北村薫さん

きのう
電車の吊り広告に
北村薫さんの
新しい本が
出版されると
書いてありました。


なつかしーです。


そのむかし
卒論で書くくらいハマっていたのですが
だんだん遠のいて
いまどうしているのかと
たまに家の本棚をみてはおもっていたのですが。


これを機に
買おうか
どうしようか


迷いましたが


やめました。


ほかに読むのがあるし
いまさらな気がするし


いづれまた
北村薫復活祭を
とりおこなおうと
おもいます。

私のＴシャツ

きょうは
稽古がありました。


山の手の稽古はいつも汗だくです。


その稽古のなかで
山の手オリジナルの歩行があります。


その歩行を稽古してるときに
鏡をみながら

ひとつひとつ
自分の体をチェックしていました。


足　腰　腕


そして


胸


その自分の胸をみたときです。


私は衝撃がはしりました。



乳首がすけてみえそうだったのです。



私が着ていた白いＴシャツは
生地がうすいようです。

しかし

まだくっきりとＴシャツに
浮かびあがるほどではありません。


岩淵さんや真美さん
ほかの研修生もまだ気づいていない様子です。


このまま私がしらを切り通せばすむこと。



ここはいつものように
知らん顔でいこうと
決め込みました。



結局



稽古に熱中しているうちに
そのことは忘れ
いま

家に帰ってから

そういえば

と

思い出した次第でありました。

大岡山駅

山の手の研修稽古で
できないことが
多々ありすぎるのですが

そのなかのひとつ


滑舌


たんに言うだけだったら
だいたいは言えるようになりましたが
それでもやはり
いかんともしがたいものはあります。


そのせいか
きっといままでだったら
気にならなかっただろうとおもわれる
名前が浮上してきました。


山の手の稽古場に通うようになって
はじめて通る路線に



大岡山駅


があります。



おおおかやま



お


が三つ。


なんか言いづらいです。



おーおかやま


だったら言いやすいのですが
きちんと



おおおかやま


と発音しようとすると
言いづらいです。


電車のアナウンスを聞いてみると


おーおかやま


それでもアリと言えばアリです。
しかしここはやはり
役者として生きるためには
涙をのんで


おおおかやま


これをちゃんと言えるように
しなければなりません。


さらに私はもう少しだけレベルをあげて



西尾を大岡山駅で待つ



という文章を考えました。



にしおをおおおかやまえきでまつ


おがいっぱいです。


を　は


正確には


ぅお


なのかな？
とかおもいながら
言いづらいです。




にしおをおおおかやまでまつ



大岡山駅を通過するたびに


ぼそぼそと



にしおをおおおかやまでまつ



そのときだけは
山の手の稽古のことを考えず
つぶやいています。

なにせ几帳面ですから

私が洗濯物をたたんでおりました。

昌美に



たたむのうまいよねー



とほめられました。

私は


さすが私


とおもいました。
しかしすぐさま



ん？


私、のせられてる？




とおもった今日この頃でした。

頭髪の重量

さいきん
髪を洗っているときに



やけに


髪の毛が


すくなく


感じます。



私は近い将来
ハゲになるのだろうか
また
ハゲになるとしら
どんな系統のハゲになるのか
考えていました。

鏡を見ても
いつもとあまり
かわりはないようにおもうのに
私はハゲになってしまうのか。



ところが昨夜
髪を洗いながら


ふと


あることに気づきました。





このまえざっくり髪を切ったことに。




だからか



とおもいました。
だから髪がすくなく感じたのです。


風呂場でひとり
納得しながら髪を洗っていた

昨夜

でした。

時間の浪費

いま歌のレッスンで
稽古をしている歌の歌詞に


ある時


という言葉があり
それを


ある日



と言いそうになりました。


その時私は



ある日



をのばしてイントネーションをかえれば



あるひー
あるひぃー
あるふぃー


アルフィー




