グレートノーザン鉄道

アメリカのグレートノーザン鉄道の実物(歴史、資料等)と鉄道模型(HO:レイアウト、車両)に関するプログです。

関節型蒸気機関車

2005年04月18日 | 実物・車両
関節型蒸気機関車(Articulated Locomotive)とは、複式のマレー、単式、シェイ等のギヤードロコも含めた広い概念です。グレートノーザン鉄道では、ロッキー山脈越えやミネソタ州のメサビ鉱山からの鉄鉱石輸送に強力な機関車が必要であり、多くの関節型蒸気機関車が活躍していました。GNの関節型蒸気機関車は、Lクラス(2-6-6-2:L-1,L-2)、Mクラス(2-6-8-0:M-1,M-2,M-3)、Nクラス(2-8-8-0:N-1,N-2,N-3)、Rクラス(2-8-8-2:R-1,R-2)、Zクラス(4-6-6-4:Z-6)に分けれられます(写真はR-2)。このうち、Lクラス、M-1、N-1は複式マレーでしたが、その後MクラスとNクラスは単式に改造され、M-2、M-3、N-2、N-3等に進化しています。GNは自社工場での改造が好きで、相当数のLクラスとMクラスがOクラス(2-8-2)に改造されています。