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恐懼に堪えない日々

【恐懼】(きょうく)・・・ おそれかしこまること。日々の生活は恐懼に堪えないことばかりですよね。

7/22(土)鈴本演芸場昼席

2017年07月22日 | 噺とか
黒門亭での鉄道落語会を見に行こうとしたのですが、
30分前に行ったら満員札止めの木札がかかっており、
じゃー、こっちへということで鈴本へと移動しました。
寄席に来るのも久しぶりかもしれないなぁと思いつつ、
休日独特のガヤガヤする鈴本の客席へ。

きいち「手紙無筆」
伊 織「大安売り」
世津子「曲独楽」
圓十郎「ちりとてちん」
文 菊「湯屋番」
おしどり「針金アート」
正 蔵「味噌豆」
扇 辰「一眼国」
鏡味仙三郎社中「太神楽」
花 緑「火焔太鼓」
-仲入り-
ホームラン「漫才」
たけ平「金色夜叉」
はん治「妻の旅行」
正 楽「紙切り(線香花火・金魚すくい・相合傘・シンクロ)」
燕 路「厩火事」

・きいちさん、一之輔師匠ゆずりの「手紙無筆」でした。
 腕を上げて来てるなー。話し方なんかも似てきている。そりゃそうか。

・世津子先生はマジックから曲独楽に転向しているようですが、
 これはこれで面白い。

・圓十郎師匠も久しぶり。食べ物の話をやるのがよく似合う。饅頭怖いとか。

・文菊師匠の「湯屋番」は初めてかな。
 この人の女性の演じ方は色気があるよなぁと改めて。
 見た目はお坊さんに間違えられそうだというのに、そこがすごいところ。

・正蔵師匠、いつものとおり。休日のお客さんは大喜びでした。

・扇辰師匠「一眼国」、不気味な雰囲気の演出は客席が本当にシンとなる。
 いやー、本当にうまいなーと。

・花緑師匠は「火焔太鼓」でした。
 いつもトリネタでしか聞かないのでちょっと驚きました。
 時間の関係かマクラなしでそのまま入る。
 かなり早口でもあり、元気にまくしたてる感じの全編で、
 私はちょっと違和感を感じてしまいましたが、これはこれでありなのかな。

・燕路師匠は「厩火事」でした。
 ここんところよくこの噺にあたるような。

恐懼謹言。

7/21(金)新作落語せめ達磨69@なかの芸能小劇場

2017年07月22日 | 噺とか
前回の天どん師匠の独演会の時にチラシを見て来てみました。
新作のネタおろしの会ということで、今回が初めてです。

ぐんま「グレコ奮闘記」
天どん「願いヶ浜」
花いち「ビルズ」
-仲入り-
楽 一「紙切り」
めぐろ「うっちゃり詐欺」

・前座のぐんまさん、レスリング部に所属していた時の思い出を、
 半ドキュメンタリー風にしてまとめたもの。
 いやー、普段の寄席では古典をやっているところしか見たことがないので、
 新作をやるとこんな風になるんだなぁと。
 座布団を使ってのバックドロップなど、普通じゃできないよなぁ。
 白鳥師匠譲りのハチャメチャぶり。
 天どん師匠も「似てるなぁ」とつぶやいていました。
 これで会場がおかしくなってしまったような。

・天どん師匠は「願いヶ浜」という噺。
 仕事をさぼったサラリーマンがたどり着いた砂浜は、
 砂浜に願いを書けばかなうという夢のような場所。
 そこに上司やら社長やらが現れて・・・という感じ。
 男の心情を独白のセリフに表すあたりがなんとも天どん師匠っぽい。

・花いちさんの「ビルズ」は、焼き肉店とボクシングジムが同居するビルの話。
 ボクシングジムでダイエットにいそしむも、
 下の階にある焼肉屋さんで食べ過ぎてしまって・・・というお話。
 まぁまぁ、こういうナンセンスさは好き。
 しかし、協会幹部から自動ドアが開く所作を注意されたとは。
 そこんとこの話が一番印象に残ってるかも。

・楽一さんの紙切り、やはり「バックドロップ」がお題に。
 忘れたから、と、ぐんまさんを呼んでさっきのポーズをやらせる。
 実はそのポーズのせいでヘルニアを患ってしまったとか・・・
 大丈夫かいな。

・めぐろさんは、パワーストーンのブレスレットを買わせようとする女の話。
 こういう詐欺ってあるんだろうなぁなんて思ってしまう。
 本題自体はそこまで長い時間の話ではないので、マクラがたっぷり。
 もう少しやりなれてくると面白くなるかなぁ。

全体的にお客さんの数も満席という感じでもなく、
のんびりと話を聞くことができました。

恐懼謹言。