さて本当は今回のブログでMINOLTA AUTO ROKKOR-PF 55mm F2のテスト結果をアップするはずだったのですが、残念ながら今回ゲットした玉は不良品でした・・・トホホ。
午後一番にレンズにマウントアダプターをセットしてα7IIIに装着、電源を入れてファインダーを覗きながら絞りを決めようかとしたところ、普通だったら絞り輪を回した瞬間の少しの間だけ暗くなったり明るくなったりしながら画が落ち着くのだがなんの変化もなかった。
おかしいなあと思いながらレンズ前から絞りを変更してみたところ開放から絞り羽根が全然閉じてこないのです。あれっと思ってレンズを外し、絞り連動ピンを動かしてみたところ開放側へ動かしたあとの閉まる動作がないのです。
どうやら内部の絞り羽根を閉じるバネがイカれてきているようです、何かの拍子に戻ることはあっても完全に閉じませんから...間違えないようです・・・トホホ、これでは開放でしか撮れませんねえ(T_T)。
良い勉強をさせてもらいました、そこで前向きに考えれば分解しても良いレンズが手に入ったと思うことにしました。オールドレンズを触り始めているとやはりあまりきれいな状態のものは少ないので、いつか内部の清掃なんかをしてみたいなと思っていたんですよねえ。
でも精密部品ですからなかなか自分の物は手を入れられなくて、YouTubeなどで参考映像を見たりしていただけでした。これでダメ元でとっかかれそうです(笑)。
さて気を取り直してきょうはFE 85mm F1.8を外し「RICOH XR RIKENON 50mm F2」を付けて散歩に出ることにしました。
付け替えてすぐに撮ったCobby、「散歩行くよ!」と声を掛ける前ですからまだスヤスヤと寝ています^^。
あいかわらず開放で撮ると柔らかくCobbyの毛ざわりの良さげな感じがというか柔らかい耳のスムースな感触が伝わってきます。
外は天気は良いのですが幾分風が少し冷たいかな、ベストを着ていても暑くならなかったですね。そんな心地よい風を感じながらまず向かったのは、開花のあと気になっていたアーモンドです。
そろそろ実がなってるかなと近くまで行って観察してみました...ありましたよ。枝のあちこちにラグビーボールのような形のふっくらとした実をつけていました。
好みなどは少し色づき始めていますね、茶色くなるのでしょうか?このあとも追いかけてみたいですね^^。アーモンドが出来上がる頃に一つぐらい頂いてきても怒られることはないでしょうか(笑)。
そして土手の上にはこの時期たくさんのツルフジバカマとプロペラ草(勝手につけた名前)が、先日の渋い写りがあるのでつい撮りたくなります^^。
菜の花がたくさん咲いている場所には黄色と好対照の青いヤグルマギクも、こちらは名前を連想できるアングルで撮ってみました。
そして家の川をはさんだ目の前にある公園のハナミズキもいい塩梅で咲いています、こちらでは毎年撮る木が決まっているんです(笑)。花の多くが提灯のように丸まって咲く白のハナミズキの木なんです。
なにか理由があるのでしょうか、この木は他の木と違いほぼ9割以上こうして丸まった花を咲かせます。低い枝のパーツを見ても...
これ絞りf/4で撮っているんですが、けっこうスッキリした画が出てきますねえ。RIKENONなかなかやります^^。
ついこのレンズを付けていると開放で撮りたくなります(笑)。バックの玉ボケがレモン型になりますが、いまどきのレンズと違い開放での柔らかさはなんともいえず心地よいです。
一段絞るとボケが六角形になりますが、それなりに画は締まってシャープさを増してきます。
この木は2代目のカメラD300sからずっと花を撮らせてもらってますから随分と経ちますねえ、毎年こうして良い姿を見られますからほんとにありがたいです。
そしてこのレンズの開放で撮るCobbyの写真がまた好きなんですよねえ。FE 85mm F1.8のスッキリした画とまたぜんぜん違った味わいで、彼のボディをきれいな質感で描いてくれるんです。
このレンズはハマりますねえ、まさに長く付き合えそうな一本です。
さて楽しみにしていた MINOLTA AUTO ROKKOR-PF 55mm F2 には少しがっかりでしたが、MINOLTA(MD)用マウントアダプターを遊ばせていてももったいないので分解している間にもなにか使えるチープ・リッチなレンズを探しましょうかねえ...。
※ カメラ : α7III
レンズ : RICOH XR RIKENON 50mm F2