いしころにっき

石原石子の日記です

文さんの自転車

2010-11-15 21:03:53 | 山の手事情社のなか
さくじつ
山の手事情社の公演がおわりました。

私はスタッフとしてついていました。


千秋楽


私は舞台セットを運ぶための
トラックをとりにいく役目をいただきました。

今回舞台監督を任された劇団員の文さんが
レンタカーのお店まで

俺の自転車を使って行って

というので鍵を借りて乗ったところ



座高が高い



地面に足がつかないどころか
ペダルをこぐのにも爪先立ちで
座ってこいでいるはずなのに
つねに臨界点ぎりぎりで
立ちこぎをしているような状態になります。

背の高さの差もさることながら
純日本人の私の股下では太刀打ちができません。


自転車をこぐときに


右足のペダルが一番下にいくと
右のおしりもさがり
左足のペダルが一番下にいくと
左のおしりがさがり


私は


モンローウォーク


ならぬ


モンローサイクル


と心の内で命名しました。


私は必死でこぎます。
信号でとまるときも必死です。
自転車からおりるのも一苦労です。



トラックをもってきて
あとは文さんにあけ渡し
打上げ会場に遅れて入ってきた文さんが
まず私に言った言葉は


自転車のハンドルのグリップが
すごいずれてたよ
お前どれだけ強く握ってんだよ
緊張しすぎ


私は必死だったのです。