沖縄・台湾友の会

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『Danger Zone』は本当に次の『X論文』か? 【アメリカ通信】

2023-02-10 13:26:57 | 日記
THE STANDARD JOURNAL~アメリカ通信~┃ http://www.realist.jp
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├ 『Danger Zone』は本当に次の『X論文』か?
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▼『Danger Zone』は本当に次の『X論文』か?

みなさんこんにちは

和田です。

前回のメルマガで、『Danger Zone』論文が
現代の『X論文』だということを紹介しました。

『X論文』は対ソ連冷戦時代のアメリカの
50年間の方向性を決めた論文です。

『Danger Zone』は対中冷戦時代のアメリカの
数10年の方向性を決める論文なのです。

前回の『X論文』との違いがあります。

それは、対中「冷戦」時代と書きましたが、
「冷戦」でなく、熱い戦争、実際に人が死ぬ戦争
になる可能性が高いのです。

日本はすでにEEZに中国から
ミサイルを打ち込まれています。
前回のソ連との冷戦と違って、
日本に近いというか、偶発性からも
日本が確実に戦場として巻き込まれる可能性が
非常に高いという点です。

こういう説明をすると必ず、

『X論文』の偉大さ、重要度はわかりましたが、
『Danger Zone』は本当に次の『X論文』なのですか?
という疑問がわきますよね?

私はこの質問を奥山先生にしました。
さらに付け加えて、
「ハル・ブランズもマイケル・ベックレーも
           若いじゃないですか?」
と。

奥山先生は『Danger Zone』翻訳段階で
ベックレーらともやり取りをしており、
既にこのX論文ぶりを肌感覚で味わっています。

答えはこうです。

事実、『Danger Zone』が出版された当初は過激だとか、
むやみに煽っているとの批評があったそうですが、
それも治まり、現実には、この若い二人が交互に
毎週のように公聴会に呼ばれまくっている
事態になっています。

ペタンゴンに二人でブリーフィングに行くこともあります。

「米中対立は、マラソンでなく、ここ5年間の短距離走で、
追い込まなくてはならない。」

という、この「Danger Zone戦略」をアメリカの政治家は
もう認識しているのです。


『Danger Zone』はもはやアメリカの方針になりました。

ついに東アジアは『Danger Zone』に入りました。
そして、日本も『Danger Zone』戦略を
取らねばなりません。


『Danger Zone』を理解することが
日本の政治にとっても当然重要となります。

アメリカからの圧力か?
岸田首相はあの「検討使」ぶりをすっ飛ばして、
「戦略三文書」を決定しました。

産業のコメである半導体でも中国を締め上げる方針が
次々と進んでいます。

しかし、日本のエリート達はまだまだ
『Danger Zone』戦略を知りません。

実際『Danger Zone』を理解していない財界には
まだ中国とのビジネスを拡大しようとする経営者もいます。

危険です。

難しそうなんで、
我々、ひとりの国民としてはどうなんですか?
という人もいると思います。

もちろん『Danger Zone』戦略を理解して欲しいと思い、
奥山先生が大胆に解説しました。


奥山先生は「米中20年戦争に備えよ」シリーズの
音声講座を作ってきましたが、
今回のDanger Zoneの解説はまさに、
その「米中20年戦争に備えよ」の続編になります。

今回の音声講座の内容は以下のようになります

『DANGER ZONE』徹底解説~米中20年戦争に備えよ!part.9』


パート1:Danger Zone とは何か?
本書の位置づけ(収録時間 36:00)

パート2:本書の各章の内容説明
(収録時間 47:45)

パート3:日本が求められていること
(本講座の論考、奥山の考え)
(収録時間 34:57)

パート4:まとめ
(収録時間 20:27)


さらに、早期購入者用に、
Danger Zoneの要点を学ぶための
ポイント
(収録時間 17:22)

を「おまけ」として期間限定でパッケージします。

価格35,000円です。

ですが・・・
さらに・・・同じく期間限定で・・・

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(和田 憲治:https://twitter.com/media_otb )


