s05 ユーフラテス川とマリ遺跡
シリアは紀元前3,400年代のウル人から始まり、シュメール・アッカード、アムライト、バビロニアと受け継がれてきた文明発祥地の栄誉を担う。わずか二・三百年前に出来た国とはわけが違う。特にユーフラテス川の中流域や地中海の東岸域に、マリ、ウガリット、エブラなど幾多の有史前の遺跡が発見されてきた。
1,マリ遺跡(1)
ユーフラテス川の右岸にあるマリの都市国家は始めシュメールの属州として栄えたが、のち独立した王朝として前19~前18世紀に全盛期を迎え。当時の宫殿・神殿跡が発掘されている。中でも公文書館から出土した二万五千字に及ぶ楔形文字の泥文書は世紀の最大の成果とされた。 発掘調査は今なお続いている。しかし、アサド政権を倒して国政を握ろうとしている“過激派””穏健派“勢力(外国の力を借りた)によって、現在、どのような雲行きになっているかはわからない。
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2,マリ遺跡(2)
3,ユーフラテス川の夜明け
マリ遺跡から程遠くないところでユーフラテス川に出会った。太陽が昇ろうとしている。川岸に降りて手を浸してみる。流れは思ったより速く、淀んでいる気配もなく、滔々と流れている。少し冷たい。
4.陽が昇り、空も川面も真っ赤に染まった。
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