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ホルマリンのマンネリ感

北海道在住、ホルマリンです。旅行、怪しい珍スポット訪問、廃墟潜入、道内ミステリー情報、昭和レトロなどなど…。

札幌→稚内 ママチャリ激走400キロ その8

2014-09-08 22:44:22 | 日本四端制覇への道
2日目 午前8時半  ~ジェットコースター~


おえっ。
さっきのカフェオレが逆流してきそうだ…。
ダラダラした坂道を、立ち漕ぎでヒィコラ登りました。

8:39 いつの間にか羽幌町に入っていたようです。

コイツはペンギンではない。オロロン鳥(ウミガラス)である。
日本では、ここ羽幌からフェリーで数時間の場所に浮かぶ天売島でのみ繁殖しており、数も少なく絶滅危惧種。
「オロロンライン」の名はこの鳥から由来しています。

羽幌町・市街地

いや~、羽幌がこれほどまでの都会だとは思わなかった。
ずーーっと寂しい風景の中を走っていたので、なんだか安心します。

実は、僕の父は天売島で生まれ、ここ羽幌で育ちました。
せっかくなので天売島、焼尻島への連絡船が出ているフェリー乗り場も見ておこうとも思ったんですが、港までちょっと遠いので止めました(←すいません…)。

8:53 道の駅「ほっと・はぼろ」に到着。

雨足がそれなりに強くなってきたので、とりあえず雨宿りします。

…留萌をスタートして53・96キロ。今日の目的地まで、あとちょうど半分ぐらいでしょうか。
地図を確認しながら雨の様子をしばらく見ていたんですが、止む気配ナシ。
本降りとまでは行かないんですが、自転車にとっては不快レベルの雨。

う~ん。出たくねぇ。

ちょっと疲れたし、ここで2時間ぐらい滞在したかったんですが…いや、これからもっと雨が強くなるかもしれない。
本格的に天気が崩れる前にさっさと出発だ。


突然の大雨に備えて、近くのコンビニで合羽を購入。
次のコンビニがいつ現れるのか分からないので、買えるうちに買っておかないと。
町と町の間で天気が崩れても困りますからね。



いや~、壮大すぎる!

羽幌を出た後から、例のアップダウンゾーンが本格的に始まります。
坂を登りきったと思ったら、こんな風景がドドンと現れます。何回も。
進んでも進んでも、また同じような坂道の風景が登場するので精神的に辛い。
つまらないので写真も撮っていません。

立ち漕ぎ→疲れたら座って漕ぐ→立ち漕ぎ、という組み合わせで少しずつ登っていきます。
道行くトラックやバイクに格好悪い姿を見せたくないので、あまり自転車から降りたくありません(笑)。

降り続く雨の中、頑張って坂道を登り、車道を思いっきり下る。
まるでジェットコースターです。

当初は坂の数を数えながらクリアしていこうと思っていたんですが、途中からよく分からなくなったので終了(笑)。
こういうツラい場所では、心を「無」にして進むのが一番だ!わははは。


巨大な漂着物を発見

すごいなぁ~コレ。どこから流れてきたのでしょう?


長~いアップダウンの数々をひたすら越えて…。
10:25  初山別村に到着!

ついに「村」ですよ!コンビニも見当たりません(ジュース買いたいんだけど…)。
それにしても、ジェットコースターのエリアは終わったのでしょうか?

コンビニを探しながら村を通過していると、寂れた商店の前に自販機が!
いや~良かった。ここで水分補給が出来なければ少し危なかったですね(^_^;)。


遠別町まであと22キロ!!

