京の話題

12000年以上続いた「平安京」の文化・寺社仏閣・お祭り等を紹介します。

アメリカのトップと、日本のトップとの「宗教観」の違いでアメリカ社会がよく分かります

2013-06-30 00:26:50 | うんちく・小ネタ

前記にて同じ「キリスト教」でも「カトリック」と「プロテスタント」の違いを簡単に、記載しました。

では、重要な「アメリカ大統領」の宗教観はどうか?

「アメリカ」では「カトリック」の信徒は「大統領」に就任できないと言われていました。1960年に有名な「ケネディ」は「カトリック」の信者でした。その為に「保守系」の「プロテスタント」の聖職者たちが中心として、「ホワイトハウス」が「ローマ法王」のもとの「カトリック・バチカン」に支配されると、大騒ぎになりました。当然「カトリック教徒」は「ローマ法王」の命令に従わなければならないからです。「ケネディ」が「大統領」になれば「ローマ法王」の国のもとに政治を行わなければならないからです。

そこで「ケネディ」は、「自分の信仰と国家への忠誠は別」と宣言しました。「私は、カトリックであるけれども、アメリカ合衆国のために尽くす。国家においては他国の指示は一切受けません」と、政教分離を宣言しました。

現在でも、アメリカは大統領候補が出ると、どちらの宗教かと問題になります。

一番よい例が「アメリカ大統領就任宣言」の時に、聖書に手を置いて誓います。日本の「総理大臣就任」では考えられないことです。日本の「内閣総理大臣」が就任の時に、仏典に手を置いて就任すれば大変なことになります。

第40第「レーガン大統領」が聖書に手を置いて誓う姿です。

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日本は前記にて記載したように「内閣総理大臣」は国会で「天皇陛下」が任命します。

しかし「日本の宗教」の多様なところがここにあります。「内閣総理大臣」は憲法の保証でどのような宗教徒でもなれます。

「麻生太郎」元「内閣総理大臣」は敬虔な「カトリック教徒」です。しかし、日本ではそれなら「ローマ法王」に日本国が従うのかという論議は一切有りませんでした。

第92代内閣総理大臣「麻生太郎」、現「安倍内閣」にて「副総理」兼「財務大臣」

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面白いのは、故元「大平正芳」内閣総理大臣は「プロテスタント」でしたが、「総理大臣」に就任したときは、正月には「伊勢神宮」に参拝するかと、記者達に問われましたが、彼独特の話方で有名な「あ~・う~」で誤魔化しました。(あの、話方も全て計算つくでした。頭の中はコンピュータ状態だったようです)

また「大平元総理」の有名な逸話の一つに、家では「写経」し、「金光教」のお言葉をつねに手帖にかいて国会に臨んでいたそうです。「総理」現職中におしくも亡くなりましたが、そうでなければ、現在の「日本国」の形は変わっていたかも知れない、偉大な「総理大臣」でした。

第68・69代内閣総理大臣「大平正芳」

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いかに、「日本国」の全ての人々が「宗教」に寛大かということが解かります。

寛大すぎて、あのおぞましい「オウム真理教」のような殺人集団が発生するのも、大きな問題ですが。

以上のように「アメリカ」が自由の国といっても、「宗教国家」、とくに強烈な「キリスト教」国家ということがよく理解できます。その点、「日本国」はいかに「宗教」にたいして寛容な国家であることが、解かると思います。


アメリカ社会の複雑な宗教の絡み合い、「カトリック」と「プロセスタント」のせめぎ合い

2013-06-29 00:07:20 | うんちく・小ネタ

前記にて、「キリスト教」の「カトリック教」と「プロセスタント」の違いを簡単に記載しました。

西暦395年に「ローマ帝国」が東西に分裂すると、二つの「ローマ帝国」の影響かに分かれた「キリスト教会」にも少しずつ違いが生まれ、1054年に分裂しました。

西が「ローマ・カトリック教会」、東が「東方正教会」(ギリシャ正教会)です。

そして、「ローマ・カトリック教会」からは、16世紀になって、「プロテスタント」が分かれました。

「カトリック教会」の資金集めの方法などを批判した人々が破門され別の教会を作ったものです。「カトリック」は、「ローマ法王」のもと、縦の一つの系列にまとまっているのに対して、「プロテスタント」はそのような上下関係はありません。

