春を求めて大和国、河内国、紀州の国、そして熊野路へ来ました。
三重県・熊野市・紀和町・大栗須です。
「丸山千枚田」です。

1993(平成5)年、530枚にまで減少していた棚田の復田と将来に向けた保存を目的として、地元農家31戸によって設立された「丸山千枚田保存会」と、同年、基幹産業であった鉱山の閉山を受けて当時の紀和町を中心に設立された財団法人「紀和町ふるさと公社」が、その後の棚田保全活動の中核を担った。
翌年、町により丸山千枚田条例が制定されると、本格的に棚田保全の取り組みが始められ、以後、オーナー制度をはじめとする交流事業、水源林の間伐事業や植栽などの景観創造事業、遊歩道や農道敷設などの整備事業などが積極的に展開され、現在、1340枚まで復田が進んでいる。