昼過ぎくらいには辿り着けるでしょうか?
この先もアップダウンが続くのかどうか…。

羽幌線の廃線跡、発見♪

当時の橋がそのまま朽ちています。よく考えたら凄い事ですよね。

…そして再び長大な坂道が出現。
もう限界だ。降りる。

別に「自転車を降りてはダメ」なんてルールは誰も作っていませんから(笑)。
車もあんまり来ないし、周囲には誰も居ない。堂々と押して歩こうじゃないか!(^O^)/


だいぶ登ってきました。

ここは晴れていたら最高の眺めでしょうね!
初山別村の観光案内にも「オロロンライン屈指の眺め」と書いてありましたよ。

ここにも廃線跡が。

ひたすら一直線に延びる路盤跡。その先にはトンネルまで確認できます!
いつか内部も散策してみたいですね~。

歩いて坂を登るのも疲れたので、再び自転車に跨って駆け上がりました。
すると…。
頂上からは絶望的な光景が。


本日最強の刺客、登場。

ぁ…あれを、今から、自転車で…。おえっ。


もう見たとたんに戦意喪失したので、再び自転車から降りました(笑)。
しばらくして登りきると…。


あぁ~。まだ続くのかよ…。


こういうアップダウンの道には、唯一の良いところがある。
振り返るとどこまでも見渡せるので、向こう側の坂から後続の車が下ってくるのが丸見え。
つまり、相当前から危険を予測できるのです!
巨大なダンプカーや観光バスが遠くに見えた時は、ちょっと進んでから路肩に避難。

なかなか来ない。

恐ろしいほどの静寂の中でしばらく待っていると、轟音を響かせてようやく追い抜いてゆく。
見晴らしの良い道なので、みなさん結構な速さです。

あんなにスピード出しているのに、登ってくるのも随分と時間がかかるもんだ。
改めて道北地方のスケールを感じます。


ダラダラした坂道は、自転車にとっては最悪の敵です。
そんな道をいくつも越えて、そろそろ肉体的にも限界に達したころ…。道路の様子が変わりました。


平坦な道がぁぁぁ!!
もう終わったんだね?終わったんだよね!?

本日の目的地・遠別町まであと10キロも無いでしょう!
ラストスパートです!スピード上げてくよ~(^O^)/


ここにも廃線跡


相変わらず小雨が降る中、遠別町へ向けてひたすら激走。
どうか大雨にならないでくれよ~!

しかし。
後ろを振り返ってみると、何とも不吉な積乱雲が…。

どんどんこっちに迫ってきています(汗)。
急がないと!



次回、2日目ラストです。
雨雲とまさかの大接戦!そして…素敵な宿に辿り着きます。

続く。
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札幌→稚内 ママチャリ激走400キロ その7

2014-09-04 14:06:34 | 日本四端制覇への道
2日目 午前7時  ~風車の丘~

苫前町に入りました。


オロロンラインの見どころの一つ、
上平グリーンヒルウインドファームが見えてきました!!



苫前町は道内屈指の強風地帯とも言われる地域。特に、冬期間は海から吹きつける強風と地吹雪がハンパないらしい。
そんな「厄介者」とされてきた風力を活かそうと、広大な丘に作られた風車群は壮観と言うしかありません。
総数39基、総発電出力:5万600キロワットらしいです!

本日は風も弱いため、風車もゆっくり、数台が回っているだけでした。
…それにしても運が良かった。もし暴風だったらチャリで進むのも地獄だったと思われます。


丘を迂回するように道路は続き、しばらく進んだ後に振り返って見てみると…、
信じられない風景が広がっていました。



スゲェェェ!!!
大地にニョキニョキ生える風力発電機たちは、まるでオモチャのかざぐるまのよう。しかし、一機一機のスケールが違いすぎます。
だんだんと感覚がおかしくなってきて、自分の大きさが分からなくなってきてしまいました(^_^;)。


7:49 苫前市街地に到着。


苫前といえば、そこらじゅうにヒグマのキャラクターが目立ちます。
なぜヒグマかというと、かつてこの地は「三毛別羆事件(さんけべつ・ひぐまじけん)」という、日本獣害史上最悪ともされる惨事が起こった場所なのです。
大正4年、山間部の村「三毛別」に巨大なヒグマが出現、2日間で住民6人を殺したというその恐ろしさは『奇跡体験!アンビリバボー』でも再現映像つきで紹介されました。
山奥の事件現場には、巨大なヒグマの模型と共に「羆事件跡地」という看板が立ち、当時の開拓小屋がそのまま再現されています。
まさに苫前にとっては忘れてはならない歴史となっているわけです。


…そんな事を考えると、町の様々な場所に出現するカワイイくまさんのキャラクターはいかがなものかと思ってしまうんですが…。

「羆事件跡地」はなぜかB級スポットファンには有名物件で、ぜひ観光したかったんですが、だいぶ道から逸れた山奥に存在するという事なので今回はパス(涙)。
そろそろお腹が空いてきた頃なので、朝食タイムといきましょう♪
…そうです。まだ朝から何も食べていなかったんですね。

