そりゃそうだろうなぁ・・・
日本武道館で行われたこの大会。
新日本、ノア、DDT、スターダム、ドラゴンゲート、大日本プロレスと結構集客力のある団体が一堂に介してチャリティ興行を行った訳ですが、いざ蓋を開けてみれば４５８３人の観衆という大惨敗。
武道館ってプロレス興行でフルハウス13,000人くらい入るから、それを考えたらこれだけの団体が集まって、この観客数がいかに酷いかわかるってもの。
理由はいくつかあって
まず交流戦の乱発
プロ野球のオールスター戦だって年1回だからあれだけ盛り上がる訳ですよ。
集客の為に通常のビッグマッチに他団体の選手を招聘しちゃう。
そんな事を乱発したら、新鮮さがなくなるに決まってるでしょうよ。
完全無欠の主人公の不在。
かつてのアントニオ猪木、ジャイアント馬場みたいな誰もが知るエース格が今のプロレス界にいないんですよ。
複数スター制の弊害というか、突出した選手が今いないんですよね。
観客を舐め腐ったマッチメーク。
多人数タッグのなんと多い事か。確かに華やかではあるものの、多人数タッグでは目当ての選手のリングでの活躍する時間は当然限られる。
そもそもマッチメーカーの
「ほら、今人気の選手が勢ぞろいしてますよ～」
っていう、とりあえず人気選手出しておけ的な意図がミエミエ。
観客舐めんなよ。
少なくともこの大会に関しては
「これは観に行かないと後悔する」
ってカードが皆無で、本人達の自己満足だけで行われたような大会だよなぁと。
こういう大会やりたいなら、通常興行での交流はやめたほうがいいし、多人数タッグで無理やり豪華にするのも逆に個々の印象を薄める訳だから避けるべき。
自分なら各団体のタイトルマッチをずらりと並べた大会をやるけどね。
それぞれの団体が1～2試合タイトルマッチを提供する。
格がどうとか面倒臭い部分はあるけど、そんなのは話し合いでしょ?
結局この大会の失敗は自分達の意向?思惑?を観客に押し付けた結果、観客からソッポ向かれたって話。
そりゃ当然の結果なのです。
