昔から素晴らしいボケ味が評判の「タムキュー」、どんどん新しいモデルが出てくるのでNikonの60mmマイクロレンズを持っている身としては長く購入に踏み切れずにいたレンズでした。
現行の新モデル(F017)が出てもこのモデルはまだまだ新品で入手可能であった、根強い人気ですよね。
Tamron SP AF90mm F2.8 Di MACRO 1:1(272EN II:ニコン用)
私はもちろん中古で入手してます(笑)、とても安かったですが程度は上々でした。
もちろん定評のあるボケだけが魅力ではなくFX・Dxに付けて中望遠として遠距離撮影にもピリッとした画を吐き出してくれます。撮影状況の環境色も出しやすいレンズだと思います。
D7200で撮ったものですが川面に映るゆらゆらしたコサギの反射も素敵です、とてもクリアです。花のマクロ撮影が本職といえばそうなのですがネイチャー撮影にも出番は多いですね。
本職のマクロ撮影ではさすがの一言、前後のボケも良いし色合いも程良くこのレンズのおかげでNikonのMicro 60mm F2.8Gの出番がほぼ無くなるくらいです(笑)。
雨上がりの朝露の中、たんぽぽの接写ではピクセル等倍にしてビックリの画が出てきました...
小さな水疱と細い綿毛の中にまさにミクロの大きさの虫がいるではありませんか、凄いですねえ~。こういう写真が撮れてしまうので楽しくなってしまいますよね。
Cobbyを撮っても光をうまく使うとピシッとした写真になります、これは朝の光ですね霜がキラキラしてます。
もちろん花に近づいてもどんと来いといった感じ...
(↑D700)余計な背景がほぼ解消して主役を引き立ててくれてます。
(↑D7200)枯れた花の距離に応じたデフォーカス加減がとても良いですよね。
(↑D7200)この色合がまたホント素敵です、枯れてもなお美しい姿を永らえている花にうっとりします。
(↑D700)草むらに生える双子のツクシもとても臨場感があります。前後の草もいい感じにボケながら引き立ててくれてますね。
(↑D7200)影になった椿の花びらの質感がまるでビロードのような、触りたくなるような質感が素敵です。
(↑まさかのD300s)時間帯を無言で表すような色合い、たまらないです。邪魔しないあとボケがまさにいい感じです。
α7でも使ってました、二人の孫を撮るととても優しい感じで娘達にも喜んでもらえる嬉しさですね...爺バカですが(笑)。
α7はD700と違いシャッター音が小さいので気を使わなくて済むのが良いです。深い眠りと判断した時はやはり大好きなD700を持ち出します(笑)。
(↑D700)ピントの山は掴みやすいですね、でもこの距離ですから揺れる体を意識して連射してます^^。
手ぶれ補正と超音波モーター仕様の最新モデルはまだまだ高いですが、今となってはα7IIの5軸手ブレ補正が効きますからこのレンズで十分ですね。AFモーターは若干気になりますがほとんどマニュアルで撮ってますし(特にα7IIではAFが効きません)、何より軽いです。60mm F2.8DやMicro 55mm F2.8Sも素晴らしい質感描写のレンズなのですがいざという時はコレの出番が多いです。
使い倒したいレンズですね...