バチカン市国「カトリック教会」

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「ギリシャ正教会聖堂」

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「プロステタント教会」

そして「カトリック教会」と「プロテスタント」が世界中に大きな政治的、影響をおよぼすことになります。

世界の警察を自負する「アメリカ合衆国」に大きな影響を与えました。


資本主義を批判した「マルクス」の思想で国つくりをした「ソ連」「中国」でも「キリスト教」はあります。

2013-06-27 00:16:53 | うんちく・小ネタ

ごく普通に考えると、一見「社会主義国」(共産主義国)においては「宗教」は否定されます。

著名な西洋哲学者であり共産主義者の「カール・ハインリヒ・マルクス」の有名な言葉で「宗教はアヘンだ」と極端なことを言いました。これを吸うと人間は人格を失い、自己の主張をしなくなります。アヘンから遁げられなくなった人々は、「宗教」を信じることによって、、この世のさまざまな矛盾を解決しようとしなくなります、そして次の世に期待をもつようになります、と論じました。

 そうなると、「この世」の支配者を脅かす「宗教活動」が起こらなくなり、支配者にとっては至って好都合になります。「マルクス」は、「宗教」がそのような役割をはたしていると批判しました。そのために、「マルクス」の思想に基づいて国造りをしたのが「旧ソ連」や「中国」では、「宗教」が否定されました。全く恐ろしい思想で、国造りが行われたのです。

「カール・ハインリヒ・マルクス」(1818~1883年)

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「社会主義国家」といえども、やはり「宗教国家」なのです。かつての「社会主義革命」も、「ロシア革命」は「アレキサンドル 皇帝」を暗殺して、「レーニン」「スターリン」の「共産党」がとって代わって「皇帝」の座についただけのことでした。特に地方では顕著です。「共産党」(当時の名称は社会主義労働党)が、それぞれの地方にやってきて、この地区で一番の権力者を尋ねると、当然、大地主の名前が挙がります。それらの大地主を集めて、いっきに虐殺します。それで革命の成宗就になります。これからは「共産党」が支配すると宣言します。ただのトップが交代したにすぎません。権力が集中したにすぎません。(これが、共産主義の実態です)

 しかし、精神構造、中身は何も変わったわけではないのです。ですから、「ロシア正教」は生き延びました。「ソ連」が崩壊したあとになって、「ゴルバチョフ」は実は幼児洗礼を受けていたと告白しました。「共産党」の幹部たちも、みんなそれにならって「正教会」に通い始めました。一体どこが「唯物論」の国だったかという話の象徴です。あくまでも。

 ソビエト連邦初代大統領「ミハイル・セルゲーエヴィチ・ゴルバチョフ」

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「唯物論」とは精神に対する物質の根源性を主張する立場で、古くはインド・中国・古代ギリシア等にあり、哲学者のマルクス主義などの根源を経て、「宗教」などを一切否定する「哲学論」です。観念論や唯心論ともいいます。(もう、ここまでくると頭はゴチャゴチャです。ダイラケ、のボヤがポー・青火がポー状態です。これはあくまでも昭和中期の関西の漫才です)

 「ソ連」の一部だった「タジク共和国」「カザフスタン共和国」でも、独立して「タジキスタン」「カザフスタン」になった途端に、それまで影をひそめていた「イスラム教」が一挙に表に出てきました。

「ソ連」は、「共産党政権」のもと、表向きは「無宗教」と言っていましたが、内実は「無宗教」では無く、やはり「宗教国家」という証です。

中国もおなじことです。「儒教」や「道教」の教えが「共産主義」というものに代わっただけのことです。

「毛沢東語録」の「共産主義」も内実は「宗教国家」です。中国には、いまの「ローマ法皇」公認の「キリスト教=カトリック」と、「中国共産党」公認の「キリスト教=プロセスタント」との、二つの「キリスト教」があります。考え方はどちらも同じですが、「ローマ法皇」公認の「キリスト教=カトリック教」は「地下教会」です。非合法組織として弾圧されいます。それは「キリスト」の弟子のトップが「ローマ法王」で、一番偉い人になります。(それを、認めると”毛沢東”のメンツは丸つぶれです)それを認めることは「共産党」に忠誠を誓わない組織を認めることになります。よって、中国では「カトリック」が弾圧されているのです。(これは、解かりやすい表現です。私でもこれはいける!!!)

