伊豆の渓流を考える日々

Fishing club HUSLER 伊豆前戦基地
伊豆の渓流、釣行報告等を書き留める。
渓流オフは海を楽しむ。

Myタックル「渓流トラウト1」

2007-05-09 | タックル
まったりと過ごした黄金週間、渓流へは初日に河津川本流に入るも「ボ」な結果。だけで後はオフショア2回、近場でエギング、他はダラダラな過ごし方。例年抱えている仕事のケリが着かぬまま休みに入り、仕事も半端、随って釣りも半端でもっとこうすれば良かったと後悔を残しての黄金週間終了なのだが、今年は残り仕事も無し、際だった計画も無しで黄金週間を過ごして終了。ダラダラ過ごしたのに何故かスッキリ。なんか嬉しい。とか言いつつダラダラでブログの更新もしなかった。別に毎日更新なんて考えてないし思いつくままに書くのだが、渓流釣行も無いし、何を書こうかと考えるに、せっかく「タックル」のカテゴリーを作ってあるのでこの機会に私の愛用タックルを書き留めておこうと思う。

私が初めて渓流に入ったのは2002年6月のことである。それまでは河津川の河口でヒラスズキ、ライトタックルでメッキや根魚をやるソルト一辺倒のルアーマンだった。親しい釣友に渓流をやろうと誘われていたが「フレッシュ」はやらないなんて頑なにソルトにこだわっていたのだが、職場の同僚に誘われて6月の興津川(実は餌釣りオンリーの川)に初釣行以来、雪崩の如く渓流にはまるのだが、その時は川の鱸釣りにライトタックルにこだわって使っていたウエダのトラウトスティンガーTSS-77、6Lbのラインでランカーを何本か獲っているのだがさすがに渓流では長すぎ、強すぎ。ウエーダーもディープウエーデング用のごついナイロンチェストハイ、暑い、歩きにくい。でも、堰堤落ち込みで見事に初釣果を付けることが出来たのです。24㎝イワナ(アメマス系)でした。初渓流を経験してからはドップリはまっていき落ち着くまでは次から次ぎへとタックルを替えていくのである。初渓流の経験からすぐにウエーダーを買った。格好、機能にこだわり透湿素材のソックスタイプ、ウエーディングシューズ流石にゴアテックスは買えず、安いKENのを買ったのですがその時にグラベルガードを買わなかった、今思えば無知でした。
ロッドとリールは中古でダイワのシルバークリークSの6フィートとシルバークリークS1500番が渓流らしいタックルの始めである。約1シーズン近く使ったが、少しずつ解ってくると色々考える。途中、もう少し張りのある方がとかで柔らかめのバスロッドを衝動買い、バランスは良いのだがはじいてしまい、失敗。メバル用に自作したロッドを改造、先調子で良いのだがベンディングカーブが変、失敗。

そうこうしながら渓流に足げく通い、もっとしっくりくるロッド、欲求が募るばかり。リサイクルショップでウエダのストリームトゥイッチャー<ボロン>その上アルミスクリューシートを見つけてしまった。あこがれのウエダである。比較的安かったので即バイト。ロッドに合わせてオクにてリールを入手、TZ-1500iA。62と少し長いが素晴らしい、下手くそな私でもピンポイントにアスリートが入る。トゥイッチングもスムーズで今までよりもヒット率が確実に上がったのにビックリ。しかし、バラシが多い、リーリングの腕が付いていかずで、掛かるが獲れない。自分の技術が伴わないのを棚に上げてもっとしっくりくるロッドが有るはずとまたもや欲求が募る。

