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ゆっくり行きます。

典型的な快進撃。(大宮2-4浦和(延長)@聖地国立・天皇杯準決勝)

2005-12-30 16:08:52 | フットボール
 今年のサッカー納めとして、聖地国立に行きました。

 もともと1人でボーっと観ていようと思ってたのですが、副業先の浦和ファンの先輩が「観に行こうぜ」と職場で誘ってきたので、一緒に観戦する運びに。スカスカ間違いなしの聖地国立なので14番ゲートのコーナー付近のアウェイG裏浦和側自由席で場所取りをしていたら、1時間前に電話が・・・。

 「ごめん、午前中に入ってた用事が終わって、自宅に戻る途中なんだけど、渋滞に巻き込まれててキックオフには間に合いそうもないわ」。

 正直言って、想定の範囲内だったので、まぁ、しゃーないわなと少し呆れつつも了承。すっかり日陰になったスタンドで1人分の場所を確保して、寒さと戦いながらキックオフを待つことに。

 すると、開始直前に、再び同じ先輩から携帯が。今から埼玉県の自宅から国立に向かうとのことでしたが、

 「で、俺の分のチケットは買ってあるんだよね?えっ、ないの?わかった、じゃぁ寒いから家で見てるわ」。


 確かに昨年末、埼スタで東京との準々決勝を一緒に観に行った時は、指定席のチケットを自分が2枚買い、そのうち1枚を先輩に渡したという実例があります。チケットをどうするかの確認を怠った自分にも落ち度があるけど、まさかまさか、売れ残ってる国立の自由席でこんなことになるとは

 ・・・と、愕然としている暇など一切無く、日なたぼっこが出来る大宮側のホームG裏席へ猛ダッシュ(笑)。


 試合は、DFラインを高めに保ち、プレスを掛けて相手のパスコースを限定し、ボールを奪ったら素早いボール回しで数少ないチャンスを活かしていくという、典型的な弱小チームが好調時に”魅せる”サッカーそのもの。でも、それが気持ちいいのなんのって♪
 先制はしたものの、前線にマトモにボールを送れずに消化不良気味になっているレッズに対して、不利ではあるものの、やりたいことはしっかりと出来ている大宮という構図のままで前半は終了。鹿島に勝ったのは決してフロックではないことはよく理解できました。「こりゃ、完売した決勝戦のチケットが大量に余って大暴落なんてこともあり得るかも!!」と、内心で期待をしてたのですが・・・、


 後半開始早々から、大宮の勢い、あっさり止まる(苦笑)。


 けれど、そこで三浦監督は、ボランチの純マーカスや左ウイングの横山(否・元横浜)といった選手を下げたのですが、いずれも決して悪かったわけではなく、おそらくは運動量の関係でフレッシュな選手にしたかっただけの交替だった模様。「どんなことがあっても自分達の姿勢は崩さない」という姿勢が伝わり、第3者として観る分にはとても心地が良かったです。ロスタイムに出たGKの相手エリアでのFKがきっかけだった同点弾、そんな姿勢によって生まれたものなのでしょう。


 ま、延長はアレだったわけですが、もう、それは仕方のないこと。勝負が着いた時点でぞろぞろと帰る人が出てきたのも無理もないぐらいの酷寒の観戦と相成りましたが、2005年最後の生観戦、実にすがすがしい気分で幕を閉じることが出来ました


 ・・・が、夜になって、例の先輩からメールが。


 「で、決勝戦のチケットって取れないかい??」



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