今回のレースレポートは心拍データを中心に自己分析した内容と私自身の今シーズンの夏場の乗り切り方についてを綴りたいと思います。
まず上のグラフは今回の富山新港大会の心拍数データです。
スイム、バイク、ラン通しの平均心拍数は170bpmでした。
一方、下のグラフは7月6日に開催されたあやはし大会の推移です。この時の3種目通しの平均心拍数は176bpmでした。
あやはし大会と富山大会のレースコンディション(水温、気温、風)はほぼ同一条件だったことから考えると最終ランでの心拍の推移に違いがあることがはっきりと見て取れます。
今回の心拍数の推移から読み取れた事。
それは夏のレースに慣れてきたことで心拍数の変動に影響を及ぼしているのということです。ランのタイムは富山の方が3分近く早いのに心拍数は5%程度下がっているのです。
この変化は就寝中のエアコンに頼らない生活に変えたことも一因になっているかもしれません。
これまでの私は、
夏場になると休日には猛暑の中でも長時間の練習を実施してきたことが多く、毎日といっていい程エアコンを効かせで寝るパターンでした。
これで筋肉の状態はエアコンの影響で硬くなるし疲労も抜けにくくなってしまっていた訳です。実際に過去2年間夏場から秋かけて故障(06年は左足ハムス断裂、07年は右足ハムス断裂)を経験しているのです。
同じような失敗はを3度しては情けない。
何か変わったアプローチで取り組みたい。その答えが夏場の練習量を抑えつつ、ショートレースの場数を踏むことでした。
そして下記の内容を意識し続けています。
1.短時間でメリハリをつける練習方法に完全にシフト。
2.練習メニューは臨機応変で対応し、疲れを長く引きずらさない様心がける。
3.自分を追い込む事(折れない心を常に持ち続けられる精神力)をショートタイプのレースで実践する。
4.レースだと気が抜けないから練習としての効果が必ず現れると信じる。
5.レース後はしっかりとケアし短時間でもコンディションを整える方法を模索する
6.弱点克服のための補強運動にも力を注ぐ。
上記のような想いでこの夏場の練習とレースは私が今シーズンで得ようとしていた事が少しずつではありますが物になってきていると感じています。
レースや練習を通じ、そして失敗から何かを“感じ取る”
このことがスポーツの世界でもPDCAを回すきっかけになると思います。
今日の写真;心拍数より
今日の練習:ストレッチ45分 エアロバイク40分 スイム500m