セイモア・ハーシュが「ノルドストリーム破壊の背景にCIA」と爆弾発言   ただちにホワイトハウスは否定したが。。。。

2023-02-10 13:25:54 | 日記
「宮崎正弘の国際情勢解題」 
    令和五年(2023)2月10日(金曜日)
       通巻第7629号  <前日発行> 
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セイモア・ハーシュが「ノルドストリーム破壊の背景にCIA」と爆弾発言
  ただちにホワイトハウスは否定したが。。。。
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セイモア・ハーシュは、誰がノルドストリームを破壊したかについて、独自の調査を行い、パイプラインを爆破したのはロシアを装った米国の秘密作戦だったと結論付けた。
ハーシュといえば「ソンミ村の虐殺」やイスラエルの核武装(「サムソンの選択」)など数々のスクープで知られるジャーナリストだ。リトアニア系ユダヤ人で、ニューヨークタイムズでも辣腕記者として鳴らした。

 そのハーシュが匿名の協力者を得て、ホワイト ハウス、CIA、ペンタゴを取材し、爆破計画は2021年12月まで遡ることを突き止めた。特別チームはジェイク・サリバン大統領補佐官の下で結成されたという。

 米海軍は、パイプライン攻撃には新型潜水艦の使用を提案した。空軍は、遠隔操作で爆弾を投下するシナリオも議論し、CIAはいかなる作戦であれ秘密でなければならないと主張した。アメリカがノルドストリームのパイプラインを爆破したという暴露である。

CIAは、深海ダイバーを使い、パイプラインに沿って爆発を引き起こす秘密作戦の計画を作成した。
2022年初、CIA 作業部会はサリバンに「パイプラインを爆破する方法がある」と報告し、その直後にウクライナ民主化で暗躍するヌーランド国務次官が「ロシアがウクライナに侵攻した場合、「ノルドストリーム2 は前進しません」と記者会見で答えている。

 ロシア侵攻前の2月7日、バイデンは訪米したショルツ独首相と会い「ノルドストリームは私たちが終わらせます」と発言したという。ドイツのロシアへのエネルギー依存体制を物理的に終わらせるとドイツはウクライナに肩入れせざるをえなくなる。

協力国があった。
捕鯨の国、ノルウェーは米海軍の深海潜水チームの作戦遂行の兵站を支援した。ノルウェー海軍は3700名でベルゲンに主基地があり、フリゲート3隻が主力。潜水艦・ミサイル艇を有し、フロッグマン部隊が有名である。

3月の或る日、米海軍チームがノルウェーに飛んで、シークレット・サービス並びに海軍と打ち合わせを行った。


▲ノルウェーは「森」ばかりではない
   潜水夫部隊を誇るNATOの一員である

デンマークのボーンホルム島から数マイル離れたバルト海の浅い海域に「適切な場所」を見つけだした。
パイプラインは260 フィートの海底に沿って1600メートルほど続く脆弱なポイントで、これは潜水夫の活動範囲内である。

2022年9月26日、ノルウェー海軍哨戒機がソナーブイを投下した。信号は水中に広がり、数時間後、強力なC4爆薬が作動した。四本のパイプラインのうち、三本が使用不能に陥った。

しかしノルウェーが何故こうまで前向きだったのか?
北欧諸国の中でノルウェーは1949年にNATOに加盟している。しかしEUには加盟せず、またユーロにも加わらないで独自の路線を進める。

じつはノルウェーは天然ガス、石油の「輸出大国」である。ポーランドへ海底パイプラインが繋がるほか、750キロのパイプラインをドイツへ繋ぐ計画が進行中だ。

ノルドストリーム爆破は、オスロ政府にとって、米国主導の機密作戦でこれに秘密裏に便乗することは国益に直結するというわけだ。

 23年2月8日、ホワイトハウスは「ノルドストリームの爆発の背後に米国がいると主張する情報があるが、虚偽であり、完全なフィクションである」と否定した。


日韓合意と安倍元首相の言葉 【阿比留瑠比の極言御免】

2023-02-10 10:25:57 | 日記
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日韓合意と安倍元首相の言葉 
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      【阿比留瑠比の極言御免】




 8日発売の『安倍晋三回顧録』(中央公論社)を早速読んだ。読売新聞の橋本五郎特別編集委員らが計18回、36時間にわたりインタビューした生前の安倍氏の肉声を伝えるもので、安倍政権時代のさまざまな出来事がよみがえる。外交政策から政治家の人物評まで網羅的に聞いた470ページ以上の中で、平成27年12月の日韓慰安婦合意の部分について感想を記したい。

 問題を「最終的かつ不可逆的に解決」することを約束した慰安婦合意では、日本政府は翌年、韓国政府が設置する財団に10億円を拠出した。ところが韓国側が結局、合意をほごにしたため、失敗だったとの見方がある。この件について安倍氏はこう述べている。