ついにスーパースティンガーSi <ボロン>に手を出してしまった。
ホームの河津川は大きな魚は少なく小さいのが多い。もっと繊細なロッドが欲しい。
ウエダのカタログを見ていたらSSS-60Siボロンの説明書きに「ウエダのトラウトロッド群の中で一番繊細なロッド」の文字を見つけてしまったのです。これはいけません。我慢できずについに購入。腕がそこまで行ってないのに手にしてしまった。2003年のシーズン終了間際の事である。禁漁までに2回ほど釣行した。手に馴染むんです。アスリートがピンポイントにポンポン入るし、魚が掛かるとしっかり曲がってバレが少ない。スバラシイでも今までのロッドワークだとアスリートの動きが少し違うような気がする。何も解らぬままシーズンオフに成ってしまい、オフの間はウエダのチーフロッドデザイナーである西村雅裕氏のQ&Aやら釣りビジョン「トラウティスト・ドリーム」で究極のミノーイングを研究イメージする日々。西村氏が語るにはあこがれでスパースティンガーを持っているが本当に使いこなしている人が非常に少ないとの事。私もその中の一人、ましてや一番繊細な60である。西村氏は他にも「マスターするまでに少なくとも1~2シーズン掛かる。」とも言っている。運動神経、リズム感、反射神経共に劣る私の場合、2004年、2005年、2006年と既に3シーズンが過ぎたがまだまだの様な気がする。今シーズンも修行は続きそうだ。
使ううちに特殊なトゥイッチングの為か気を付けないとティップで石を叩いてしまうことがある。一昨年トップガイドのSiCリング破損、少しは心得が有るので自分で交換、スレッドカラーをオレンジにしてちょっとオリジナリティーを付ける。昨年は原因は不明だが2番3番ガイドのSiCリングが割れているのを発見。修理に出そうかと迷ったが以前ストリームトゥイッチャーのガイドをロッドホルダーに引っ掛けた時にガイドが外れたのを思い出した。ウエダのロッドはブランクのベンディングカーブを綺麗に出す為かガイドスレッドをラッピングする時にガイドのフットまで樹脂を充填していないようなので試しに割れたガイドのラッピングの一部を削って外すとすっぽり抜ける。4番ガイドも少し緩み加減なのでこの機会に全てのガイドを外し、エポキシ樹脂を充填してガイドを固定し直し、当然割れたガイドは交換した。この時点でウエダさんの設計から外れることに成ったのだ。西村さんには怒られるかもしれないが、わずかに張りと言うか堅さが増した感じで私としてはこちらの方が良い感じに成った気がする。ウエダさんごめんなさい。

リールはと言うと長いことオクで手に入れたTZ-1500iAを使っていたが昨シーズンはオクでエアリティー1500を落札、思いの外安い価格で落札できたが安かろう悪かろうで品物が届いてがっかり。しかし、機関はスムーズなんで1シーズン使った。
昨シーズンのオフにまたもやオクでちょっとした失敗。通常の落札価格よりも数千円下回る価格を入札したTD-ito2506がまさかの落札。これにはまいった。使う予定が無いのに届いちゃった。しかし、箱は無いものの非常に良い品物で使わないのはもったいない。
西村氏はSSS-60Siには軽量、繊細なロッド特性を生かすべく2000番以下のリールを推奨しているが、シチュエーションによっては2500番もセットすることが有るとか。試しにSSS-60SiにTD-ito2506をセットして振って見ることに、重量も軽量化された2506故にエアリティー1500と遜色なく、バランスも良い感じ。今シーズン当初から実践投入した処、すこぶる具合が良い。浅溝大口径スプールの為、飛距離がUp。お気に入りの山豊テグスのファメルトラウトは少し張りが有るラインの為か1500番の時はライントラブルがたまに有ったが、全くのノントラブル。苦手なリーリングも2番手大きい為かスムーズ、巻き合わせもバッチリ決まる様になり良いことばかりで、失敗かと思いきやよい買い物に成ってド派手なカラーリングには目をつむって、リールが決まった感じ。

Myタックル 渓流トラウト上流、源流、小河川用は
ロッド:UFMウエダ Super Stinger Si BORON SSS-60Si
リール:ダイワ、itoエンジニアリング TD-ito2506
ライン:山豊テグス ファメルトラウト3Lb、ファメルトラウト・デザイア3Lb