この仕組みは、「江戸時代」に「徳川幕府」が「キリスト教」を禁教した事と、形態こそ違いますが、よく似ているかもしれません。(あくまでも、総論ですが)

中国共産党公認の上海の「中国基督教協会」(当然、プロセスタントです)

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しかし、一応信教の自由を認めざるおえない為に「キリスト」は信じてもよいが、地上においては「中国共産党」公認の「キリスト教=プロセスタント」は公認というややこしい構造になっいています。つまり中国が「共産党教?」を「国教」とするおかしな「宗教国家」にすぎないという事です。その矛盾も若者のあいだで次第に崩壊しつつあります。

※「プロテスタント」は「ローマ・カトリック教会」から16世紀になって、「カトリック教会」の資金集めの方法などを批判した人々が破門され別の教会を作ったものです。「カトリック」は、「ローマ法王」のもと、縦の一つの系列にまとまっているのに対して、「プロテスタント」はそのような上下関係はありません。

次回は、「アメリカ大統領」は、「プロセスタント」でなければ、なれない不思議な構造を記載します。


同じ「イスラム教」でも複雑に絡み合う、シリア内乱の事をもう少し考えます-3

2013-06-25 00:15:41 | うんちく・小ネタ

シリアのアサド大統領は政治権力者を継承する時までは、ほとんど政治的な経験が有りませんでした。

彼が結婚した英国育ちで「スンニ派」の夫人は、アサド父子の出身母体である少数派の「アラウィー派=シーア派」による最大宗派の「スンニ派」支配というイメージを払拭することが期待されました。しかし・・・・・・・・。

 アサドは大きな波乱なく権力を継承しましたが、アサドの決定的な問題は政治的経験がほとんど無い為国政で主導権を握る事がせず、もっぱらハ―フェズ時代(前政権)以来の首脳が政務をおこなっていたのが政権の実態でした。生来の温厚な性格もあって、憲法で承認された絶大なる大統領権限は、前政権と変わるものでは無かったのです。そして、2007年5月に再任されました。アサド大統領(パッシャール)はただの操り人形の存在でしかありませんでした。

 以上の事が、このアサド大統領に火をつけたことが間違いありません。所詮、素人が最高権力者の座に着くと、想像もしないことが発生します。「北」も、もちろん例外ではありませんが。

 「シリアの内乱」

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「破壊された、シリアの街」

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再任された「アサド大統領」は少数派の「シーア派=アラウィー派」で、一気に多数派の「スンニ派」の弾圧を開始しました。これの発端は2011年のチュニジアの「ジャスミン革命」の影響によって「アラブ世界」各地で起きた(アラブの春)の一つでシリアの歴史上未曾有のものとなりました。

 シリア(ダマスカス)のまるでロボコップのような「機動隊」国民に容赦なく催涙弾を水平撃ちする、殺人集団です。

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世界最悪の独裁者にランキングされた「アサド大統領」(パッシャー・アル)

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2003年のイラク戦争後は、イラクからの難民や、逆にイラクに潜入する武装勢力がシリアに集まり、アメリカとの関係が悪化し、さらに2005年の「ラフィーク・ハリーリー前レバノン首相暗殺事件」をきっかけに欧米を中心とする国際圧力を受け、シリア軍のレバノンからの全面撤退を強いられました。レバノンや中東平和問題をめぐるイスラエル関係は現在も悪化のままです。北朝鮮と核開発で協力していると疑惑をアメリカに持たれ、2007年9月にはイスラエル軍による空爆が行われました。後に、北朝鮮と核開発で協力しているという見解をアメリカは公式見解として発表しています。

以下が「中東の詳細地図」です。「中東」と呼ぶのは、欧州から見て中ぐらいの東にある為に「中東」と言っているだけです。ですから、我が国「日本国」は「極東」になります。欧州の勝手なよびかただけです。(日本の地図は、中央に日本列島が有るのに、不思議な呼び方です)

