讃岐うどんやラーメン食べ歩きと、旅のブログ

讃岐うどんの食べ歩きが好きです。また国内・海外問わず旅が好きなので、ぼちぼち書いていこうと思います。

第一電波工業の7/1.9MHz用ワイヤーアンテナ(W719)を張ってみた。

2022-06-16 20:00:00 | 無線・ラジオ・家電・パソコン
 ローバンドのアンテナは、第一電波工業のW735(※1)(7/3.5MHz)を逆V形で張っている。地上高は10m程度しかなく、敷地が狭いため7MHzトラップコイルの前(給電点より)からベントさせている。さらに建物にも近いという悪条件である。両端は、地上高2m未満という状況だが、調整のかいあって7MHzは中心周波数でSWR1.2程度、3.5MHzは少し高くて1.6程度に収まっている。

 今回、第一電波工業からW719(※2)という、7/1.9MHzのワイヤーアンテナが発売になったので、試しに買ってみた。W719は、7MHzがフルサイズで1.9MHzは短縮型だ。どちらも7MHzはフルサイズなので、コイルから先を交換すれば1.9MHz(調整により1.8MHz)に出られるはずである。コイルだけは売っていないので、W719を手配しました。3.5MHzに戻したければ、またコイルと先端部だけ交換しようという目論見です。

 長さ的には、W735が片側13m程度で、W719が15mほどである。つまり片側2m程度伸ばせばいいということなので、なんとかなりそうです。(全長は4m伸びる)

 W719、買ってきました。W735と比べると、コイルの長さが倍近くあります。


 逆Vなので、コイル部分は比較的地上近くにあるので、高所作業にならず作業は楽です。(といっても、脚立は使うので注意します)


 W735は設置後10年以上経過しているので、ナットの一つが発錆しています。力を入れても回らないので「ねじ神様※3」の登場です。しゅっと一吹きしてお祈り後、数分待ってからスパナで回したら外れました。ねじ神様有難う。手持ちのナットに交換して保管します。

 次に、新しいコイルから端部分を説明書通りに組み立てたものと交換します。たかが片側2m程度の延長と思ってましたが、狭い敷地ではかなり無理をする感じになりました。フェンスからの離隔距離も短くなり、建物にもさらに接近することになります。説明書には、エレメントの端は最低2mは離せと書いてありますが、ちょっと難しい状況です。調整は、MFJのSWRアナライザーを使いますが、いやな予感はあります。(前振りか)

 まず、7MHzは同じフルサイズなので影響はないだろうと思いましたが、なんとSWRが中心中波数で2.5くらいに悪化してます。SWRの底が2.5だと、ちょっと使えません。うーむ、なんでだろう? 角度を変えたりすれば改善する余地はありますが、敷地の関係でそれは不可です。

 肝心の1.9MHzですが、SWRのディップ点が全くありません。SWRアナライザーでバンドの前後を探ってみますが、全くアンテナとして機能していないようです。

 W735よりも設置に関してはクリチカルのようです。隣家があるので、そうそうアンテナを展開することもできないので、諦めて7/3.5MHzの逆Vに戻すことにしました。

 1.9MHzの短縮率は大きいので、設置できても調整は難しいとは思っていましたが、7MHzまでバランスが崩れるとは思っていませんでした。結局7/1.9MHzともに、失敗しました。

 広い場所で、周りに障害物がない状況だと違ってくるとは思うので、袋に入れて保管します。移動運用で使う機会があるかもしれません。ローバンドのワイヤーアンテナの難しさを思い知らされました。

 ※1:7MHzはフルサイズ、3.5MHzは短縮型
 ※2:7MHzはフルサイズ、1.9MHzは短縮型
 ※3:錆びたねじを取るのに威力を発揮するスプレー
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