ここ何ヶ月かの私のカメラの推移を以前に書きました...サブのカメラをD7200から初めてのSonyブランドカメラの「α7」に変えてその“スーパー散歩カメラ”の実力に感激して「α7II」に至るという話ですね。
その「α7」の時にマウントアダプターでNikonレンズやZeissのPlanarそしてTamronの90mmマクロなどで楽しんでいる中で評判の良いフォクトレンダーのレンズもそのうち使って見たくなりました。どうせならと面白そうな(ライカ用)VMマウントに目星をつけて、マウントアダプターの「VM-E Close Focus Adaptor」だけは早い時期にちょうど見つけた程度の良い安い中古品を手に入れていました...まあずっと宝の持ち腐れだったわけですね(笑)。
まず最初に手に入れたかったレンズは私の信頼している評価サイト「PHOTO YODOBASHI」で素敵な作例を披露していた『HELIAR 40mm F2.8 Asphrical』でした。これは先のマウントアダプター専用レンズで比較的安価であり、Sony・Eマウントとして設計されたものと言ってももいいくらいのレンズなんですよね。
なかなか購入に至らなかったのは、夏場くらいでしょうかあちこち探したのですがどこも[品切れ・入荷日未定]状態で足元を見たかのような高額の中古品しか見当たらなかったという事情があったせいです。しかしその中で<入荷待ち>ながらもAmazonが異様に安い値段をつけて注文受付していたのを見かけて発注だけはかけてみました。
しかし待てども商品入荷連絡がなく、そうこうしているうちにそのAmazonの値段に近い価格をつける大手カメラ量販店も現れてきたので若干高かったが商品入荷動向が掴みやすいだろう大手量販店に注文を切り替えました。そしてさらに待つこと1ヶ月!...しびれを切らして問い合わせをしてみると、さすが大手だ『1~2ヶ月先の11月後半くらいになりそうです』と返事がきました。私としてはそこまで待つ気はなかったので、このタイミングでα7とNikonのスピードライトを下取りに出しα7IIをほんの僅かな出費で手に入れていました。
α7IIになり加えてつい最近まで楽しいレンズが増えていたのですっかり忘れていたんですが、箱に入ったままのフォクトレンダーのアダプターを見ていてタイミングも11月中旬!ちょっと価格.comを覗いてみたら...
レンズの価格は以前のレベルに戻って(高くなって)いるんですが、在庫有りのショップがいくつか現れてきました。そして以前に予約した大手ショップにも『在庫あり』になっていたのでもしやと思いAmazonを見てみたら...なんと「在庫1個(入荷予定あり)」となっていて価格が以前と同等の<2.2万>ほどではないですか!!
これには驚き思わずポチッとしてしまいました(笑)、いつもは価格.comの欄外にAmazon価格が出ることが多いんですがこの時はAmazonの文字がどこにもなかったです。参考までに私の注文履歴です...
販売がちゃんとAmazon Japanになってます、そしてもちろん翌日商品が到着しておりますよ^^。
価格.comの値段があれだけ足並み揃って4万円弱となっているにも関わらずなぜAmazonがこの値段をつけたのかとても不思議です。以前のように入荷未定で予約受付中という状態ではなかったのにです。
それにもまして不可思議なのは今日Amazonのこの商品のページを見たら「在庫1(入荷予定あり)」となっていたにも関わらず...
こんなんなってました!
価格.comよろしく他の販売店の名前ばかりでよくある右側のその他の販売者欄にも<販売:Amazon>の表示がなくなってました。
どうもこれはAmazon担当者の犯した「ヘマ」なのかもしれませんねえ(笑)。
以前の入荷時期未定の状況で付けた値段のまま(あのころは前述したように他社も近い値段を付けていた)商品が入荷したこの時点でしっかり市場価格の動向を確認せずにそのまま古い値段を出してしまったような感が強いですよね。
まあ私としてはとても得した感が強くありがたい話なんですが、まさに「Amazon価格の怪」でした。
おかげさまでコシナからできたてホヤホヤの「HELIAR 40mm F2.8 Aspheical」新品がα7IIにつきました。とてもコンパクトで沈胴式レンズのため格納時はさらにコンパクトになります。
フードも2種類付いてます、写真のレンズに付けたブラックのドーム型とニッケル仕上げのストレートタイプ(黒のレンズキャップも)。ただしこのかっこ良いドーム型のキャップはフィルターのようにねじ込み式でフタをするタイプなのでサッと出してサッと撮るというわけにはいかず、私はストレートタイプを使ってます^^;)、フードとして機能も上ですしね...。
(α7II+HELIAR 40mmでの最初のカットです)
このレンズの私なりのレビューは作例とともに後日に譲りますが、今回はこの絞り開放からピリッとシャープな画を吐き出す好レンズが市場の半値ほどで手に入れられた怪しい?お話をお届けいたしました。
※ カメラ:D700
レンズ:Ai AF Micro-Nikkor 60mm F2.8D (レンズ撮影に使用)