with my Cobby

趣味の写真・カメラを中心にした雑記、愛犬Cobbyとの散歩撮を中心にオールドレンズ記事もプラスしてアップしています。

接写リング「PN-11」実践編...

2018年10月19日 | 02. カメラライフ

​PN-11到着日のテストの翌日、ちょうど休みだったのでさっそくD700とAi Micro-Nikkor 105mm F2.8Sの間にPN-11をセットして出かけてみました。

やはり重いですね、総重量約1.8kg超・・・なかなかのものです(笑)。

しかし問題は接写です。37cm~52cmのワーキングディスタンスで撮影をするわけですが、予想通り・・・あの同じようにに重たいDistagon T* 1.4/35を付けているときとハンドリングが全然違います。Distagon T* 1.4/35の場合はあのどっしりとした重さが手ぶれ補正代わりに働いて気持ち良いシャッターが切れるんです・・・こちらの1.8kgは接写時にファインダー像が思いの外揺れます、まさに未体験ゾーンです^^。

ピントの山がつかみやすいD700のファインダーのおかげといえばそうなんですが、ピタッと来たタイミングでシャッターをきるべく格別の緊張感のもと、液晶で確認しながら気がすむまでシャッターを切りました(笑)。

D700の液晶画面はそれほど精細感はない(92万ドット)ので撮影後のピント拡大で確認と言っても半信半疑なんですよねえ・・・古いモデルの辛いところです。

まあそのへんは『気の済むまで』だけが頼りとワンシーンで7~10カットほど撮りましたかねえ、かえってPCで現像作業をして初めてぴったしカンカンかどうか判明するので撮影時は久しぶりにドキドキですね。

やはりいくつかのシーンでは没カットばかりということがありました、まあ今回は少し風があり条件が悪かったせいもあるんですが(言い訳ではありません:笑)ファインダー像は例えれば300mmで手ぶれ補正のスイッチを切ったときのように揺れてました^^;)。

被写体もできるだけ小さいものを探してみたりと様々なシーンを想定して選びました...それでは見てみましょう。

DSC_0401_inuhouzuki.jpg
(f/5.6, 1/250, ISO400)

これは「(たぶん)イヌホウズキ」という5mmほどのとても小さな花です。ファインダーで覗いていると花びらの質感がとても素敵だったのでこちらはその広がった花びらにピントピークを持っていっています。

そしてこちらはとても変わったシベにピンとピークを...

DSC_0417_inuhouzuki.jpg
(f/5.6, 1/250, ISO400)

どちらも最初のカットだったのでこのレンズの一番美味しい写りのするf/5.6にしてみたんですが、マクロの場合は次の写真くらい(f/8)に絞ったほうが良かったかもですね。

こちらは小ささでは負けていない「ハキダメギク」です、

DSC_0422_hakidame-giku.jpg
(f/8, 1/80, ISO560)

現像時に少し明瞭度を上げたせいか背景が固くなってしまいました、D700らしくないですね。1/80ではやはり若干心もとない画になってしまいますね。

次は最近徐々にCobbyに付き出したあの忌々しいコスモスの種がわんさかでき出したところです(笑)。

DSC_0434_cosmos.jpg
(f/5.6, /100, ISO400)

まあ憎たらしい色と形です、一つの花に触れただけでこれだけの種がCobbyにくっつくんですヨ(笑)。

そしてその美しい時期のコスモス本体、花にくっつくほどは寄れませんが1.14倍という感じはつかめるかな。

DSC_0442_cosmos.jpg
(f/5.6, 1/200, ISO400)

右側のピント面の花びらの質感から左にかけてのとろけるようなボケまでのなだらかさがとても気持ち良いですね。

お次はキラリ☆ふじみの池の周りに咲いている「コムラサキ」・・・ムラサキシキブかと思ったんですが葉の先から半分ほどしか鋸型になっていないのでコムラサキとわかりました、これが風に揺れてまあ何枚撮ったことか(笑)。

DSC_0478_komurasaki.jpg

左側の実が取れたお皿のようになったガクが面白くてピントを持っていっているつもりでしたが、距離がほぼ一緒で紫の実にもしっかりピントが行っていました。これを見ると前ボケも後ボケもとても良い感じですよね。

ここまで来て緊張感の緒が切れました(笑)、いつものCobbyの休憩場所でPN-11を外しました。屋外でα7IIのマウントアダプターを外すようなものですからけっこう気を使いますね、D700をPN-11を外す間センサーを露出させた状態にしていますから、替えのレンズを持っていかない時はボディキャップがあると安心かもです。

その後も家に帰るまでいろいろ撮ってきたんですが、まあ撮り易いったりゃありゃしない状態でした(笑)。41cmの最短距離で撮っても楽勝で小さなシベも捉えられました・・・笑っちゃうくらいです。

DSC_0553_aberia.jpg

これはよく見かける「アベリア」ですね、ただしこれはAi AF Micro-Nikkor 60mm F2.8Dでも時々α7IIに付けて撮っていたんですがAi Micro-Nikkor 105mm F2.8Sの方が質感描写では若干負けているかなと思います・・・でも軟らかさが良いですね。

そしてこちらはあの派手なピンク色が弱いのかすてきな薄紫色を披露していたムラサキツメクサ(だと思う)。

DSC_0580_murasakitumekusa.jpg

美容室の花壇の端に咲いていたのでなかなか背景を選べなかったんですが、他の花の持っていきようによってはもっと素敵な構図にできそうですね・・・もっとじっくり観察せねばです。

さて実践編初日としては少々風もあり条件が悪かったですが、像の揺れは想像以上でした。三脚とまではいかないが一脚でもあったらなあという感じでしょうか...それくらい気を遣いました...これはまた要トレーニングですね。

しかし手持ちのタムキューともAi AF Micro-Nikkor 60mm F2.8Dとも違う質感とボケが感じられて、もう一つのマクロの世界を探求できそうで楽しみです。

持ち出し・使用にはちょっと手間が必要ですが、その手間を惜しんでいては気持ち良い写真は撮れないですからね・・・頑張らねばです(^-^)v。


 ※ カメラ :Nikon D700

   レンズ :Ai Micro-Nikkor 105mm F2.8S + PN-11




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