鹿島アントラーズが岡山に来襲! J1屈指の強豪チーム、オリジナル10の名門との対戦を心待ちにしていたファジサポの皆さんも多いでしょう。
ここのところのリーグ戦で3連敗、4月9日のルヴァンカップ2回戦ではレノファ山口FCにPK戦戦の末に敗戦しており、直近の公式戦では4連敗と苦しんでいる鹿島ですが、強い相手ということに違いはありません。
J1初挑戦で4位と躍進、岡山は自慢の“堅守”発揮で鹿島撃破なるか! 江坂任が自信「今もパワーアップしている」(SOCCER DIGEST Web) - Yahoo!ニュース
※以下、引用です。
一方で課題に挙げたのは…
ファジアーノ岡山は4月20日、J1第11節で鹿島アントラーズと今季無敗のホームで対戦する。
J1初挑戦ながら岡山は10試合を終えて4位と躍進。2連勝中と堂々のパフォーマンスを見せている。
その強さは守備にある。現在、失点数は20チーム中最も少ない「5」と結果にも表れており、それには江坂任も手応えを感じている。
「自分は新加入ですけど、キャンプから守備のベースがあって、そこから全員でやれば守れるかなというところはあった。それがリーグでも出せている」
前節のサンフレッチェ広島戦では、拮抗した展開のなかで58分に佐藤龍之介のゴールで先制すると、その後は相手の攻勢を受け続けた。それでも、最後まで守備陣の集中力が途切れることはなく、1点のリードを守り抜いて1-0の完封勝利を飾った。
「今、こういう1-0で勝てる試合は何試合かあるし、少ないチャンスを生かして勝点を稼げて、積み重ねられている。守備の部分では手応えがあるし、開幕前からもこれができれば、なかなか崩されることはないんじゃないかと感じていました。
そして今もパワーアップしていると思います。危ないシーンも減ってはいると思いますし、守備での自信は全員感じている部分」
こう江坂が語るように、開幕前から積み上げてきたJ1で戦い抜くための守備が、しっかりとチームに浸透している。
あとは攻撃面。江坂は、なかなか自分たちがボールを保持する時間を作れない現状に物足りなさを感じている。
「やっぱり自分たちのボールの時間をもうちょっと増やさないと、どこかで失点する部分がでてくると思う。耐えることは今なんとかできているけど、耐えられなくなる試合は絶対に出てくる。そういう時に自分たちでコントロールして、相手を揺さぶったりするところはまだまだ課題。チャンスはそこまで多くないので、そのチャンスもどんどん増やしていかないといけないと思います」
鹿島戦をそうした攻撃の課題を克服するきっかけにできるか。岡山は自慢の堅守を発揮し、3連勝を目ざす。
ここまでの10試合で5勝2分3敗の成績を残して、暫定4位につけているファジアーノ岡山ですが、決して強い訳ではありません。組織的な守りで耐えてきた試合内容ですが、どこまで耐えきれるかはJ1の攻撃レベルを考えたら未知数です。ただ、ここまでのリーグ戦を時系列で追ってみると、運にも恵まれていたと強く感じます。昨日、新潟に逆転勝ちした京都サンガF.C.は現時点で暫定首位に立っていますが、それほどに強い京都に開幕戦で当たれたのは幸運だったと思います。まだ、ファジの何も分からない状況の京都と当たれたこと、初のJ1での開幕戦で地元一丸で盛り上がっていた雰囲気と勢いのままに押し切ることができたことなど、かなりの幸運であったと考えます。チーム状態が底の時に対戦出来たガンバ大阪戦、ホーランド監督の解任に至った低調の状態の横浜F・マリノス戦、同じくチーム状態が上がらず勝ちから遠ざかっているFC東京戦など、本調子と程遠い状態の時に対戦出来たのはラッキー以外の何物でもありません。今季、アウェー初勝利となったサンフレッチェ広島戦は、ダービーの異様な雰囲気がホームチームに必要以上のプレッシャーをもたらしたことでの僅かな相手のミスをついてルカオの突進とそのこぼれ球を押し込んだ佐藤の2人であげた1点を必死の守りで凌ぎ切った試合で、少しの運の良さを持ち味の守備で勝利にまで持って行けたことは評価できるのですが、それも力で勝ち切った内容とは言えません。
ここまで、巷で言われているように「快進撃」がどこまで本物なのかは、今日の鹿島アントラーズ戦の試合内容を見てみることで少しは分かるのかも知れません。リーグ戦3連敗、公式戦4連敗中の鹿島と対戦することが幸運と評価されるのかも知れません。いずれにせよ、勝利してこそ評価される土俵に上がれるということです。
雨予報で心配された空模様ですが、どうにか持ちそうなのかな? 折角のビックマッチですから、状態の良い中で試合が行われ、良い環境で応援できることを願っています。
では、JFE晴れの国スタジアムでお会いしましょう。よろしくお願い申し上げます。
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