アビスパ福岡とはJ2時代には何度も対戦してきた経緯もあって、ベスト電器スタジアムへも何度も足を運びました。以前はレベルファイブスタジアムといっていた当時から色々な思い出のある場所でもあります。
福岡空港からシャトルバスでスタジアムに向かいます。これも以前と同じ経路。
実は、ここでのファジの戦績はあまり芳しくありません。過去は1勝しかできておらず、やたらと引き分けの多いスタジアムです。アビスパ福岡はファジがJ2での初勝利をあげた相手。節目の戦いが多くあった相手です。何度かJ1に昇格していますがJ1に定着できてなかった時期が長く続きました。近年は2021年の昇格以降、J1で連続して5年戦っており、ここにきてJ1としての風格が出てきたかと思います。
しかし、何しろホークスが絶対的存在の福岡でして、アビスパはあくまでサッカー好きの一部だけによって支えられている存在です。それを思えば、県民全員で盛り上げ、支えていける(県民全員が支えている訳ではない)ファジアーノ岡山は幸せなクラブではないかと考えたりします。
この試合は前節喫した敗戦から何を学んで何を修正してきたかを示すためにも大事な試合。J1で戦い続ける為には連敗は禁物です。その試金石ともなるであろう大切なこの試合を現地で応援しました。今季はホーム・アウェーの全試合を現地で応援することが、自らに課した必須課題ですから、何としても実現したいところです。それができる為の最初の関門はチケット争奪戦に勝利することですが、今のところは全て取れています。これからは6月以降の試合のチケット争奪戦です。
それでは、J1第12節、アウェーゲームを写真で振り返ります。
ルカオが入って明らかに流れが変わりました。一気に押し込む機会が増えて、ボールの保持率も一気に上がりました。元々、アビスパもファジと同様に相手にボールを持たせてサッカーを進めるスタイルなので、保持率上昇にはそれも影響していたようには感じますが、ポゼッションを追求しないファジとすれば、少しやり難さがあったのかも知れません。
そんな中で、CKのこぼれ球を藤田がハイパントをあげたルーズボールがゴール前に混戦を生み、工藤が送ったボールに松本が反応したヒールキックでのゴールは、VAR介入による取り消しがなければ今節のベストゴールになっていたかも知れません。しかし、これはVARに取り消されました。ルカオの戻りオフサイドを取られたのですが、ルカオが関与していたかどうかの判断は非常に難しいものだったと感じます。最後は主審の判断なので仕方ありませんが、相手も疑問に思っていないゴールをVARでほじくり返して得点を取り消すことが、サッカーの面白さを消してしまうのだとしたら、再考の余地がありそうだと思いませんか?
そして、ファジの敗色濃厚だった90+5分に生まれた同点ゴール。これは、岩渕がヒールで後ろに流したパスを田部井が拾ってドンピシャのクロスを上げ、ルカオが相手DF2人を引きずりながら押し込んだ値千金のゴールでした。
その後も勝ち越し点を奪うべくファジが攻め込みましたが、時間切れで残念なドロー。勝点は「1」を持ち帰るに留まりました。
ドローは悔しいですが、前節の逆転負けから連敗せずに終われたのは良かったのかなと思います。
ここまで、「戦術ルカオ」が上手くはまる試合が今後どれだけあるかは、相手が対策してくることを考えて、中々判断に難しいところです。通用するなら押し通すことに異論はありませんが、次の策も考えておかないといけないでしょうね。
ファジの次節は4月29日(火)、ホームのJFE晴れの国スタジアムで行われる東京ヴェルディ戦です。中3日での次節ですが、その後が中3日⇒中2日⇒中3日でアウエー3連戦となることを考えても、このホームゲームは必ず勝たないといけない試合になります。
次節はJFE晴れの国スタジアムでお会いしましょう。そして、必ず勝ちましょう。
よろしくお願い申し上げます。
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