セイコーマートで朝食ゲット(^_^)

北海道のコンビニといえばセイコーマート(略して「セコマ」/「セイコマ」)である。特に道北地方のコンビニは、他の大手があまり出店していないのでほとんどセコマである。

…実は僕、人生初のアルバイトがセイコーマートだったりします…。
1年くらい勤務したので、良い部分も悪い部分もほとんど知っています(^_^;)
まあ総じて言うと、「ホットシェフ」のコーナーで作った商品は最強だという事です(笑)。


近くにちょうどいいお花畑があったので、ここで朝食タイムとひと休み。



ぶはぁぁあ!
カフェオレ美味しいぃぃぃ!

…生き返った。


偶然辿り着いたお花畑でしたが、なんともステキな場所でしたよ。

ブイ製のキャラクターがあちらこちらに隠れています♪食後に散策して遊びました。

現在、留萌を出発してから44.97キロ。天気は相変わらず小雨が降ったり止んだり。
よし!さっさと行くか!


苫前の市街を抜けると、だんだんと登り坂が出現。


坂を登りきった先には…。


う~む。始まったか…。

この先、恐らく今回の旅で最も過酷なゾーンが始まります。
こんな感じのアップダウンの道が永遠と、20回ぐらい連続して続くらしいです(^_^;)
自転車にとっては地獄のエリア。

行くか!


と、その前に。
最初の坂を下った場所に、またもやブイアートの楽園がありました♪



ちょっと怪しいく●モンが居るかと思えば、なぜかド●えもん色のドキ●ちゃんなど謎キャラも多数(笑)。
細長い形のブイは、ちゃんと顔長いキャラに流用しているのがイイ仕事してらっしゃる。

いや~楽しい♪道北地方はアーティストの宝庫ですね!
また良い作品を拝見させていただきました♪



しかし…。
旅は徐々に過酷さを増す…。


続く。
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札幌→稚内 ママチャリ激走400キロ その6

2014-09-02 13:25:07 | 日本四端制覇への道
8月19日(挑戦2日目!)  ~低気圧とレース~

はい。早朝4時に起床しましたよ。
さっそく窓から空模様を確認してみますが、まだ雨は降りだしていない様子。
本日の天気、留萌管内は昼ごろから雨との予報だったので、降り出す前にさっさと行けるところまで進んでしまおう、という作戦を考えたわけです。

テレビの天気予報を見てみると、札幌の街は既に大雨のようです。もう道南・道央エリアには雨雲が到達しているわけですね。
次第に北部にもジワジワ北上してきて…夜には北海道全体がスッポリ覆われてしまいます。

僕もひたすら北を目指して進んでいるわけですので、本日の工程は雨雲から逃げるように北上するという、いわば「低気圧とレース」状態。
ははは、前代未聞のバトルですね!(笑)


ということで、早朝5時にホテルを出発。

本日の目的地は、留萌から再び100キロ近く進んだ遠別町という小さな町。
天候や体力など調子が良ければ、さらに20キロほど先の天塩町まで行きたいな~、とも考えています。
大雨が降る前になんとか到着したいですが…。おそらく途中からは過酷な雨天走行になってしまうでしょうね~。


留萌の中心部から、海岸沿いの232号線に入ります。


やっと日本海に出ました♪

ここからは、通称「オロロンライン」と呼ばれているこの一本道をひたすら北上するわけです。
たぶん、同じような海岸沿いの風景がずーーーーーっと、永遠に続いていくと思われます(^_^;)。
道中には小さな漁村や港町がポツポツと点在するのみ。
村と村との距離がとんでもなく離れているので、食糧補給など慎重に考えていかなければなりません。
「コンビニ見つけたら迷わず入れ!」というのが、ここでの自転車旅行者にとっての鉄則らしい。

…なお、ここからのエリアは数本のバスしか走っておらず、内陸側に山をひとつ越えないと鉄道は走っていません。
つまりこのエリアでリタイアしても、戻るのが非常~に大変。嫌でも走破しなくてはなりません…。
続行かリタイヤかを決めるのは、先ほどの留萌がラストチャンスだったというわけです。

午前5:32 小平町に入ります。

本日も風がほとんどないので、非常に走りやすいです(*^_^*)
前日に150キロ走行した割には、意外にもヒザ下が少し痛いくらいで体力はまだまだ余裕。

昨日から思っていたんですが、次第に車のナンバーが「札幌」から「旭川」へと増えていくのがとても気持ちいい。
これは自らの足で旅するものしか味わえない快感ですね!


