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PubとBarの訪問記

Burns Night

2006-01-30 00:11:16 | Beer
 注意事項・・・写真が多いです。

 29日にグッドビアクラブ多摩支部主催のBurns Night(バーンズ・ナイト)に参加しました。Burns Nightとは、18世紀のスコットランドの詩人で、「ハギスに捧げる詩」を詠んだロバート・バーンズの誕生日(1月25日)にちなみ、スコットランド料理のハギスを頂き、ビールやウィスキーを飲み楽しむ日のことです。
 私はグッドビアクラブのイベントには初めての参加になります。会場は中野坂上近くのBar & Brasserie Cromdaleというお店です。

 頂いた式次第もしっかりとした紙質で、本気度が伺えます。
 開会のことばの後、バグパイプの演奏がありました。やっぱり、バグパイプの奏でるサウンドは魂に響きます。いいえすね~。
 食前のお祈りがあり、ハギス入場です。今までいろいろなところでハギスを頂きましたが、今日ほど仰々しくハギスを頂いたことはありません。

 (入場したハギス)

 そして、ハギスに捧げる詩の朗読が始まりました。詩は予想通り、結構過激です。ハギスを神々しいとか豪勢だとか。まあ、想定しているのはイングリッシュでしょうが、「つまらぬものばかり食べている奴らはしなびた草のように弱々しい」に対してハギスを食べて育った者(スコティッシュ)は「歩く度に大地は振るえ、こだまする」などのように、ハギスを讃えながら、ハギスを食べるスコットランド万歳(+くたばれイングランド)な過激な詩です。

 Black Malt Whisky Scarecrowで乾杯しました。この乾杯の音頭は「The Haggis!」です。
 このウィスキー、結構強いです。パンフレットを見たら40%でした。

 アルコール2つ目はIsle of Skye Blavenです。スコットランドスカイ島のビールでしょうか。説明によれば、スコットランドのビールにしては小麦が多く使われているそうです。濁っているのは酵母が残っているからでしょうね。これはとても飲みやすいビールで、1つ目でなければもっと飲みたいところです。

 そして、食事が運ばれてきました。
 一品目はスコッチブロスです。羊の肉とキャベツ、小麦(?)、ニンジンなどが入っていました。シンプルなスープでおいしく頂きました。

 二品目はスモークサーモンと真鱈のマッシュです。サーモンは身が厚い物でした。またマッシュは初めは普通のマッシュかと思っていましたが、いつも食べているマッシュのような食感がなかったので、式次第を読み鱈と確認しました。とても軽い食感で、あっさりしたおいしさがありました。また普通のマッシュよりも多く食べられそうです。

 3つ目のアルコールはBelhaven St.Andrews Aleです。ゴルフで有名なスコットランドの地名が付いています。
 このビールは伝統的な透き通ったエールビールです。飲みやすいですね。

 メニューにはありませんでしたが、チップスが運ばれてきました。このチップスはしっとりとしたもので、脂っこさがなく、おいしく頂けました。

 4つ目のアルコールは大山Gビール スコティッシュエールです。これは今日飲んだ中で一番アルコールらしくないものでした。他のものが個性あったからでしょうか。

 四品目はハギスの登場です。ポテトとカブが添えられています。
 辛さはそれ程ありませんが、とてもハギスらしいハギスで、羊の肉や麦が大きな粒でありました。このフォークですくい難さというのがハギスを食べている実感があります。

 5つ目のアルコールはMcEwan's Scotch Aleです。イワサさんのお話
では・・・・この辺りはイワサさんのブログで紹介されると思うので、ここでは割愛します。
 赤銅色のエールビールです。

 最後のビールはTraquair Jacobice Aleです。店長さんから説明を聞いたのですが・・・・酔っていたためか忘れてしまいました。
 愛国者のビールだそうで、確かこのビールの造っている名家の当主はスコットランド王室が復活するまで家の正門を開けないとか何とかの話を聞きました。そして王室はもうないので、永遠に開かない門となったそうです。この表記されている年も何か関係あったような・・・
 このビールは香りは強いです。今日飲んだ中で一番気に入った個性的なビールです。
 

 最後はデザートとして、Ichiro's Maltの生チョコレートです。 このチョコレートは最後のアルコールのIchiro's Malt Single Caskと同じ蒸留所で作っている(のだったかな?)。この辺りは記憶があいまいでメモも取ってなかったです。
 チョコレートはアルコールの風味は感じられませんでした。とてもおいしくひょいひょい食べることができました。

 先に紹介した最後のアルコールIchiro's Malt Single Caskは、香りをかごうとするだけで、アルコールの強烈さが分かるもので、そのアルコール度数が60%です。ほんのちょびっとしか口に入れていないのですが、飲むと咳き込みました。

 さすがに全部は飲めませんでした。私には無理かなと。飲むなら近くにホテルの部屋を取って明日は会社休む勢いが必要です。
 チョコレートに合わせてみることもしましたが、アルコールが強過ぎて、合うも何もありませんでした。合う訳がないです。
 グラスに10倍の水を入れても、アルコール度数は6%ですから、先に飲んだ大山Gビール スコティッシュエールまでの3種類のビールよりも度数が高いです。

(頂いたビール5種類)

 そんなこんなで終わりの時間が来てしまい、最後は参加者みんなで大きな一つの輪を作って、腕を前にクロスして、両隣の方と手を繋ぎスコットランド民謡の蛍の光を歌い終わりました。
 
 帰りは新宿まではイワサさんとご一緒して、イワサさんは恵比寿へ、私は調布まで寝て帰ってしまいましたが、今日も運良く調布到着前で起きることができ、無事に家に着くことができました。

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