京の話題

12000年以上続いた「平安京」の文化・寺社仏閣・お祭り等を紹介します。

京の話題(平安京その27)火と水の水火天満宮

2011-10-07 05:38:04 | 京の話題

堀川大通りの東に、ちょっと変わった神社が有ります。

名前のとおり、水難と非難除けの神社です。

延長元年(923年)醍醐天皇の勅願により「菅原道真」の神霊を勧請、建立されました。

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この神社は「菅原道真」の神祭でつきものの梅にもかかわらず、春になると桜で有名な神社です。あまり梅にこだわらないみたい?

境内に入ると不思議な「菅原道真」の伝説が残る「登天石」が有ります。

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延喜3年(903年)菅原道真の没後、都では落雷が多く、菅原道真の怒りではないかと言う説が広まりました。

醍醐天皇は道真が師と仰いでいた僧尊意へ祈願を依頼ました。尊意は天に向かい祈ると、道真の神霊が石の上に乗って表れ、やがて昇天、雷雨も止んだという事です。それが道真が乗っていた石です。

春になるとあまりにも美しい紅枝垂桜が有ります。来年の春まで待たなくてはなりません。

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もうお祭りの準備に、早々と神輿の飾りをすることをいとまが有りません。

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ここ「菅原道真」で有るにも関わらず、美しい桜を眺めることが出来ます。来年の春が待ちどうしいです。

水火天満宮:上京区堀川通上御霊前上ル扇町722