ホルマリンのマンネリ感

札幌出身苫小牧在住、ホルマリンです。怪しいスポット訪問、廃墟潜入、道内ミステリー情報、一人旅、昭和レトロなどなど…。

カルチャーショック・名古屋1人旅 その10

2012-11-02 20:30:34 | 旅行(道外)2012〜2017
※今回は大きな写真が多いです。あと、コレを書いている僕が札幌市民だということを前提に読むと楽しめます。


猛暑の中、栄地区に向かって歩きます。


名古屋城のお堀の周りをランニングしている人がずいぶんと居ましたが、あれは・・・?もしかして名古屋城、市民にとって皇居的な存在なのでしょうか?


城のすぐ近くに、特徴的なビルが2つ並んでいます。まずは名古屋市役所本庁舎

昭和初期(1933年)建設。登録有形文化財に指定されています。下の方を見れば重厚な近代建築といったところですが、名古屋城を変に意識してしまったのか、似合わない二層屋根のタワーが付いています。何とも言えない珍建築物で、珍スポット雑誌「ワンダーJAPAN」にも堂々登場。


しかし、隣の愛知県庁本庁舎と比べたら、まだ全然おとなしい方です。


問題の愛知県庁本庁舎。これだ!!

名古屋城再現しすぎだろ!!これで県の施設なんだからスバラシイ。

こちらは昭和13(1938)年建設(意外と歴史あるのね・・・)。国登録文化財。隣の市役所本庁舎に影響されてこのような建物になったらしいが、これはやりすぎでは。再現度は非常に高く、名古屋城の天守閣部分をそのまま持ってきた感じ(シャチホコはさすがに無いが、屋根がそれっぽい形に造形されている)。誰が見てもわかるとおり、普通のビルには全く似合っていない。こちらもワンダーJAPANに登場済み。
間違いなく、愛知県お笑い建築物ナンバー1である。

ちなみに、噂によると、この県庁舎のプラモデルがあるらしい。・・・すごく欲しいのだが。


そんな感じで街見物をしながらてくてく散策。で、横断歩道を渡るたびに思ったのですが、
名古屋市民は運転が荒い。

僕が横断歩道を渡っているところに、左折車がかなりのスピードで侵入してきて若干ビビる、という事が2回ほどありました。札幌ではこんな事はあまり無いように思うのですが・・・。


しばらく歩くと、久屋大通の端っこに来ました。ここをまっすぐ行けば栄のはず。

道の真ん中に細長い公園が続いており、市民がくつろいでいます。大通公園みたいですな。

公園内に、なにやらツルハシのようなものが。

「久屋大通の建設関係の石碑か?」と思い近づいてみると、これ、船のイカリでした(笑)
英国船「シリウス号」のいかりとの事で、名古屋・シドニー姉妹都市10周年記念で、シドニー市から寄贈されたものらしいです。

そうか!名古屋の姉妹都市はシドニーだったのか!!

公園内にはこの他にも、どこかの都市(すみません忘れました)から寄贈されたトーテムポール(ケツがやけに生々しい)などもありました。


ちなみに・・・。今歩いている「久屋大通」、道幅が100メートルある事で有名。昔から聞いたことがあり、今回持ってきたガイドブックにも堂々と書いてありました。「いったい何車線だよ!?」という長年の疑問、そして気になる道路の様子を確かめるつもりだったのですが・・・。
どうやら、道路の真ん中に伸びているこの公園を含めた道幅が、「100メートル」という事らしいです。

ズルイぞ!!それだったら札幌の大通公園の道路も同じくらいあるよ!

まぁ、クルマ社会の名古屋市なので、基本的に道幅は広いんですが。


途中、喉の渇きがMAXだったので、サークルK(このコンビニも札幌にはありません)にてお茶を購入。・・・この3日間お茶ばっかり飲んでるな・・・


テレビ塔が見えてきました。もうすぐ栄です。

…ますます大通公園みたいになってきたな。ちなみに地下には「セントラルパーク」というイカした名前の地下街があります。

名古屋テレビ塔・・・1954年完成。東京タワー、通天閣、そしてさっぽろテレビ塔と設計者が同じ。高さ180メートルで、札幌のテレビ塔(147メートル)よりデカい。
札幌生まれ札幌育ちで、昔から札幌テレビ塔に親しんできた僕にとって、勝手にライバル視しているタワーである(笑)。


・・・もはや大通公園にしか見えなくなってきたぞ。いつの間にか札幌に帰ってきたのかな?

テレビ塔、外観が見られただけで十分だと思っていますんで、展望台には登りませんでした。

僕の本当の目的は、テレビ塔のすぐ隣にあるのです!!

本日はコレを観るために栄に来たと言っても過言ではありません。個人的にかなりレベルの高い仰天建築物だと思います。


・・・準備はいいですか?コレです!!


その名も、「オアシス21」!!


栄を代表する巨大商業エリアですが、巨大なガラスの構造物が宙に浮いていて異様な光景すぎる。近未来都市みたいだ!

しかも吹き抜け!!解放感たっぷりです!




しかも!!この屋根、上に登ることが可能!!早速エレベーターで向かいます!!


「水の宇宙船」という名前が付いております。ネーミングも近未来的で良い。

中心には水が張られております。通路はスモーク・ガラスですが、水の部分はスケスケの普通のガラスで、吹き抜けのはるか下を歩く人々が見えます。

何もかもブッ飛んでいて最高です。コレの設計者が知りたい。


名古屋テレビ塔がよく見えます。

シルバー一色で無機質な感じですね・・・。何か物足りないかも。

水張りの屋根から見た栄の街聖地・サンシャイン栄が見えます(笑)

ちなみに、この屋根部分、水が流れているにもかかわらず太陽がギラギラで結構な暑さ。こんな猛暑の日に歩いているのは僕だけでした。


吹き抜け部分に降りてきました。「銀河の広場」とまた洒落た名前がついています。

天井の水がユラユラと影を作っていて素敵です。海をモチーフにした広場らしく、魚をかたどったオブジェが並んでいました。
柱時計や消火栓も、透明で中身丸見えなデザインで素敵です。


こちらもお洒落な恐竜(パラサウロロフス)のオブジェ。ちなみに、この「オアシス21」の公式キャラクターも、可愛らしいパラサウロロフスの「いやしす」。ナイスな名前。


吹き抜け部分に椅子がたくさん並んだ休憩スペースがあったので、少し休みます。一応建物内(?)ですがスズメとハトがウロチョロしておりました。・・・まぁこの施設の構造上仕方ないですね(笑)。
休憩後、しばらくオアシス内でウィンドーショッピング。思いがけずトミカショップを見つけて大興奮。


「オアシス21」、エキサイティングな施設でした。


さて・・・帰りの時間がだんだんと近づいてきています・・・。続きは次回。


次回!!いよいよ最終回!無事に名古屋旅行は終了するのか?
近日公開。