いしころにっき

石原石子の日記です

よくあること

2008-07-02 21:53:13 | アルバイト
今日は
葬儀屋の仕事でした。

はじめていく会社なので
あいかわらず早くついてしまいます。
でも今日は少しあせりました。
住所はあっているはずなのに
みつからないのです。

そこで
運送会社らしき会社の倉庫のまえで
掃除をしているおじさんがいたので
きいてみると
おじさんもわかりません。

こまった

とおもって
横の倉庫をみてみると
ありました。

きいておきながら
自分でみつけてしまいました。

自分、まぬけです。

おじさんは東京砂漠です。


会社に到着すると
静かでした。
初老のおじさんが
ひとり、花をつくってます。
私はまず


おはようございます


と挨拶をしました。
そしてつぎに名前を言おうと
おもったその間隙をぬって初老のおじさんが


じんだいじってどこにあるか知ってるか?


ときいてきました。
もちろん知りません。
なので知らないと答えると

このあたりの地理に詳しいかきかれました。
これもまた知りませんと答えると
紙とボールペンをとりだして
「じんだいじ」までの道程を
口頭で説明しながら書いていきます。

私がまずおもったことは


ひょっとして一人で仕事をしなくてはいけないのだろうか


ちょっとあせります。
まだそれは無理だろ
心のなかでおじさんに語りかけます。

おじさんは
到着場所のお寺の名前は

じんだいじ

であってるんだが漢字がどっちだったかなぁ

といって

神大寺か深大寺か

どっちかだと言っています。

もし深大寺だったらでかいとこだなぁ
お寺のなかで迷わないだろうか

なんてことで不安になったりしました。


できあがった地図をみてみると
最後のお寺に着く直前の曲がり角の目印がなく
なぜか通り過ぎたところに目印があります。
それがみえたころには手遅れなのじゃないか
とおもいました。

そこで一応きいてみると
みえるらしいです。


地図ができあがると
おじさんは

じゃあいってくれ
あとむこうには入嶋ってのがいるから

と、言いました。

なんだ、いるんじゃないか

安心しました。

そこで挨拶もそこそこに出発です。
お花がふたつほどあるので
たおれないように
いつもより慎重に、丁寧に、
背後にある荷物のプレッシャーを感じながら
のんびり運転です。

地図とおりに迷わず
ひとつひとつ目印をクリアしていきます。


そして、
地図とおりにたどりついたお寺の名前は


禅林寺


でした。


ここか
ここでいいのか

私、すごく不安でした。

「ん」と濁点しかあっていません。

とりあえずなかにはいっていくと
入嶋さんらしき人が立っていて
駐車場所を案内してくれました。

車からおりて確認してみると

入嶋さんです。

ほっとしました。

よかったです。
本当によかったです。
でも本当によかったとおもったのは
地図が間違っていなかったことです。
それは本当にたすかりました。
本当です。




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