この「神日吉神社」(いまひえじんしゃ)へ参詣される方はあまりおられないかも?
豊圀廟http://blog.goo.ne.jp/itodoya/d/20120508の参道におおきな石柱が有りそれを後にして、どんどん坂道を登ると鳥居が有ります。
そこを抜けると目にも鮮やかな、朱塗りの門が有り「これが新日吉神社」です。
この東山の山麓に大きな社領をもつ神社が有るのを、恥ずかしながら知りませんでした。
この神社は「後白河上皇」が自ら院御所とした広大な法住寺殿を造営し、その鎮守社として叡山東麓の「日吉神社」を勧請した事に始まります。
御祭神は「大山昨神」(おおやまくいのかみ)・「大巳貴神」(おおなむちのかみ)・「後白河院」です。皇室の尊崇をえておおいに栄えましたが、「応仁の乱」で荒廃しました。
江戸初期のに妙法院の「堯然門跡」(ぎょうねん)が「智積院」の北に再建され、さらに明治31年の「豊国廟参道改修のさいにこの地に移転しました。
珍しいのは境内に「樹下社」(じゅかしゃ)がありこの神社の神官が、徳川家全盛であっても、密かに「豊臣秀吉」(日吉丸)を祀ったと言われています。この猿(狛猿)もそのなごりと思われます。
この御幣を持った一対の猿は愛嬌が有ります。
東山区妙法院前側町451-1
(たわごと) 世界三大宗教における日本人の「仏教」の多様な宗派
現在の世界三大宗教は大きく分けて「キリスト教」「イスラム教「仏教」に分けられます。しかし、万事を創造神である「ヤハウェ」や「アラー」の意思で説明する「キリスト教」と「イスラム教」の教義がきわめて明確であるのに対して、「仏教」の教義はつかみずらいです。
「仏教」について言えば、「釈尊」(釈迦)がひらいた仏教は、アジアの様々な民族に広がり、そこの独自の宗教と混ざり合ってきわめて多様な宗教を作りだしました。特に、日本の仏教は縄文時代から受け継いできた「神々」を祀る信仰である「神道」が理解できなければ、日本の仏教を理解できる事が出来ません。
本ブログは、お寺と神社を交えて記載しています。日本人は各土地に昔から根付いていた、産土神(うぶすながみ)と海外から伝来した仏教をうまく合体してごく自然に信仰して来ました。その為、日本では一部の例を除いて宗教的な内戦等は起こりませんでした。その為、日本では、海外では例にない仏教大国となりました。
日本の各宗派の仏教をいくら学んでも、仏教の本質にふれられる事は不可能です。「仏教」の本質をつかむには、最初の「釈尊」(釈迦)の本質的な思想から理解する必要が有ります。ある宗教家の話の受け売りですが。この続きは、またの項に。
釈尊(釈迦)の生い立ちは前記http://blog.goo.ne.jp/itodoya/d/20120830を参照願います。続編はまた記載します。
ヤハウェ:旧約聖書中の唯一の神でヘブライ語
アラ―(アッラーフ):アラビア語でアブラハムの宗教(ユダヤ教・キリスト教・イスラム教)の唯一の神