一日一幸

2011年6月乳がんステーⅣ判明。現在ホルモン療法とゾメタ投入中。2014年2月小脳の手術をしました。

ただの加齢と認知症の違い

2012-06-16 | 本の感想
 医学関連雑誌「ロハス・メディカル」 この雑誌は放射線治療の病院に置いてあった雑誌。無料でもらえる。



一番の関心事だった「がん医療を拓く」の企画は目新しいことはなかった。(期待したけど)
 今月号は大きな字で目立つ「認知症を知る」がメインの模様。

 最近我が家での夫婦の会話は「ボケちゃったなあ」とか「認知症になったら・・」等の話題が良く出る。
実際、自分の母親が軽い認知症で貯金を取られた、とか近所の家に行って台所のコンロに勝手に火を付けてた・・・・ということがあって大変だった。
できれば周囲に余分な心配をかけたくない。
 そんな時に、いいタイミング。

加齢による物忘れ  
電話の用件を忘れる
昨晩、何を食べたか思い出せない
物をしまった場所を忘れる
忘れっぽくなったという自覚があり、メモなどの対策を取る

認知症による物忘れ

電話があったことさえ忘れる
食事をしたこと自体を忘れる
物を整理したこと自体を忘れる
物忘れに自覚に欠けることが多く、又メモを付けても活用できない

の違いがあるそうだ。

「うん、まだ大丈夫」と思ってしまった。でも、夫はこの前「オレ、夕飯食ったっけ?」と聞いてきた。マズイ!
で、この雑誌での「リスクを下げる生活習慣」

1,習慣的に運動する。
2,果実と野菜の多い健康的な食事にする。
3,人とつきあう、知的刺激を受ける。
4,2型糖尿病を治療する。
5,高血圧症と脂質異常症を治療する。
6,適正体重を維持する。
7,禁煙

 先日のテレビで「アルツハイマー予防にはMgを摂取すると良い」ことを力説していた・・・ような気がする。でも、ながら見なので曖昧である。(ちなみにアルツハイマーは3台認知症の1つなのだそうだ)

ともかく、年を食うと余分な心配が多くなるものだ。そして、連載は来月以降もあるらしい。この雑誌をいただくにはまた40分運転して行かなければならない。
行くべきか、行かざるべきか・・・・・


にほんブログ村 病気ブログ 乳がんへ




再始動のための準備

2012-06-16 | 乳がん治療(ホルモン治療)
 雨がしとしと降っている。
 坊やどろんこなぜ泣くの
 あそこの角で転んだの
 どうしてそんなに急いだの~
このフレーズで即席ラーメンを思い出せる人は・・・もう五十路過ぎてると思う。

 若い頃は雨がいやだったけど、この頃は雨の方が静かで落ち着く、という心境になった。
そんな中、家を出ている息子が来て
「お金大丈夫?」
と聞く。我が家の生活費は大丈夫かということらしい。確かに主人は定年で働いてないし、私はがん治療中。どうやら、息子は最近の「生活保護」問題で、子供が親の面倒を見るということを心配しているらしい。
大丈夫だよ、息子よ。
 親が子供に負担を掛けるようではいけないと思って一生懸命昔から働いてきたんだ。特に金銭面ではね。
今は、一休みしているけど、この先大きな治療をしなくても良ければ、また働く気満々だ。
「働かざる者喰うべからず」はどうやらこの身に深く浸透している。
ラジオで
「金を出せないヤツは知恵を出せ」
「知恵を出せないヤツは汗を出せ」
ということを披露していたが、なかなか含蓄のある言葉じゃないか。
 まだ術後の検査は1回の血液検査だけなので、何とも言えないが、仕事はやる気満々。

というか、このエネルギーの源は
「お金が減るから、稼がなくちゃいけない」という現実。残念ながら夢のためでも、社会貢献のためでもない。でも、一番の起爆剤である。
 だから、体力回復のためにスポーツクラブ通いを考え、脳みそを錆びさせないためにちょっと小難しい本を読んでみたりして、少しずつ離陸の準備をしているところ。