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以上が現実ですが。メヂィアではあまり公表していませんが、実は「アサド政権」は少数派「シーア派」の勢力拡大が内にあるではないかと考えられます。国民を巻き込んだ同じ「イスラム教」どうしの騒乱がここにみられます。

少し偏見が入っているようですがあまり名誉でない、2010年ワシントンポストが発行する外交専門雑誌が「世界最悪の独裁者ランキング」は以下の順番です。

第一位:北朝鮮(朝鮮民主義人民共和国。金正日)高指導者(2011年没)

第二位:ジンバブエ。ロバート・ムガベ大統領

第三位:ミャンマー。タン・シェエ国家秩序回復評議会議長(2011年退位)

第四位:スーダン。オマル・アル=パシ-ル大統領

第五位:トルクメニス。グルバングル・ペルディムハメフ大統領

第六位:エリトリア。イサイアス・アフェウェキ大統領

第七位:ウズベキスタン。イスラム・カリモフ大統領

第八位:イラン。マフムード・アフマディーネジアード大統領国家主席

第九位:エチオピア。ギルマ・ウォルドギオルギス大統領

第十位:中国。胡錦濤国家主席(2013年3月退位)

 第十一位:リビア。ムアンマル・カッザーフィー最高指導者(2011年没)

 第十二位:シリア。バッシャール・アル=アサド大統領

 第十三位:チャド。イドリス・デビ大統領

 第十四位:赤道ギニア。テオドロ・オビアン・ンゲマ・ンバソゴ大統領

 第十五位:エジプト。ホスニー・ムバーラク大統領(2011年辞任)

 第十六位:ガンビア:ヤヒウゴ・ジャメ大統領

 第十七位:ベネズエラ。ウゴ・チャベス大統領(2013年3月没)

 第十八位:ブルキナファン。ブレーズ・コンパオレ大統領

 第十九位:ウガンダ。ヨウェリ・ムセベニ大統領

 第二十位:ルワンダ。ポール・カガメ大統領

以上の、第二十位までは、現役は十四人で、現在たったの六人しか、没するか辞任・退位していません。気の毒なのはなんの罪も無い国民です。「大統領制」は、一つ間違うと「大統領」自身に権力が集中する為に、アメリカ合衆国は別にして、「大統領」が独裁政治を生むことになる、恐ろしい仕組みです。ちなみに、日本国は「議会制民主主義」のために、独裁政治とは無縁です。

以上のように、「シリア」の「アサド大統領」は堂々の十二位にランクインされています。あくまでも西側の「アメリカ」からの見解ですが。

今、放映中のアメリカ映画「エンド・オブ・ホワイトハウス」の映画を観れば、なるほどと、あくまでも西側の立場で良く分かります。

我々日本人は、「イスラム教」のことは、あまり理解出来ませんが、「主に仏教国・日本」では到底考えられない、「シリアの内戦」は国民を巻き込んだ多くの命を亡くした先の見えない、泥沼の内乱です。

(たわごと)

おりしも昨年の10月25日に”たわごと”で記載した「日韓通貨スワップ協定」はやはり「竹島」等の問題で、今年の7月3日で打ち切りが決まりました。http://blog.goo.ne.jp/itodoya/d/20121025

これで、ますます韓国通貨「ウォン」の通貨不安が予想されます。もしかしたら、これが紙くずになるかも?

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※平成25年6月26日、一部修正、追加


宗教と国旗からわかる、イスラム教に翻弄されている、米ソの対立するシリア泥沼のシリア情勢のこと-2

2013-06-23 00:14:32 | うんちく・小ネタ

今、「シリア共和国」(名ばかりの共和国)では泥沼の内戦が起こっています。単なる、内戦では無く、根が深い、宗教の問題から起こった内戦です。この事は、メディアではあまり放送しません。

 前記にて欧州が「アフリカ諸国」「中東諸国」「東南アジア諸国」等を宗教にて植民地化してきたことを記載しました。http://itodoya.blog.ocn.ne.jp/blog/2013/06/post_1338.html#comments

