泉区生活支援ネットワーク

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笑顔詰まった弁当だヨ 障害者作業所の宅配好評 仙台

2010年08月05日 | 施設情報
 仙台市太白区四郎丸の障害者小規模作業所「フリースペース ソレイユ」の作る宅配弁当が好評を博している。施設を利用する障害者が盛り付けや配達を担う弁当の「売り」は、地元の農家が育てた米や野菜だ。配達エリアも太白区内にとどまらず泉区にまで広がっている。

 弁当を作っているのは、19~62歳の障害者22人とスタッフ9人。障害の種別や程度に応じ、ご飯の計量やおかずの盛り付け、仕分けや配達、洗い物を分担している。
 配達は週4日で、メニューは火曜がカレーライス、水、木、金曜が週替わり弁当。前日までに予約を受け、1日平均200~250食宅配する。
 評判の食材は、ソレイユを応援する地元四郎丸地区の農家女性5人組「マザーズマーケット」が市価より1、2割安く提供している。
 ソレイユは2002年、施設長の菅井明里(あけり)さん(57)が、1人の障害者の女の子のために義母の家を開放してスタート。ボランティアのお母さんたちとカレーライスの宅配を始めた。
 03年に小規模作業所へと衣替えし、週替わり弁当も作るようになった。施設利用の障害者も増え、今年1月には調理施設を新築した。
 マザーズマーケット代表の菅井すみ子さん(59)は「弁当の数はもちろん、作り手の施設利用者も増えて自分のことのようにうれしい」と話す。
 イベントを開催すると住民が手伝いに訪れ、近くの農家が無償で野菜を提供してくれることもある。「地域の人たちが支えてくれたから、ここまで続けてこられた」と明里さんは感謝する。
 「宅配に行くのが楽しい」「お客さんの笑顔を見ると力になる」と、障害者にとっても弁当づくりは張り合いになっている。明里さんは「多くの障害者が安心して、楽しく来られる場を提供していきたい」と語る。
 弁当は配達料込みでカレー350円(大盛り400円、特盛り450円)、弁当400円(大盛り450円)。連絡先はソレイユ022(241)1046。
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