いっぽ自然整体院

いっぽ自然整体院のブログ。千葉市中央区新田町にて再開院しました。

正しい姿勢6

2013年11月28日 | 健康
力を抜くというのは実際に、
座るだけであれば極力脱力でいいのかと思いますが
勉強などでは腕、手などを使うことで
その都度力が入るわけです。
その度にまた調整して力を抜くのがベストでしょうが
あまりそのことに意識をすれば勉強が疎かになってしまいます。

勉強のためという目的ならば
それでは無意味です。
ですから普段から自然に正しい姿勢を練習しておくことです。
イザ勉強というときは、
時々姿勢をチェックする程度で
あとは気にしないほうがいいのかもしれません。

正しい姿勢などを通じて力を抜くことを練習することは
疲れやコリを抜くことにもつながります。

最後に正しい姿勢をとるチョッとした工夫についてを
次回に。

正しい姿勢5

2013年11月27日 | 健康
体の硬さは正しい姿勢をさせづらくしている場合が多い。
腰椎の柔軟性や太ももの裏側の柔軟性は
正しい姿勢を行うためには重要です。

自然に正しい姿勢ができるためには
体の柔軟性が必要です。
正しい姿勢はイメージとしては硬く固まった感じを
受けるかもしれませんが、
実際は柔軟的、かつ動的状態です。

武道、武術の自然体、スポーツでの構えも
硬く固まった状態ではダメなのと同様
単に座るという姿勢においても
柔軟でいつでも動ける状態が正しい姿勢でもあります。

実際には骨盤下の坐骨を支点として
バランスをとった状態で
できるだけ身体の力を抜けば
呼吸は自然に楽になり、深くゆっくりとできます。

バランスをとるといっても
体は物と違って常に変化してしまうので
絶えずバランスが崩れます。
そのバランスの崩れをすぐに察知し
すぐに調整していくことをすることで
固まらず、逆に呼吸やバランス調整により
絶えず動き、
かつ、力を抜くことが固まることを抑えてもいます。



正しい姿勢4

2013年11月26日 | 健康
実際に正しい姿勢をとってもらおうとすると
その形を作れない方が結構います。
大人でもそうですが、
当院では子供の来院も多く、
その子供のうち、かなりの割合で正しい姿勢を
とれない子が結構いるのです。

骨盤を立たせた状態で座るには
腰椎(腰の骨)を自然に反らせるのですが
腰の骨が後弯(猫背)していて反らせない。
反らそうとすると腰が反れずに背中で反ってしまう。
そのように腰椎の柔軟性が失われている方が多いようです。

実際、腰痛や膝痛、肩こりほか様々な症状で
来院される方々は体が硬くなっている場合が多く、
その硬さが症状の大きな原因となっています。
確かに腰痛や肩こりなどで姿勢が原因という事を
指摘した話は多いようですが
その姿勢がなぜ悪くなるのかという
「姿勢が悪い原因」まではあまり言われません。

しかし、姿勢の悪さより、
もっと重要なのが体の柔軟性なのです。

正しい姿勢3

2013年11月25日 | 健康
正しい姿勢のポイントとなるのは
バランスと脱力です。

力を抜くとだらけた格好になるのは
バランスが悪い形だからです。
座る際の土台になるのは骨盤ですが
その土台からバランスを崩していれば
体を支えるのに多くの力を費やすことになります。

骨盤のバランスをとり、
そこに体がただ乗る状態にするわけです。
バランスがよければ力は使う必要は無くなります。

それでも力はゼロではない。
よりゼロに近づけられるよう更にバランスを
常に見直す作業をし、
よりバランスが良くなれば更に力を抜けるわけです。
その作業を力が限りなくゼロに近づけていく。

バランス感覚と脱力は互が互を磨き合うように
高められていきます。

以前座禅を行うときに
体を揺らし、次第に揺れを小さくさせてゆく
坐禅のやり方を教わったことがあります。
教わったときは単なる作法的なものと思っていましたが
これも揺れを次第に小さくさせることは
体の中心を求めていくことではないかと思います。

