讃岐うどんやラーメン食べ歩きと、旅のブログ

讃岐うどんの食べ歩きが好きです。また国内・海外問わず旅が好きなので、ぼちぼち書いていこうと思います。

1セグ・FMチューナー「DS-DT310」にワイドFM帯の局を登録する

2022-03-02 20:00:00 | 無線・ラジオ・家電・パソコン
 ゾックス社から発売されていた、1セグ・FMチューナー(パソコンのUSBドングル)は、同社が清算してしまったため、流通在庫のみになっている。ワイドFMには非対応なるも、実売価格は千円ちょっとで売られているようです。対応のOSは、WindowsXP/Vista/7ですが、Windows10でも動作します。(当初、Windows10では動作しない場合があると書きましたが、これは実験したパソコンに広帯域SDR用のソフトをインストールしていたため、RTL2831Uが本来の場所と違うところにセットされ、デバイスを認識できなかったためでした)


 これを使って、無料のSDRソフトで広帯域受信機にする記事は、以前書きました。(しかし、少しハードルが高い)
https://blog.goo.ne.jp/jf1vxb/preview20?eid=aef31c0ae062cfa6f3cf2bbd61e2752b&t=1646016428419

 広帯域SDR受信機は、Windows7/10で快調に動いていたのですが、いつのころかWin7で動かなくなってしまった。(Win10は問題なし)、SDRソフトのバージョンアップなどを行ってみたが、結局無理だったのであきらめていた。

 こないだ、密林(仮称)でDT-DT310の評価をみていたら、iniファイル(構成ファイル)を書き換えると、ワイドFMの局が聞けるという書き込みがありました。広帯域受信機は無理としても、ワイドFM帯は聞きたいなと思い、やってみることにしました。しかし口コミのとはバージョンが違うのか、当方でインストールしているソフトのファイル名や内容が異なっているので少々苦戦しましたが、これを参考にしてワイドFM局を登録したので、忘備録としてブログに残します。

 ここから、ワイドFM局の登録方法を記載しますが、いろいろと試行錯誤しながら行っているので、時系列的に書いています。最後に「簡単な方法」があるので、面倒くさい方は下の方を先にお読み下さい。

【準備すること】
・設定したいワイドFM局の周波数を、事前に調べておく。

 買った当初も、DT310自体は広帯域受信の能力があるので、どこかのファイルを書き換えれば可能であるとは思っていたのですが、探しきれませんでした。

 口コミでは「FM1.iniというファイルを書き換える」とありますが、C:\Program Files (x86)\CHUSEI\CHUSEI PVR (Japan 1-SEG) 配下のファイルを調べても、それらしきものが見つかりません。

 もしかしてと思い、USERフォルダの \Appdata\Local/CHUSEI/CHUSEI PVR(HDA)/HPVR(HDA)配下を探してみたら、FMRadio.iniを見つけました。失敗した時のために、オリジナルファイルはどこかに保存しておくといいでしょう。

①FMRadio.iniをメモ帳などで開きます。


・CountryCode=86 は日本なので、このままとします。
・Coutnt=72となっていましたが、2局追加するので74に書き換えます。(各自の使用状況によりCount数は異なります)


②聞きたいワイドFM局を登録します。


・[FM72]を追記します。
 ここには、KBCラジオを追加します。周波数は「90.2MHz」なので、Frequency=90200000 と記載します。
 Check=1 にして、この周波数を有効にします。(Check=0にすると、この周波数は無効になります)

・[FM73]を追記します。
 ここには、RKBラジオを追加します。周波数は「91.0MHz」なので、Frequency=91000000 と記載します。
 Check=1 にして、この周波数を有効にします。

 上書き保存し、ソフトを立ち上げます。


 これで、ワイドFM帯の、KBCとRKBが受信できます。

 ここまでやって、再度スキャンをかけると、せっかく登録したワイドFM放送局は消えてしまいます。スキャン範囲を変える方法は、見つけていません。

 WindowsXpでも、同様にワイドFM局を設定できます。Xpでの注意事項は、以下のとおりです。
・目的の「FMRadio.ini」は隠しフォルダの中にあるので、あらかじめ「隠しフォルダを表示※2」に設定する。
・FMRadio.iniの場所は、Documents and Setting\個人フォルダ\Application Data\CHUSEI\CHUSEI PVR(HDA)\HPVR(HDA)\FMRadio.ini

 この記事は、DS-DT310(及びその類似品)で、ワイドFM放送が受信できることを確約するものではありません。ファイルの書き換えなどは自己責任です。

 ※2スタート⇒コントロールパネル⇒フォルダオプション⇒表示⇒ファイルとフォルダの表示⇒すべてのファイルとフォルダを表示するにチェックを入れる。

【トラブルシューティング】
 パソコンが、チューナーを認識しない場合は、チューナーを直接USB端子に取り付けてみて下さい。USBハブを使った場合、認識しない場合があります。
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【その他】
 付属のロッドアンテナは、FMの周波数帯に対して短かすぎるので、実用には向かないと思います。ワニ口クリップなどを使い、1m程度のビニール被覆線等をロッドアンテナに接続すると、かなり感度が上がります。末端側は、洗濯ばさみにでもくくりつけて、適当なところにかませると、いいアンテナになります。それでも聞こえづらい場合は、外部アンテナを使うと良いでしょう。

 1セグTVの場合は、周波数が高いため、あまり長いアンテナは必要ありません。ロッドアンテナを最長に伸ばした状態が一番いいと思いますが、それでも入らない場合は外部アンテナが必要です。UHFアンテナのケーブルを引き込んでいれば、分波器で信号を入れてやると良好に受信できるでしょう。ただし、その場合はUHF信号のみの入力になるので、FMは入りづらくなります。

 UHFアンテナ+FMアンテナを混合して引き込んでいる場合は、TV/FM共に良好に受信できます。昔のVHFアンテナ+現用のUHFアンテナを混合して引き込んでいる場合は、多少効率は悪くなりますが、FMが受信できる可能性があります。(VHFアンテナを撤去していない場合)

 我が家は、FM5素子+UHF八木宇田アンテナを混合しているので、2分配器でチューナーに接続すると、FM・TV共に良好に受信できてます。

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【もう少し楽な方法がありました】

①メイン画面で、スキャン⇒エクスポート⇒適当な名前を付けて任意の場所に保存
②保存したファイルに、上に書いた方法で登録したいワイドFM局を追記し上書き保存する。(Countの設定をお忘れなく)
③追記したファイルをインポートする。

 iniファイルの編集に失敗したら、スキャンを実施すると初期状態に戻ります。
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 FMラジオの音は、パソコンで聞くか外部アンプ+スピーカーシステムを使うかで大きく変わります。パソコン+DAC+5.1CHパワーアンプで聞くFM音はかなりいいです。

 1セグTVは、所詮1セグなので画質は期待しないことです。画面の隅にでも映しておいて、ながらTV見にはいいでしょう。字幕のON/OFFもできるので、音を出さなくてもなんとなく内容は分かります。TVは信号強度のバー(Sメーター)があり、どのくらいの強さで受信しているかが分かりますが、FMにはSメーターがありません。
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