息子よ、心配するな。今の中年は強いんだ。何せ、学生運動やオイルショックなど、結構激動の時代を乗り越えて生きてきたのだから・・・ネ。
 いつも美味しいありがとう。



にほんブログ村 病気ブログ 乳がんへ
 

ユニセフの意義とは

2012-06-15 | 日記
 今日は6月15日。千葉県民の日で県内の公立学校はお休み。
さぞやディズニーランドは若者達(とたまに先生一家)でにぎわっているだろう。

 郵便受けを覗いたら、ユニセフの封筒。募金のお願い。
 以前、気まぐれで3000円を送ったら、それから毎回送ってくる。
 封筒にも、中のチラシにも毎回アフリカの赤ちゃんの写真。




 チラシには金額で何ができるかが書いてある。
3000円ー新生児のへその緒を清潔に切るための器具が入った安全出産キット7セットに変わります。
5000円ー人工呼吸器、抗生物質、低体温症を防ぐ防寒布の入った新生児救命セット1つに変わります。
10,000円ー生まれてくる赤ちゃんも守る、母親向けの破傷風ワクチン2417回分に変わります。
30,000円ー赤ちゃんの栄養不良や病気の兆しを見つけるのに役立つ携帯用体重計24台に変わります。
50,000円ー助産婦6人に、安全なお産のための研修を行い、出産用の機材を提供することができます。

 以前は「ワクチン○人分」とかいう内容だったので、随分グレードアップしている。時代の流れか?
 自分にも少しは人の役に立てることがないかと思って、今まで3回くらいは募金したと思う。
 まあ、これは名の知れたれっきとした国連の機関なので変な使い方はしないと信じている。

 でも、1つだけ不満。
「パーソナルラベル」という自分の住所、氏名を印刷して、手紙に使えるラベルを同封してくれるのだが、これを印刷するお金がもったいないと思う。
 こういう小さなお金でも、それを有効に使って欲しい。

 何はともあれ、有効に使われることを願って「放射線終了記念」という名目で3000円を振り込んできた。

 そんなことを考えつつ手にした「おバカ」な人参。主人が農家の手伝いをしてもらってきた大量の野菜のうちの1本。



どう料理しようか・・・・

にほんブログ村 病気ブログ 乳がんへ

放射線終了、その後は

2012-06-13 | 乳がん治療(放射線治療)
 放射線25回が昨日で終わり。放射線の先生から乳腺外科の先生宛の手紙を手渡される。
簡単な診察をして
「肌はちょっと黒くなりましたが大丈夫ですね」
「真ん中に重ねて放射すると潰瘍ができてしまったりするので気をつけた。何ともなくて良かった。」という意味の言葉を頂いて終了。
後の検査などは、また乳腺外科の病院ですることになる。
 帰りのスーパーのフードコート。コーヒー+アップルパイ合計400円で「一人ご苦労様」会をした。



 そして、今度はこれから先のことを考えなければならない。転移は?再発は?
いろいろな心配を抱えながらホルモン治療を継続する。勉強しなければ・・・
 それに、タルタル、ヨワヨワになった身体を引き締めるためにスポーツクラブも行きたい。
アクアビクスでわいわいやっていたあの楽しい感覚を取り戻したい。
アジサイだって、次々と色を変えていくのだから、人間だって色が変わってもいいはずだ。



 次のステップに行きたいのだけれど、今は農家からもらったチョ~巨大なキュウリをどう食べようか首をひねっている。



     にほんブログ村 病気ブログ 乳がんへにほんブログ村

ワイルドな男の子 その2  

2012-06-11 | 日記
 今日で放射線24回目。明日でラスト。
 良く通った病院。



 明日はスッキリ終わりにしたい。

 さて、昨日のヨーグルトくわえ男子に続き、今日もすごい男の子を発見。なぜか、目に入ってしまうのだ。
しかも、今日もお父さんと一緒。
たぶん、土曜日か日曜日に学校行事があって代休だったと思われる。
小学校2~3年生くらいかな。
今日の男の子のワイルドな部分は「髪型」
こんな感じ。






