京の話題

12000年以上続いた「平安京」の文化・寺社仏閣・お祭り等を紹介します。

京の話題(平安京その28)狛犬でなく狛猪のある神社-1

2011-10-08 08:03:26 | 京の話題

上京区に御有る、この神社は特別で、普通は当然のこと一対の狛犬が有ります。しかしこの「護王神社」はなんと、狛犬では無く狛イノシシが有ります。このいわれわ主祭神「和気清麻呂」(733~799)が「日本後記」に京より宇佐へ向かわれた際、災難にあわれた時に、300頭ものイノシシが現れて、「和気清麻呂」を守った事から始まります。

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「護王神社」の神堂です。祭神は「和気清麻呂公命」と「和気広虫姫命」です。

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「和気清麻呂」は、称徳天皇の蘢をえた「道鏡」を皇位につけようとする宇佐八幡の神託を確かめに赴き、それが偽りであると奏上したために、道鏡の怒りをかい、大隅に流罪されました。しかし、その後、道鏡が没すると、桓武天皇に重用されて、長岡京や平安京の造営に活躍しました。

「和気清麻呂」像です。姉の「姉広虫」(法均尼)は非常に慈悲深い性格で、京都の孤児83人をひきとり養育して子育て名神と崇めたてられました。

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手水舎もイノシシです。なんとここまでイノシシにこだわっています。

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た、まだまだ興味深い物が有ります。次回に譲ります。

上京区烏丸通長者町下る桜鶴円町385