いっぽ自然整体院

いっぽ自然整体院のブログ。千葉市中央区新田町にて再開院しました。

尾骨の痛み

2006年10月04日 | 日記、独り言
お尻の尾骨(尻尾みたいな骨)が座ると痛いという女の子。

地元の整形外科での診断では、レントゲンをとり、

「すこし尾骨が長いのかもしれない。
成長痛かも知れませんね。女性ホルモンが活発になり、
お尻の肉付きが増すと座っても骨が当たらなくなって
痛くなくなるでしょう。」
と、診断され、治療できることはないのでと、
何も処置はせず、様子を見ましょうとの事だった。

お母さんは痛がる娘さんを心配し、今度は接骨院へ。
電気を当てるなど行っていたが、一向によくならず、
お友達の紹介でわざわざ埼玉から来院。

座るときも、立ち上るときも
痛みで歯を食いしばり、ゆっくりぎこちなく動く状態。
学校でも座布団2枚をしいて授業。
体育も痛くてできない。

施術後仙骨と尾骨、骨盤の調整と、脚をゆるめ、
座り方、立ち方を指導。
痛みはその場でほとんど無くなった。

お母さんと一緒に楽しそうにお帰りになった。
わざわざ遠くから来た甲斐があった様子で
私も嬉しかった。

さて、この痛みは成長痛だの、
女性ホルモンだの全く関係ない。
電気を当てても意味は無い。
原因は体のゆがみと姿勢。

子供の痛みの症状でわからないときは
成長痛とかという病名を使い、
その場をしのぐ?
原因もわからずに、電気をあててごまかす?
今までの治療状況を聞いて、そう感じた。

診断では、命に関わるとか、今後の生活に重大な
後遺症等がないと判断したので、
かつ、効果的な治療もないということで、
何も処置はしなかったのでしょう。

しかし、患者本人は痛みが辛いので、
何とかしたい。だから接骨院にもいってみた。

接骨院では、どういう見立てかわからないけど、
とりあえず電気をあてて様子を見るということなのか。

私には骨折や、出血などの器質的怪我には
対処できません。
いわゆる、緊急的な状態で無い症状が適応範囲。
だから、私に出来ないことが、その病院ならできることも
たくさんあるわけです。

逆にそこで治せないものでも、ここではすぐに良くなる
こともあるわけです。
それは、何を見て原因や対応するかの違い。
近代医療の見立ても参考にしながらも、
近代医学とは違った見方をし、
別の理論、それに基づき対応する。

お互いが、そのいいところを寄せ合えば、
より効果的な患者のための医療となるはずなのですが。

その後この患者さんのお母さんからお電話を頂き、
学校に座布団を持っていかなくてよくなったとのことでした。
にほんブログ村 病気ブログへ









最新の画像もっと見る

コメントを投稿