かの有名なバンドの名前になるではないか



とものすごい発見をした気分になりました。
ちょっと感動です。



でも



だからなんだ



とすぐに思い返し
じつにくだらないことに
一瞬でも興奮した気分になった自分が
はずかしかったので

これは誰にも言うまい

と心のなかで
誓いました。

水は生命の源です

きょう仕事にいったさきの花屋さんにある
大きな丸いバケツのなかに


白い針のような尾のある小さい幼虫


のような生物が
何匹も発生していました。


濁った水のなかを
うにうにと絡み合っています。


あまりにも気色わるいので
女性社員の方に



これを見てください


と見せてあげたら
ふるえあがりました。


その女性社員さんは
他の女性社員さんを呼び
その女性社員さんはまた
別の女性社員さんを呼び


みんなまとめて
ふるえあがっていました。


そのうちのひとりの女性社員さんに


コイツは将来なにになるんでしょうね


と聞いたら


将来は暗いだろうねぇ


と神妙な顔でこたえてくれました。



その後
私が店の外にある排水溝に
水ごと流し去りました。

こんな日だから

今朝
うちの母親から


お誕生日おめでとう


という
メールがとどきました。
つづきの文面には


おばあちゃんが一ヶ月入院
といわれたのに帰ってきたこと
それならと
お母さんもきょう
下痢と腹痛がおさまらないまま
退院するということ
近所に住むおばあちゃんの姉妹が
アルツハイマーになったこと


が書かれていました。


そして


誕生日おめでとう


がそえてありました。




きのう電車のなかで

明日12日は四川大震災からちょうど一年

というニュースをみました。

天災のなかでいちばん私がおそれているのは
地震です。


私の誕生日おめでとうです。

親子の縁

数年前のことです。


朝５時


きゅうな腹痛と吐き気で
パッと目が覚めました。


１時間


薄暗いなか
トイレにこもって
吐いて吐いて
お腹になにもなくなっても
吐きつづけて。


これは尋常じゃあない


とおもい
母親を起こして
病院につれていっておくれと
お願いしたところ


お腹こわしただけでしょ


と一蹴

私は
そこんとこどうなんだ
とおもい
もう少し一人で吐いてました。


それでもやはり


いっこうにおさまる気配がなく

さすがにヤバイ

とおもい
うちの母親は信用がならないので


自分で


救急車をよびました。


病院につくと
即入院です。



12/29～1/4まで

まるまる一週間入院しました。



退院するときに病名をきいたのですが

どうやら


急性胃腸炎


というものだったらしいです。

担当のお医者さんは


レントゲンをとって
それを私にみせながら


ここに黒いのがありますよね
調べてみたところ
なんだかわからなかったのですが
たぶん問題はないでしょう



私は


問題がないなら、まあ、いーや


とおもったものですが

のちに糞石がつまって
盲腸で入院したときに

ひょっとしたら
そのなんだかわらなかった
黒いのが
糞石だったのかもしれないと
おもいおこされました。




さて

いまさらこんなことを書いたのも
うちの母親から


入院しました


というメールをいただいたからです。


なんの病気で入院したのか
聞いてみたところ



急性胃腸炎


とのことでした。
私は


親子だねぇ


とおもいました。
症状をきいたら
やはり同じでした。


あの


ひくことのない


気持ち悪い気分の最高潮が


高波がおちてこないまま


吐き気の絶頂が


永久につづく感じです。



あいにくといまは
実家に帰る時間もないので


急性胃腸炎だったら


ま


いっか


ということで
見舞いにはいきません。



うちの母親には申し訳ありませんが
とりあえず電話して



つぎは盲腸だね



と
やさしく言葉をかけてあげました。

たかがされど

山の手事情社の稽古にいくときに
阿佐ヶ谷駅で


５円


ひろいました。
稽古がおわった帰りには
目黒駅で


１０円


ひろいました。



ささやかな金運が
きょうの私に舞いおりました。