田中長徳さんのブログで知ったんですが、写真家の佐々木崑さんが亡くなられたそうです。
http://chotoku.cocolog-nifty.com/blog/2009/04/post-a984.html
ぼくは佐々木さんには直接お会いしたことはなく、確か海野和男さんのパーティーだったかでチラとお見掛けした程度だったんですが、昆虫写真用カメラの工夫の仕方などでけっこう影響を受けました。
画像は1979年5月発売の『カメラレビューno.7』の一ページですが、ぼくが虫の写真を撮り始めた90年代初めに古本で購入しました。
当時は市販品を説明書どおりに使うだけでなく、目的に応じてどんどん工夫や改造を施すと言う昆虫写真家の姿勢に、非常にあこがれたのでした。
この記事で佐々木さんは、自身のシステムについて「中程度の野外撮影の携行機材で、倍率は3倍までは可能」と言うように書かれていますが、現代のデジタル一眼レフのシステムでも3倍(相当)の倍率を撮影するには、ちょっと工夫が要ります。
現在のぼくの高倍率マクロシステムは約9倍(相当)まで可能で、しかもできるだけハンディでコンパクトになるよう工夫してますが、そういう教えはすでにこの記事に書いてあるのでした。
GX200