「おお~」と叫んだ。(心の中で)
長くして1本で結んでいるかと思って(横目で)ちらちら見たが、どう見ても
真ん中だけ、ネズミのしっぽ状態。
男の子の腰まである。
ひえー
自分にも息子がいるけど、こんな髪型は考えなかったな~
ギネスをねらっているとしか思えない。
機械に挟まれないか?
友達に引っ張られて、ごっそり抜かれないか?
そんな心配も浮かんだ。

ターザンもビックリの「ワイルドな髪型」。
これから流行するかも・・・・そんなことはないだろうが・・・
長生きするといろいろな体験ができて、うれしいなあ

にほんブログ村 病気ブログ 乳がんへ
にほんブログ村

肩こりとワイルドな男の子の話

2012-06-10 | 乳がん治療(手術後の生活)

 全摘した側の肩こりがひどい。痛いくらい。
 たぶん、無意識のうちに変な姿勢になっているからだと思う。右側と左側のアンバランスが原因なら、右にパッドを入れれば、肩こりは軽くなるのだろうか?やる価値はあるか?
また新たな悩みが出てしまった。

 今日買い物に行った先のスーパーでワイルドの男の子を目撃。
たぶん小学校低学年だと思われる。お父さんと買い物に来て、お父さんはかごに食品を入れ、男の子はその脇をくっついて歩いていた。
何気なく見ると、男の子の口に何かぶら下がっている。
それは・・・・ヨーグルトの容器だった。

こんな大きさのヨーグルト容器


こんな感じで(イメージ画。上手く描けない


ヨーグルトを落とさないようにくわえて、両手にもお菓子を持ってお父さんの隣にいた。
もちろん中身入りの物だ。

すごい
 結構な重さなのに、それを落とさないように上手に口にくわえて歩いている。
 その後はレジに向かってしまったので知ることはできなかったけど・・・ 明らかにスギちゃんよりワイルドだ。 

 日本の男(の子)もなかなかやるじゃないか


にほんブログ村 病気ブログ 乳がんへ


あれから1年

2012-06-09 | がん治療に関わる日常生活
 通院の領収書を整理。もう何十枚も溜まっていた。厚い束だ。
 2011年6月8日が最初。ここから乳がん治療ライフがスタートした。
 最初は「乳腺外科」という科があることも知らなくて・・・
 仕事の後始末のために実際の治療はこの1ヶ月先となって・・・
 そして1年。ひたすら治療を続けてきた。
 自分の選んだ道は後悔しない。そのときそのときが一番いいやり方だと信じることが自分の免疫UPの元である。
 領収書は自分のがんばりを示す証。
 自分の体で何が起きているかわからないのは、少々不安だが、「信じること」が解決してくれるような気がする。

 そんなことを考えつつソラマチの「おおのや」さんで買ってきた鎌倉野菜をビネガーに漬けた。試食が抜群に美味しかったから。色も上品できれいな野菜達だった。

  



 ソラマチの高級そうなお菓子類よりこっちの方が自分には合うようだ。
明日の食事が楽しみだ。

 う~ん、生きている実感

にほんブログ村 病気ブログ 乳がんへにほんブログ村

東京スカイツリーの展望デッキと展望回廊

2012-06-08 | 日記
 東京スカイツリーの展望デッキと展望回廊に行ってきた。


チケット。展望デッキのは3種類あった。

 「当たらないよ、どうせ」と半ばあきらめ(半ば面白半分)で申し込んだネット予約が見事当たって・・・しかも午前9時という早い時間を申し込んじゃった。
 クレジットカードで料金前払いなので、行かないと損をすると思ってがんばって行った。

 

チケットカウンターと入場口(手荷物検査がある)



エレベーターは4基あってそれぞれ春夏秋冬を表すディスプレイとただ今の高度を示すディスプレイ。これは夏の花火を表す江戸切り子風。



展望回廊のチケットを買う場所。またまた行列。


柱に伝統的な絵が描かれている。

 今日の体験からわかったこと。
予約は早いほうがゆったり見られるかも。遅くなるとだんだん人が溜まっていく。
お目当てがあったら、そちらを優先すること。展望回廊に上るなら、まずそちらのチケット売り場に速攻行くこと。
記念写真を撮ったり、買いたいお店があったら他の見学は後にすること。(これも列がすごい)

