を実用化した偉人だが最初は部屋の中での通信実験から始まり段々と其の伝達距離を伸ばす為に火花送信機の出力を強くする方法や電磁波の検出機(電磁波を検出すると金属の微粉末が電磁波の断続で移動する事で其の存在を検知して居た)の改良の為に苦心惨憺し検知材料のニッケルの微粉末と銀の微粉末の配合を95対5にした段階で飛躍的に感度が上昇した話や最初はアンテナの役目として金属を高く上げるだけだったが腑とした思い付きで其の下側にもう一枚の金属辺を追加する事(アース)で飛躍的に検出感度が上昇した件等は非常に興味深かった。此の事は我々がアマチュア無線の運用面で垂直系の空中線を使用した場合にアースの重要性を実感する事に繋がっている。


 兎に角、此の先人達の弛まぬ努力と研究の結果で私達は先人達が一生を掛けてコツコツと積み上げて来た理論を細部まで理解は出来なくとも法則や理屈として利用する事で苦労する事無く意図も簡単に電波(電磁波)を通して比較的簡単に国内外の方々と無線通信を楽しんでいる訳だが当時のマルコーニが現代に甦って趣味のアマチュア無線局の現状を見たらどんな感想を持っただろうか?等と考えたら結構楽しい。

 
 日頃、私の場合は現状維持の無線設備で今日は目的の局と「交信出来た!」とか「出来なかった!」とかで一喜一憂する毎日の繰り返しだが今日は此の本を読んでもう少し無線通信の原点に立ち返り理論武装したりアンテナ関係の勉強や実験をしなければ単なるお遊びに終わって仕舞う事を強く実感した。