渡月橋を渡ると、朱塗りの多宝塔が見えてきます。
この「法輪寺」は真言宗のお寺で「嵯峨の虚空蔵さん」と知られています。
寺伝では和銅6年(713年)元明天皇の命におり行基が開創したという、ものすごく古いお寺と言う事です。本尊は「虚空蔵菩薩」は虚空のように広大無辺の福徳や知慧を蔵して衆生の諸願を成就させる菩薩で、法輪寺の本尊虚空蔵菩薩像は日本三虚空蔵のひとつです。
この、法輪寺は「十三詣」で京都の人に親しまれています。これは数え年で十三歳になった男女が一般に、三月から五月まで、親に連れられて参詣する行事で、このお寺で何か一字半紙に書き、帰る時には必ず、渡月橋を渡り終わるまで後ろを振り向かない習慣が有ります。(振り向きと、十三年間の知恵が無になると言われています)
私も、この「十三詣」に親に連れられて行った覚えが有ります。半紙に書いた一字は只の「一」(本間にシンプルやな)
もう一つ面白いのは、この神社は、普通は「狛犬」ですが、なんと「狛虎」です。(タイガースのファンの神社かな?)
大きな口を開けた「タイガー」です。
その他、立派な本堂が有ります。
タイガースファンの皆さん、来年の優勝を願ってお参りしましょう。
西京区嵐山虚空蔵山町68-3