とにかく並ぶのは覚悟ですね。
あと、荷物を入れるロッカーはかなりの数がある。持ち物は少ない方が断然身軽でいいと思う。歩き回るので、結構腰にくるし・・・そういえばカートをひいている人は1人だけ見た。

上から見た下界は
なんだか小さなおもちゃ箱で自動車だけが動いている感じ。
壮大なジオラマのようだった。
展望回廊で、女子(20代?)がしゃがみ込んで、係の人が盛んに
「だいじょうぶですか」と声を掛けていた。
どうやら気持ち悪くなってたみたい。
ここはぐるぐる回って歩いていくとだんだん高度が上がるという方式なので、ちょっと神経質な人は目が回るかも知れない。(厚底の靴は特に)


展望回廊。意外にすっきり。


サイコウ到達地点のソラカラちゃん。

 ツリーそのものは実際見ると迫力が違うので間近で見ることをお勧め。
特によるのライトアップはキレイだった。「雅」を表す紫。
明日は「粋」の水色だ。

2日間行ったら、疲れた。
人多いし、お店多いし・・・
そうは言っても、体験できたのは嬉しかった。

スカイツリーは平成生まれのスタイリッシュな塔。
しばらくはこの塔のカッコよさとソラマチの魅力にたくさん人が引き寄せられるのだろう。


これはお昼に食べた東京チャンプの江戸前焼き肉ロール1個210円。
フードコートにあるお店は大抵他の場所で有名なお店だった。
ソラマチはほとんど有名店の支店という雰囲気。

にほんブログ村 病気ブログ 乳がんへ



放射線もあと3回で今日は虫との格闘

2012-06-06 | 乳がん治療(放射線治療)
 今日で22回完了。何事もなく会計まで済ませた。あと3回。
 リニアック室でのBGMもすっかりミスチルナンバーに変わり、自分も眠ることがなくなった。



 家に帰って、庭のシソを摘んで夕飯用にしょうと思ったら
毛虫が1匹。どうりで葉っぱに穴が・・・・



思わず、右手で毛虫をたたき落とした。
その後、はっと気づき、右手が毛虫の毒でかぶれたらどうしようなんて突然心配になった。
 それにしても、人間というのは食べるためなら何でもできてしまうのだ。毛虫から奪い返したシソは無事挽肉の中に入って最後は胃袋におさまった。
 自分の家で収穫する野菜は美味しい(心理的にも)が、それまでにはいろいろ困難もある。これから家庭菜園なんてできるだろうか?

にほんブログ村 病気ブログ 乳がんへ

放射線の後は診察なし・・・だそうです

2012-06-05 | 乳がん治療(放射線治療)
 21回目。さすがに疲れて、待合いのイスに座って呼ばれるまで、ウトウトしてしまった。
 終わった後、何か質問などは・・・と主任技師さんから聞かれたので、全部終わった後診察はないのかと尋ねた。
返事は、「終了の時に向こうの病院宛に手紙を書くので、持って行って欲しい。それで終わり。」とのことだった。なんだかあっけない。この後は、またもとの病院で検査してもらったり印刷してもらうだけになるらしい。若干不安は隠せない。たとえば、肺あたりに違和感を感じた時に診察してもらって、正しい診断をもらえるかなど・・・
たぶん放射線科の先生はくわしい状況を乳腺外科科の先生に知らせてはくれると思うが、同じ病院内ではない不自由さを痛感した。

 とにかく、あと4回はがんばろう。それに、この病院にご縁ができたので、今度人間ドックを受けるときはここに来てもいいかもしれない。
 頭の中で「あと4回」というカウントダウンの数字を繰り返しながら病院のロータリーを見回したら、20回以上通った場所が新鮮に思えた。
今日のような曇り空の方が、鮮やかな花の色が映える。



にほんブログ村 病気ブログ 乳がんへ