ようやく看板に「稚内」の文字が現れました!!

あと177キロという距離は、はたして遠いのか近いのか。
あまり考えたくありませんし、距離感覚は昨日から狂ってしまいました(笑)。


巨大な看板に、ネッシーみたいな首長竜の立体デザインが。
なんで首長竜なの?」と思ったら、北海道で初めて恐竜の化石が発見されたのが、ここ小平町らしいです!
知らなかった…。

小さな小平の市街地を抜ける途中に、今回のルートで唯一のトンネルである「新小平トンネル」が。

それほど長くないトンネルだし、必要以上に広くてきれいな歩道が整備されているので全く問題ありませんでした。
まず早朝という事もあるかと思いますが、交通量もほとんどありませんでした…。


トンネルを抜けると、なんにも無い平坦な道がひたすら延びます。



そして、ここでポツポツと小雨が…。
それほど強い雨ではなく、その後も降ったりやんだり。

この道はたまに車が途切れるので、気持ちよ~く、順調~に進むことができましたよ♪
晴れてたらもっと楽しかったでしょうね~。




何もない…。


とりあえず、現在の目標地点は26キロ先の羽幌だな。
あそこは結構な街だったと思う。
食事か休憩は羽幌でとろう。

そんなことを考えながらも、だんだんと単調な風景に飽きてきたところで…。
おぉっ、これは!!

廃線跡だ!!
そうです。今でこそ鉄道の通っていない留萌~天塩、幌延間ですが、かつては「羽幌線」と呼ばれる国鉄路線が走っていました。
141.1キロにも及ぶ長大な路線でしたが、自家用車の普及に伴い利用者が激減し、1987年の国鉄民営化とともに消滅してしまいました。なんだか寂しいですよね…。
この先、道路と並行して旧・羽幌線の跡地がずっと続いていくようですので、この他にも遺構との遭遇が期待されます♪


午前6:24 道の駅「おびら鰊番屋」に到着。なんか工事してるじゃん…。

左の写真です。かつてのニシン番屋の転用かと思ったら、すぐ隣にある「旧花田家番屋」(こっちは本物の番屋。右の写真)に合わせてデザインされた建物なのだそうです。

旧花田家番屋のほうは明治38年建設、「日本最北端の重要文化財」だそうです。
明治から昭和にかけて、小平町や周辺の日本海沿岸の地域では膨大な数のニシンが押し寄せ、浜の住人はあまりの大漁に歓喜。小さな港町は潤いました。
しかし昭和30年以降にニシンの群来が突然消えてしまい、栄えていた港町もあっという間に衰退してしまった、という悲しげな歴史があります。



ニシン漁がもたらした過去の繁栄に思いをはせながら……休憩。


雨が降る前に出発!


次回!
寂しい海岸沿いの風景。旅は果てしなく続きます。

続く。
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札幌→稚内 ママチャリ激走400キロ その5

2014-08-31 21:15:21 | 日本四端制覇への道
1日目 午後2時半。  ~山の向こう側~


ひたすら留萌を目指して…。まだまだ平坦な道です。

ちょっと休憩。さすがに疲れてきたな~。


直線道路を進んでいくと、だんだんと木々が増えてきて、前方にゆるやかな上り坂が出現しました。
本日のヤマ場と思われる「美葉牛峠」の入り口に到着したようです。

この峠、標高100メートルとそれほど高くは無いんですが、1日中チャリ漕ぎっぱなしの足で今から挑むのは辛そうですね…。

峠の入り口に、これまた広大なひまわり畑が。




車やバイクで通りかかった人も、道端に駐車して写真を撮っていました。
峠越えを前にした者への最後の楽園といったところでしょうか。


ドド~ン!これが美葉牛峠の入り口だ!!


さっきからチェーンがズレまくる不調なギアを「4」に入れて挑みます。
くねくねした緩い登り坂をシャカシャカ進んでいくと、さすが峠だけあって景色が一変。すぐに周囲は深い森。

うん、意外と辛くないな♪

この調子で進みたいけど、いったいあとどれぐらい続くのだろう?
ずっと登り坂だったら恐らくブッ倒れる。留萌まで辿り着かずにジ・エンド。

そんなことを考えながら、2~3個めの大きなカーブを登りきったところでまさかの光景が…!



