ファジアーノ岡山の2021年度経営状況について決算報告がありました。
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ファジアーノ岡山 2021年度 経営状況について
※以下、引用です。
株式会社ファジアーノ岡山スポーツクラブでは、令和4年4月25日に定時株主総会を開催し、第16期(令和3年2月1日から令和4年1月31日まで)の事業報告、決算書類報告を行い、承認されましたのでお知らせするとともに、ファジアーノ岡山の経営状況について報告いたします。
(注)含まれる項目
・監督、コーチ及び他のチームスタッフ人件費(アカデミー、普及を含む)
・選手人件費(報酬の他、支度金、移籍金償却費、代理人手数料を含む)
経営数値に関する分析
2021年度の営業収入は15億7,100万円(前年比+2億900万円)、営業費用は15億5,700万円(前年比+1億5800万円)、営業利益は1,400万円で2期ぶりの黒字となりました。
クラブ全体としての営業収入はコロナ前の2019年度の水準まで回復しましたが、これは2021年4月より受託いたしました岡山市社会体育施設の指定管理事業が大きく寄与しております。
本業であるJクラブとしての収入につきましては、引き続きコロナ禍の影響を大きく受けた1年で、広告料はほぼ横ばいの7億5,700万円、入場料は約2,000万円増の1億4,100万円となりました。入場制限の緩和が見通せない中でも変わらず広告のご協賛をいただけましたことは、感謝に堪えません。平均入場者数も、コロナ前の水準とは隔たりがあるものの前年より約1,000人増え、応援くださる皆さまのお力添えのおかげで入場料、および物販の収入も回復の途上にございます。
一方で営業費用は、指定管理受託に伴う費用以外の既存事業の部分においては引き続き経費削減を継続し、コロナ禍におけるサバイバル(生き残り)を主眼において活動した1年となりました。
現状とこれからのクラブについて
社会全体では、コロナからの完全な克服はいまだ見通すことが難しい状況です。しかしながら、昨年実施いたしました減資、および第三者割当増資により会社全体のリスクに対する耐性は大きく改善し、コロナ禍における2年間の経験も糧に、再び成長できる礎を築くことができました。関係する地域の皆さまの多大なるご支援ご協力に、改めて厚く御礼申し上げます。
2022年度の見通し
改めて『J1昇格』をしっかり見据え、トップチームの戦力の強化、また中長期的なチーム強化を前提としたアカデミー(普及、および育成組織)の充実にしっかり予算を投じてまいります。
また、指定管理事業において、岡山市に加え本年4月より総社市の社会体育施設、および岡山県総合グラウンドの事業もスタートいたしました。これによりクラブ全体の経営規模はさらに拡大し、地域のスポーツ環境整備に貢献してまいりたいと考えております。
そして、本業であるJクラブ事業においては、事業面で大きな制約となっていたスタジアムの入場者数の制限も、今季から原則としてなくなりました。声を出した応援は現時点ではいまだ叶いませんが、応援制限の緩和についてもJリーグを始め、スポーツ界全体で議論が進められております。応援くださる皆さまとともに、感染対策にしっかり取り組んだ上で慎重に事例を積み重ね、『週末に試合観戦を楽しむ日常』を取り戻す1年にしてまいりたいと考えております。
本年4月に『株式会社ファジアーノ岡山スポーツクラブ』の関連法人として、地域のための活動を担う『一般社団法人ファジアーノ岡山スポーツクラブ』を設立いたしました。アカデミー(普及、および育成組織)の事業等を一般社団法人に移管してまいりますが、株式会社、一般社団法人がともにしっかり成長し、「子どもたちに夢を!」の理念を、より広く、より深くこの岡山において具現化する取り組みを進めてまいります。
ご支援くださる企業の商品・サービスご利用のお願い
クラブの最も大きな収入が広告料収入であることに変わりはなく、拠出くださる各企業の皆さまには、改めて御礼申し上げます。ファン・サポーターの皆さまにおかれましても、毎年のことで恐縮ですが、可能な範囲で結構ですので、ファジアーノ岡山のスポンサー・パートナー企業の商品・サービスをご購入、ご利用くださいますと幸いでございます。
また、2017シーズンよりJリーグが動画配信サービス『DAZN』と長期、かつ多額の放映権契約を締結したことにより、ファジアーノ岡山としてもJリーグからの配分金としてその恩恵に与っております。皆さまにも引き続きのご加入を、まだ加入されていない方はぜひご加入を検討いただき、DAZNの視聴を通じてチームの応援を、あわせてお願いしたく存じます。
2年ぶりの黒字ということで、少し安堵しました。ただ、サッカークラブとしての収入部分ではない所での収入増があったことで、手放しで喜べる内容とは言えません。クラブの強い基盤づくりに関しては道半ばです。コロナという特殊事情はあったにせよ、スポーツクラブの存在意義はコロナなどとは別次元で考えなければなりません。極論を言えば、パンデミックによって全試合が無観客開催されたとしても利益が出せる体質を作り上げるということです。
コロナに踊らされる時期は遠く過ぎ去り、今はコロナをはね返す体制に移らないといけません。それはチーム関係者のみならず、サポーターの一人一人にまで浸透したものであることが望まれます。
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コロナは試合開催が原因で拡がるものではないということは、これまでの経験でよく分かって来たと思います。今後は政府やメディアに踊らされ続けている一部の人々の目を覚まさせて仲間に引き入れるにはどうすべきかも含めて、そしてメディアに利用されるようなことのない取り組みを進めて行きましょう。
クラブが公共財であるとするならば、クラブが現状で地域に対してでき得る貢献とは何かを考えることが求められますし、サポーターは何をすることがクラブの成長に繋がるのかを考えないといけません。
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応援することとは何なのか? 時には振り返って考える必要があるかも知れませんね。
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