 今、問題になっている「シリア」の国旗からみれば「フランス」から独立した国と一目瞭然です。

 シリアの国旗(フランスから、1946年独立、シリア共和国となる、その後紆余曲折がありますが)

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フランスの国旗(この国旗から、シリアの歴史が解かります)

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シリアの位置

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シリアの地図拡大図

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中東「シリア」の騒乱を知るために、「シリア」の宗教について知る事が必要です。

 おもにシリアの宗教は、「イスラム教」(スンナ派=スンニ派)70%、イスラム教(アラウィー派=シーア派)20%、キリスト教10%です。

およそ我々仏教国には到底理解できない、「イスラム教」です。世界のどの国も宗教の影響は多かれ少なかれ有ります。我々、日本人は、お正月に「神社」に参拝し、お彼岸さんに「お墓」にお参りし、クリスマスにはケーキで「ジングルベル」なんてなんて節操のない国かと。しかし、この「和」の心が有る日本が、仏教が伝来するまで、土地の「産土神」(うぶすながみ)を信仰し、仏教が布教されるとごく自然に和合して、「宗教戦争」などすることなく、平和に「神仏融合」して時代を送って来ました。

 しかし、「イスラム教」はすこしようすが違います。「イスラム教」は多くの派に分かれ、多くはスンニ派(スンナ派)とシーア派の二つの派が有ります。スンニ派は多数派です。多くのイスラム教徒が「スンニ派」に属しています。「スンニ派」は代代々伝えられてきた伝統を守る人々ということになります。

 他方、「シーア派」は、おもに「イラン」や「イラク」に信者がいます。他の国では少数派にと止まっています。「シーア派」は、「ムハンマド」のいとこで娘婿の「アリー」こそ「ムハンマド」の後継者になるべきだったと主張し、「アリ―の党派」と呼ばれてました。この党派のことを「シーア」と言い、その後「シーア派」と呼ばれることになりました。

 「ムハンマド」とは「イスラム教」の開祖で、「仏教」でいうと「お釈迦様」のようなものです。「仏教」では考えられない「イスラム教」は「一神教」です。(キリスト教やユダヤ教もそうですが、それが元で、よく宗教戦争が起こります)

シリアのことに話を戻しますが「シリア」は前記のように大多数が「イスラム教徒・スンナ派」で、、逆に、今の大統領「アサド」(パッシャール・アル)は、敬虔な少数派も「アラウィー派=シーア派」です。反体制派が大多数の「スンナ派」で有る事が、先の見えない泥沼化した騒乱になっている事が解かります。 

米紙ワシントンポストの週刊誌に「世界最悪の独裁者」ランキングの第12位に選ばれた「アサド大統領」国際法で禁止された化学兵器や「イラク」が以前「クルド族」に行った、細菌兵器や化学兵器を使うかもしれません。

「世界最大の独裁者」アサド大統領(パッシャール・アル)

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この、「シリアの内乱」を細かく記載するときりが有りませんが要するに、元は同じ「イスラム教」でも派が違うとこのような壮絶な内乱がおこるのが「イスラム社会」の問題です。現在で10万人近い命が失われています。

 また、逆に少数派のシリアの「キリスト教徒」が抗議活動に参加しないという理由で、反政府抗議者達による攻撃を受けています。(複雑な宗教社会が現実です)

よっていかに騒乱が「宗教」が大いに影響している事が解かります。

 シリアのハマーにあるギリシャ正教の教会(シリア人口の10%位の少数派)

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以上のことから見ても、開祖は同じでも、「イスラム教」と「仏教」の大きな違いが解かると思います。

今、「シリア」の南「ヨルダン」で大々的なアメリカの軍事演習が行われています、しかしロシアはシリアへの武器輸出の大のお得意さんです。アメリカは武器供与の国をEU諸国と協力してけん制していますが、死の商人”ロシア”が武器輸出を停止しないかぎり、シリアの罪のない国民が次々に命を無くし続けます。宗教戦争の隠れた内情は表面ではここにあります。

ますます、日本国憲法第九条を真剣に考える必要があると思います。

※誤記が有りましたの修正済み(H25。6.23)