[「道徳的優位に」]

 「確かに合意は破られてしまいましたが、日本が外交上、Morai High Ground(道徳的に優位な立場)になったのは事実です。国際社会に向かって一度合意したことで、私は先方と会う度に『君たちちゃんとやれよ』と言える立場になったわけですから」

 合意について、筆者は28年1月、安倍氏に「10億円はさっさと渡して、完全にボールを韓国側に預けた方がいい」と意見を述べたことがある。安倍氏は答えた。

 「私も最近、そう思うようになった。今回は世界も注目しているから、約束不履行で責められるのは韓国の方だ」

 また、「道徳的優位」という日本では普段あまり使われない言葉について、筆者は当欄などで過去に何度か言及している。例えば次のようにである。

 「現状の韓国政府の不作為にしても、日本側にとっては当初から半ば織り込み済みのことだろう。それならばこっちは素早く10億円を拠出してしまい、あとは韓国側の合意不履行を責めて、道徳的優位に立った外交を行えばよかろう」(28年7月28日付)

 「韓国メディアが好んで使う表現を用いれば、日本は『道徳的優位』に立っている。(中略)後はただ、韓国側の約束不履行について、高みから見下すように信義違反しかりつけ、約束実行を迫り続ければよいのである」(29年12月28日付)

[「もう謝罪しない」]

 また、安倍氏が同書で「私を含めて、今後の日本の首相は、慰安婦問題の『い』の字も言わなくて済む合意というつもりでした」と語っているのにも懐かしく覚えた。安倍氏は合意翌日、筆者にこう述べていたからである。

 「今後、(韓国とは)この問題について一切、言わない。次の日韓首脳会談でももう触れない。そのことは朴槿恵(パククネ)大統領との電話会談でも言っておいた。昨日をもってすべて終わりだ。もう謝罪しない」

 当時の安倍氏の「子供たちを、謝罪の宿命から解放する」という強い決意と緊張感を思い出す。ただ、安倍氏が同書でこう振り返っている部分には少しだけ違和感を覚えた。

 「保守派から『韓国に金を出すなんて、安倍は血迷ったのか』と厳しく批判されました。そういう中で、(ジャーナリストの)櫻井(よしこ)さんたちも苦しかったと思いますが、しっかりと私を応援してくれました。櫻井さんは『このお金は、韓国との手切れ金だ』といった主張をして、保守派を宥(なだ)めてくれた」

 櫻井氏本人にもどうだったか確かめたが、「手切れ金だ」と言ったのは櫻井氏ではなく筆者だったのではないかと思う。安倍氏が不帰の客となった今となっては、もはや詮無いよしなしごとだが。


宇宙の粗大ゴミをAIが監視し、宇宙船の運航を円滑に   中国の宇宙AI開発をイーロンマスクはいかに聞いたか?

2023-02-10 10:23:57 | 日記
「宮崎正弘の国際情勢解題」 
    令和五年(2023)2月10日(金曜日)弐
       通巻第7630号  
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 宇宙の粗大ゴミをAIが監視し、宇宙船の運航を円滑に
  中国の宇宙AI開発をイーロンマスクはいかに聞いたか?
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 イーロンマスクはビックリした(に違いない)
 なにしろスペースXが打ち上げている宇宙衛星は毎月一本のペースである。

 中国軍の『解放軍報』によると、西安衛星管制センターの科学者主導プロジェクトは、地球に近い宇宙空間で「粗大ゴミ」を自律的に監視し回避する AI アルゴリズムを開発したという。

 宇宙の宇宙船、ステーション、人工衛星、ロケットなどの運航状況を AI が監視することになれば、火星への夢の旅立ちも近い? 

しかしこのプロジェクト、中国が先行しているのだろうか?

 宇宙ゴミの多くは旧型人工衛星や使用済みロケットで、そのうちの36000個以上が直径 10センチを超えている。
ゴミと宇宙船はともに高速で移動するため、小さな粒子との衝突でも宇宙船に深刻な損傷を与え、もっと多くのゴミが発生する。

AI 技術を使用することで、情報の取得、処理、普及の速度と品質が向上し、安全な宇宙環境に不可欠なサポートが提供される可能性があると中国の開発者は唱えているが、表向きの研究課題の裏に、宇宙におけるAI戦争の実態があるようだ。
中国の軍事的野心は宇宙にも無限に拡がった。