伊佐子のPetit Diary

何についても何の素養もない伊佐子の手前勝手な言いたい放題

地デジアンテナ

2010年04月18日 | テレビ
政府が地デジ化を進めようと躍起になっているが、
我が家では最後の最後までアナログで過ごすことにしている。

貧乏で地デジテレビが買えないなど
理由はいくつかあるが、最も大きい理由は面倒だから、
と言えるだろう。

自分がやりたいと言ったわけでもないのになぜ上からの命令で
いきなりテレビを買い換えなければならないのだろうか、
という疑問もあるが、とにかくテレビを買い換えたり、
アンテナを設営したり、工事をしたり、もう面倒である。
面倒なことは出来るだけ先延ばししたい。
そのような我が家の家風により、
今だに地デジ化には至っていないのだった。


ところが先ごろ京都駅ビルの関係者の人が来て、
何やら書き込まれた紙を渡してくれ、
何やら呪文のようなことを唱えて帰って行った。

我が家は京都駅ビルによる電波障害の影響を受ける範囲に暮している。
京都駅ビルが10年ほど前に建った時、
我が家の近所では駅ビルのために
テレビが見られなくなるのではないかとの噂が広まり、
戦々兢々となった地区である。

実際、駅ビルが建ち、電波が届かなくなったため、
駅ビルの会社が我々の地域に無償で工事を施し、
共聴アンテナという形で電波を拾えるようになったのだ。


京都駅ビルは今見ているとそんなに高いとは思われないが、
周辺地域に電波障害を起させるには充分の高さがあるようなのだ。
京都市内の電波は、そもそもどこから来ているのだろう。
生駒山だという噂である。
生駒からの電波なので、南方面に障害物があると影響を受けてしまう。


ところが、地デジになると
それぞれが各家庭でアンテナを用意しないといけないのだという。

地デジの電波は今のアナログよりも狭い範囲しか拾えないらしいので、
それぞれの家庭で、生駒へ向いたアンテナと、
比叡山方向へ向いたアンテナを建てなければならない…、
というような説明をされて来た、ような気がする。
我が家では最早訳が分からない。

とにかく、
地デジに変えるには新しくテレビかチューナーを買うだけでなく、
アンテナも必要だ、ということなのだろう。


これまでは駅ビルのご配慮により、
我々の地域では各家庭でアンテナなしでテレビが見られていたのだ。
駅ビルの共聴設備のおかげで、随分とラッキーだったのだ。
何せ、それまで写らなかった
テレビ大阪まで見られるようになったのだから。
しかしそんな恩恵も地デジになったらすべてチャラ、
テレビ大阪は写らなくなるという、
専らの近所の噂であった。


そして最近になるに連れ、近所ではアンテナの立つ家が増えて来た。
新築された家ではたいていアンテナが建っている。
あれが地デジのアンテナというものであろう、
と我々は眺めていた。
しかしそれでもウチはまだ地デジには変えないぞと頑張っていた。


そんな時に、
京都駅ビルからの使いだという若者が現れたのである。

彼の呪文によると、
駅ビルによって電波障害を受ける地域に、
地デジを見ることが出来るようにするための工事を新たに施す、
というのである。
もちろん無料であり、その工事をすると地デジアンテナが要らず、
テレビかチューナーを買うだけで直ちに地デジが見られるのだという。
テレビ大阪はと聞くと、テレビ大阪も見られるのだと返事をする。


後日、
イケメンの愛想の良いお兄ちゃんと30代くらいの青年二人が現れ、
何事か無線で連絡を取りつつ、
家の外と家の中のテレビ周辺でこちょこちょと何事かが行われた。
そして紙にサインをさせられ、チャンネルが少し変わるが、
これで(テレビを変えると)地デジが見られると仰る。

今回は、さらに
ショップチャンネルというテレビショッピングばかりやっている番組が2つと、
J-COMという不思議なテレビ局の番組が見られるようになっていた。
J-COMとは多分京都みやびじょんのことかと思う。

いやあ、これは何という幸運。
京都駅ビルというのは株式会社で、そういう名前の会社だ。
駅ビルの干渉する地域に住んでいてラッキーだった。
ふふふふふふ。

ウチらは地デジアンテナが不要なのだ。
このことは、
何度もお兄ちゃんに聞いて確めたので本当だと思う。
まるで濡れ手に粟というか、棚からぼた餅というか、
果報は寝て待てというか、諺を地で行く出来事ではないか。
しかも、工事のお兄ちゃんはイケメンだった。

そんなわけで、
時々テレビショッピングばかりやっているチャンネルを見たり、
J-COMチャンネルを見たりして喜んでいる我々であった。




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