嵯峨野へ散策にまず、この「野々宮神社」へ参拝へ。
天龍寺を先に行くなら、時間が有ればこの神社へ。
「野宮」とは皇女や女王が斎院になる時に、一年間潔斎する宮のでとこ、伊勢神宮に奉仕する「斎宮」の嵯峨野の地に、賀茂神社に奉仕する「斎院」の宮は紫野の地にももうけられることが通例という。
この野宮がどの斎宮のものかは、審らかでは無いですが、まだ、右京区西院にも野々宮神社が有り、これは醍醐天皇の朱雀天皇のときの斎宮である雅子内親王の野宮といわれているというおです。
ただ、黒木の鳥居、これは樹皮のついたままの素朴な形式のもので、全国にはあまり見られないと言う事です。(今は、コンクリートか朱塗りが主ですから)
「源氏物語」にも出てきますが、その事も、審らかででは有りません。
また、小柴垣はくろもじを用いた野宮の遺風をつたえており。
野宮は小倉山の巽なる藪の中にあり
という情景も変はらず、今も鬱蒼たる竹林や樹木に囲まれています。
右京区嵯峨野宮町1