…えぇ!?もう頂上ですか!?

まあ結論を言いますと、美葉牛峠は全然たいした事なかった。
ちょっと心配しすぎましたね(笑)。

という事で、無事に峠を制覇!
留萌市にイ~ン!


ここからは、ひたすら峠を下る坂道♪
上り坂が少なかった割に、かなりの距離を下るのでありがたいです!(^-^)


結構なスピードで坂道を快走した後は、再び平坦な道が永遠と続きます。


周囲には豊かな森が広がっていて、海側へと向かっている感じが全くありません。
そしてここからが長かった……。

さっきまでは「留萌まであと30キロでしょ!?近いじゃん♪」とか思っていましたが、冷静に考えると結構な距離ですよね(^_^;)
距離感覚がだいぶマヒしてきているので、冷静な判断が出来なくなっています(笑)。


途中から、こんどは留萌本線と並走します。
ということで貨車駅ふたたび♪

こちらは「幌糠」駅。道北地方の貨車駅はこのカラーリングが多数。
昔のワゴン車みたいで好きなデザインです(*^_^*)



いや~、留萌の町はまだか!

この風景にはもうウンザリしてきました。海に向かってるというのに、さっきから山しか無いじゃないか!!
カーブがあるたびに「あそこを超えたら視界が開けて日本海登場か?」なんて思い続けていますが、ぜ~んぜんそんなことも無く。
だんだんとイライラ倍増。

なお、若干の上り坂の道が現れてきましたが、「ちょっとツラくなってきたな…」と思うと下り坂が出てきてくれるので素晴らしいです。ありがとう233号線。


おやおや。だんだんと街が。

見なれた看板の数々がなんだか安心します…。
ずっと広大な田園地帯&山道でしたからね~(^_^;)

理想は、山の切れ間に広大な海が見えて「海だぁ~!!やったぁ~!!」とか叫びながら丘を下って行く事だったんですが、道が平坦なのでそんな事も無く…(笑)。

16:30 留萌市中心部に到着!!

まぁ~小さな街といった感じですが、すでに僕にとっては大都会レベルですよ(笑)。
日本海に面した街ですが、海が全く見えないのでそんな感じはしませんね~。

JR留萌駅


ふぅ。とりあえず本日の目標地点に辿り着けて安心しました!
いや~、留萌って自転車で来られるもんなんだね!(←他人事)。


駅構内はなにやら昭和のにおいが…。
なお、待合室の観光案内コーナーにて、明日以降に通過する村々の案内地図があったので頂きました。
これから重要な情報源になるに違いない…。


留萌といえば、夕日が美しい「黄金岬」が有名な観光名所ですが、もうこれ以上移動する気力は無いのでさっさとホテルへ直行。
あぁ~、結局今日は海は見られなかったな~。


本日のお宿 「ビジネスホテルR-inn」

16:48到着。素泊まりします。
なんか小さいマンションみたいな見た目だけど、中は立派なビジネスホテルでしたよ♪

受付時、宿泊者カードに「札幌市南区…」と書くときは軽くドヤ顔をしていただろうと思います(笑)。
フロントのおねえさん、「本日は車…いえ、自転車でしょうか?」と僕の事情をよく分かっていらっしゃるw
たぶん、他の自転車旅行者も利用しているホテルなんでしょうね。

自転車の事もよく気を使ってくれ、防犯のためにロビーで自転車を保管してくれるらしい。
ちょっと申し訳ない気持ちになりながら、チャリ君をフロントに運び入れました。
ママチャリを目にした時の、おねえさんの引きつった笑顔は一生忘れる事はないでしょう(笑)。


あぁ~!!やっと着いた~!
ひと休みした後、夜の留萌中心部に繰り出し、近くにあったすき屋で夕食(笑)。
せっかく海の幸が美味しい港町に来たのにそれは無いでしょ!とツッコまれそうですが、いいんです!
今回の旅の目的は、あくまで「札幌→稚内 ママチャリ激走」ですから。


結局、本日の走行距離は150.60キロを記録(^_^;)。
予想以上に遠かったよ!留萌さん!
もちろん自己ベスト。我ながらよく頑張った。

宗谷岬まで、
あと235キロ―。




夜、寝る前にテレビの天気予報をチェック。
うげっ、あした雨じゃん!
しかも「道北地方は大気の状態が非常に不安定となり、急な大雨や雷が……

きのうまでは曇りの予報だったはずなのに!なぜだ~!
何といっても、僕は雨天での走行を最も嫌う男である。しかも大雨と雷だなんて(汗)。
どうするよ…。


次回、道北地方縦断開始。
低気圧接近中!急げ!

