京の話題

12000年以上続いた「平安京」の文化・寺社仏閣・お祭り等を紹介します。

京の話題(その平安京65)赤穂浪士ゆかりの、本妙寺

2011-11-21 00:02:47 | 京の話題

ジャジャーン、皆さま御心配をかけまして有難うございます。先週の金曜日に階段の上から落下して、下から五段目かな?六段目かな?四段目かな?の角で痛烈に腰を強打しました。その時の痛恨の痛さ、しかし立っても歩けるし、ケンケンも出来るから、病院には行きませんでした。リンゴパワーでかなり回復しました。皆さまも階段(怪談)にはくれぐれもご注意を。以上、経過報告。本題に。

平安神宮や国立近代美術館、市美術館、市動物園等のある岡崎の文化エリアだから、庶民の生活道からの公の幹線道路に一寸入った雰囲気で少し面喰います。

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本妙寺は、その広くなった仁王門通りのすぐ北に有って、祥光山と号する日蓮宗明覚寺派のお寺が有ります。

政和4年(1315年)日蓮から京都の布教を遺言された日像が岩倉巡業のおり、代官の渡辺氏が帰依、自邸を寺として創建したことに始まります。

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その後は、中絶、天正2年(1575年)本山明覚寺の日典が再興したことに始まります。

寺院はごくせまく、この寺の墓地に赤穂浪士「吉田忠左衛門と、その子「沢右衛門」「貝賀弥左衛門」の墓が有ります。京都には、大石神社、祇園一力茶屋(仮名手本忠臣蔵七段目)など赤穂浪士にちなむ所が多く有ります。

赤穂義士のフヮンは一度訪れては。来月は、討ち入りの月です。

左京区仁王門通東大路東入ル北門前町490


京の話題(平安京その64)哲学の道起点、熊野若王子神社

2011-11-20 00:03:22 | 京の話題

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哲学の道、又東山の寺社を散策する人達が道中の安全を祈願する神社です。

哲学の道・東山の社寺を散策する人達が道中の安全を祈願する神社です。

 

御神木である梛(なぎ)の葉で作ったお守りは、数々の悩みをナギ倒すとしてよろこばれています。

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永暦元年(1160年)後白河法皇が熊野権現を禅林寺(永観堂)の守護神として観請せられ祈願所とされてきた正東山若王子の鎮守でした。

夷川通りに鎮座せられていた室町時代の恵比寿を祀っている「足利尊氏」「足利義政」がこの地に花を愛で宴をひらいたと伝えられています。

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境内にお祀りしてある等身大のえびす様は、開運商売繁盛を祈願する人等の神様として、有名です。

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哲学の道を散策する前に、この神社に祈願しましょう。

左京区若王子町2


京の話題(平安京その63)有名な通称、真如堂

2011-11-19 00:02:09 | 京の話題

正式には「鈴声山真正極楽寺」(れいしょうざんしんしょうごくらくじ)という、長ったらしい名前です。しかし「真如堂」と言わないと誰も分かりません。

京都でも5指の中に入る景色のよいお寺です。

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三重の塔もこのお寺に良くあっています。

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立派な三重の塔です。

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創建は正暦3年(992年)比叡山の戒算上人。一条天皇の勅願寺となり天台宗の巨刹として荘厳な伽藍を誇りました。しかし、応仁の乱などで全ての諸堂が焼失し、寺地をてんてんとし、足利義政 の寄進で文明16年(1484年)この地に再建されました。

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しかし、その後天台宗から浄土宗に改宗して又移転を繰り返して、ようやくこの地に元禄6年(1693年)戻りました。

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深秋になると紅葉がひじょうに美しく、「もみじの真如堂」といわれています。

左京区浄土寺真如町82


京の話題(平安京その62)サーカスの狛犬?、宗忠神社

2011-11-18 00:04:01 | 京の話題

有名な真如堂を散策する前に、清閑とした静かな神社を散策します。宗忠神社(むねただ)です。冬の雪景色、春の桜、秋の紅葉は綺麗です。

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黒住教の教祖である黒住宗忠を祭神としています。黒住宗忠は安永9年(1780年)に備前国、今村宮の禰宜(神主)の三男として生まれ、禰宜を継ぎました。胸の思い病になりましたが、強い信念で回復し、さらに文化11年(1814年)の冬至の朝、日の出を拝んでいる時に「天命直授」という神人一体の霊感を得ました。

信者は武士・地主・豪商などが多く、宗忠没後も高弟たちが中国から四国近畿地方に教線を広めました。本神社は、五摂家の中の二条家や九条家の信頼を得て文久2年(1862年)に今の地に社殿を建立しました。あわせて幕末の孝明天皇の勅願所となりました。

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狛犬がちょっと変わっています。なんと二匹とも逆立ちです。体操選手に御利益が有るかも。

何故、このような狛犬が有るかと神主さんに聞いたところ、全くの不明と言う事です。本当に不思議です。

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私一人の為に祝詞をあげて頂きました。(無料で)

真如堂の帰りにこの不思議な神社も散策を。

左京区吉田神楽岡町30


京の話題(平安京その61)12所明神を祀る、石座神社

2011-11-17 11:16:29 | 京の話題

もとは岩倉地区の産土神でした。二社の社殿が建つ神社です。

二社のうち、東社は、石座・新羅・八幡・山王・春日・住吉・松尾・賀茂の八明神で、西社は、伊勢・平野・貴船・稲荷で合計十二社明神を祀っています。(いっぺんにぎょうさん祀ってんのやな)当然、延喜式には含まれていると思います。

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石座神社の東社西社です。

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神社の碑文には、現在の社殿は火災後、天正20年(1592年)に建造その後、明和3年(1766年)に再建造されたと言われています。

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石段を上がった東社に子供がくぐれるくらいな小さな鳥居をもつ「一言大明神」で小さい社が鎮座しています。

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「一言大明神」とは、「良い言葉」も「悪い言葉」も一言で効果が出る呪言神として「古事記」等に載っています。

左京区岩倉上蔵町302