アップが遅れましたが、4月29日に当厳島神社の吟行に来られ、献句をされた方の作品をアップします。
雅楽の練習をしている時に吟行に来られたので、雅楽の説明と演奏を聞いて頂くと、素敵な歌を奉納して頂きました。
ゆく春の 受話器に届く 雅楽かな
龍笛(りゅうてき)の 指穴7つ かぎりへり
祥子
さやぐあり さんざめくあり 若葉風
若葉雨 タラレリ・タレと 平調譜
しづか
惜春や 畏みて聞く 越天楽(えてんらく)
春惜しむ あたためて吹く 笙(しょう)の笛
香霞
時ならぬ 客待て成すに 遅桜
篳篥(ひちりき)や 薄暑の爪の 美しさ
麗子
短い時間でしたが、これらの句から一つ一つの出来事を思い浮かべることが出来ます。客観的にしか感じたことがなかったので、共に過ごした時間についての俳句を頂いたことで、俳句の良さはこういうものだということを実感することが出来ました。
誠にありがとうございました!