続く。
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札幌→稚内 ママチャリ激走400キロ その4

2014-08-29 09:59:27 | 日本四端制覇への道
1日目 正午。  ~ひまわりの里~





雨竜町に入りました。

このへんの「雨竜」「北竜」という地名は個人的に大好きです♪
もっと道北のほうにある町だと勝手に思っていたんですが、意外と道央寄りなんですね。

これまた小さな雨竜の中心部を抜け…。

道の駅「田園の里うりゅう」に到着。

実は、今回の旅では「道の駅」に寄り道するのが地味に楽しみだったりします(笑)。

少し休憩しようと駐車場に自転車を停め、普段と同じように二重に鍵をかける。
あはは。なんか変な感じだ。
壮大な旅の途中なのに、これじゃあ近所の書店に行く時と同じじゃないか(笑)。

スマホ君を確認してみると、現在の走行距離は100.84キロ。いつの間にか100キロ超していて驚きです。


・・・なんか僕の自転車だけ場違いですね(^_^;)


本日の目標地点・留萌まであと40キロらしいです!!

とりあえず安心。なんとか辿り着けそうです♪



13:00 北竜町に入る。

北竜町といえばひまわりが有名。作付面積100ヘクタールという全国一の規模を誇っているのだそうです。
期待したとおりに、道路沿いの至る所にひまわりがたくさん。ちょうど見ごろですよ!やったね!

そのほか、街灯にひまわりのオブジェがずらっと取り付けられていたり、農業用倉庫に可愛いイラストが描かれていたりで町全体がとても賑やかな雰囲気です(*^_^*)。

13:14 道の駅「サンフラワー北竜」に到着。

どうですか!?この素晴らしいデザイン!!
何やらテーマパーク的ですよね。道内の「道の駅」の中でも異彩を放つ存在だと思われます。中は意外と普通ですが…。
なお、ホテルと温泉が併設。

ここでベンチに座って昼食タイム。
ついでに、夕方までには留萌中心部に到着できそうなのでホテル予約をすることに。
事前に調べていたので、メモ帳を見ながら最も安いビジネスホテルに電話。
幸いにもすんなり予約完了♪

ここから留萌中心部まではあと30キロくらいかな?
よし!ホテル目指して頑張るか!


道の駅の近くに、可愛らしいひまわり畑が。




…今年も夏を満喫してるな~♪
だんだん楽しくなってきました(*^_^*)


「札幌から100キロ」の看板

ついにここまで来たか。恐らく「江別市」との境界線から測った距離でしょうね~。
僕は自宅から計測しているので100キロなんてとっくに超しています(汗)

「碧水」にて左折し、233号線に入ります。

ここからは、留萌に向かってひたすら海側を目指す一本道です。
「美葉牛峠」が待ち構えているという事ですので、山道になっていくのでしょうか…?


相変わらず平坦な道をしばらく進むと、また素敵な路肩アートが♪

・「タイヤ星人」


コミュニティーセンターの前に堂々といらっしゃいました。交通安全の人形らしいです。
かつて、北海道内にはこのような人形が至るところに存在していたようですが、現在では絶滅危惧種。
この「タイヤ星人」という名前は、以前に当ブログにもコメントをいただいた「244」さんが名付けたものです(*^_^*)
氏のホームページ「自己満足 北海道」には、道内のあらゆるタイヤ星人の画像が網羅されて圧巻です。
歴史なども詳しく調べておられるので、興味のある方はぜひ。

いや~、また良いものが見られました!



次回!1日目ラストです。
留萌のホテルには辿り着けるのでしょうか?

続く。

※最後になりましたが、みなさん、数々の嬉しいコメントをありがとうございます!
のんびりペースになってしまいますが、これからも頑張って更新していきます(^_^)
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