伊佐子のPetit Diary

何についても何の素養もない伊佐子の手前勝手な言いたい放題

バンクーバー解説実況

2010年03月07日 | 冬季オリンピック
世間は早いね。
もうバンクーバーなどはなかったことになってる。
私はそんなに頭の切り替えが早く出来ない。
今一生懸命撮り溜めした録画を
ちょっとずつ見返しているところだ。


とりあえず、フィギュアスケートは録画しておいた。
アイスダンスには苦労した。
フリーの時、
あろうことか途中の何組かをスキップされたので、
あとの再放送を細切れで録画するしかなかった。
なぜいつもアイスダンスにはこんなに苦労するのだろう。
でも、当初、
放送の予定のなかったオリジナルダンスが放送されたのは良かった。

今回のフィギュアスケート競技で最も面白かったのは
オリジナルダンスかもしれない。
日本のリード姉弟が着物まがいの衣装で滑ったのを見て、
始めこれはないだろうと
遺憾な気持ちになると同時に大笑いしたものだが、
滑り出すとなぜかこれが結構サマになっていて、面白くて、
気がついてみると何度も見てしまっているのだ。
着物の襟の着こなしや扇子の扱いなどに相当練習を積み、
気を使ったことが見て取れたことも好印象だった。


また、ロシアのドムニナ・シャバリン組がテーマにした
アボリジニとの間で差別があると揉めたという話題もあったが、
出て来た時のあの格好を見てさもありなんと思われた。
あれこそあかんだろう。

しかしロシアは、割と伝統的にアバンギャルドなことが好きで、
クリロワ・オブシアニコフも確か、
リズムだけで滑るようなことをしていたような記憶がある。
あのナフカ・カスタマロフもエキシで似たようなことをしていたと思う。
だがあれはいかん。
ロシアが今回優勝出来なかったのは、
フリーでもそうだが、
曲の選び方もあったのではないかと素人としては思うのだった。


アイスダンスと女子の実況はおなじみの刈屋アナだったが、
あの人はしゃべりすぎだ。
安藤のショート、
ステップ前の決めポーズをやっている所でだらだらと喋ったのは刈屋だろ。
あれはいかん。
今回はどう考えても西岡アナの方が快適だった。

フィギュアのペアと男子の実況が西岡アナで、
男子の解説がおなじみの本田君だった。
西岡アナはフジテレビのアナウンサーということだが、
同じ局の誰かと違って非常に素晴らしい実況である。
フジテレビ唯一の良心と言っても良いくらい(?)だ。

ペアの時の実況にも感心していたのだ。
下位の選手までよく調べてあるし、
ペアの技についても詳しい。
私は未だにスロージャンプで何を飛んでいるのか区別がつかないが、
西岡アナはちゃんと実況していた。
それだけで賞賛に値するではないか。

男子シングルにしても、
誰がどこでどのジャンプを飛ぶのかをちゃんと把握していて、
選手の咄嗟の変更にもフォローしている。
よほど勉強したのに違いない。
余計なことは言わないし、
本田君を含めて実に快適な実況だった。
こんなに快適なフィギュア放送はNHKを除いたら
どれだけぶりだろうか。


「すべての道はここバンクーバーに通じていた」
などという刈屋アナばりのフレーズくらいは許そうではないか。
もちろんニーノ・ロータの「道」とローマに通ずの引っかけだが、
きっと用意していた決めセリフだったに違いない。


そして本田君の解説は前にも言ったが、
歴代最高だと言い切りたい。

五十嵐さんの解説には定評があったが、
彼も始めのうちはかなり選手の演技とかぶったりして、
どうよと思ったことがあったのだ。

しかし、本田君はかなり始めから的確で、
必要なことだけをしっかり言うというスタイルが出来ていた。
新採点の特性をよく知り尽くした解説に何度も唸った。
プルシェンコ選手の演技に、
(スピン、ステップなどで)案外伸び悩むかもしれませんと言ったり、
ウィアー選手のロングエッジを指摘して、
点数があまり伸びなかったことを納得させたりもした。
その的確さには舌を巻いた。

それでもプルの銀や、
ウィアーの低すぎる順位に納得は出来なかったのだが、
本田君は、現在の(疑惑の)採点方法では
そうなることをもう分かっていたのだろう。

本田君は、現役選手の時は4回転も飛べる良い選手ではあったが、
私自身はあまり選手として思い入れはなかったのだが、
ごめんよ。




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