「今の揺れを半分に」「また半分に」「さらに半分に、、、」と
そのうち見た目には静止しているようでも
本人はその揺れを小さくさせることを永遠に行う。
感覚の中、意識の中ではそれは可能なことです。

それだけを意識することで
少なくともそれ以外のことは考えないで済むと思えば
いわゆる雑念をなくすことにつなげられるのかなと思う。

このような訓練をイザ、勉強しようとするときに
やっても当然ダメなのです。
座る訓練は脱力とバランスに集中することになるので
勉強なんてやる暇はありません。

だから日常の中やトレーニングとして
普段から体に覚え込ませておかねばなりません。
体に覚え込ませ、体が勝手に楽な状態に維持できるようにし
いざ、勉強するときは、
頭は勉強に集中させるわけです。

つづく


正しい姿勢2

2013年11月24日 | 健康
正しい姿勢は楽でなければ
勉強に集中できないということ。

しかし、楽だからといって
だらんとしただらしない格好でいいのか?

今度は勉強する気がない状態となる。
姿勢の問題というよりやる気の無さがより問題になる。
勉強に集中するためという以前の問題です。

勉強をする気があり、勉強に集中したいという気持ちがあるという
前提条件が備わっていなければ
いくら姿勢が良くても意味はありません。

勉強をする気があり、それに集中したい気持ちがあっても
姿勢が悪ければ長く勉強することは大変です。

正しい姿勢はその要領を身につけて、体で覚えておけば
いざ勉強する気になった時に活用できることですから
普段は日常の中で練習をしておくといいかと思います。
その要領は勉強に限らずいろんな作業でも
応用できることでもあります。

正しい姿勢は覚えてしまえば至極簡単なことです。
しかし、頭で理解しただけではまだまだで、
体に覚えこませて無意識にできるまでは意識して練習を
繰り返さなければ本来の目的を達する武器になりません。

つづく

正しい姿勢について

2013年11月23日 | 健康
正しい姿勢といってもその基準や型が決まっているわけではありません。
座り方では背筋を伸ばし、アゴを引いた座り方が一般的です。
学校や家庭でも指導することはあるかもしれませんが
見た目の形は同じようでも、
ちょっとしたことが大きな違いになって
正しい姿勢の目的が得られないように感じます。

実際に指導している先生も、家庭でも
そのちょっとした違いを知らない事と、
正しい姿勢の目的を合致させていないとも思います。

正しい姿勢の目的、、、勉強なら、
勉強しやすい、勉強に専念する、
理解しやすいなどかと思います。

本来、正しい姿勢は楽なものです。
楽だから体の負担がないので疲れない。
つまり体で使われるエネルギーを少なくすることができ、
その余ったエネルギーを勉強に向かわせる余裕ができる。
逆に、辛い姿勢の場合は、
体の維持に力を使い、勉強に使うエネルギーが不十分な状態と言えます。

ところが、正しい姿勢を力で強制的に作らせて
形だけ正しい姿勢にさせている
(正しい姿勢に見せかけている)ことが
ほとんどではないかと思います。

つづく

体育座りは体に悪い

2013年11月20日 | 健康
体操座り、体育座り(ところにより三角座り、お山座りなどいわれる)
と呼ばれる座り方はあまり身体にいいとは言えない。

学校で定着しているこの座り方は
骨盤の真ん中の仙骨や尾骨を歪ませたり、
腰椎は猫背となる。
やや深い腹屈状態なので呼吸も浅くなり
常に首を持ち上げる力を使わないと
相手の顔は見えません。
首を長くあげることで首や肩の疲れは溜まり、
脳への血流も悪い状態となります。

長時間この姿勢をとるのは体に悪いと言えます。
長く座らせるなら椅子を使わせるのがベストです。

当院では座り方のアドバイスをする事も多いです。
いわゆる正しい座り方は
体の力を抜き、中心感覚を鍛えます。
勉強に集中したいなら、体の力を抜くことで
からだで使われる体力をできるだけ減らすこと。

つまり正しい姿勢は体にとっても楽であり、
体が楽だからこそ勉強や作業なども効率的、
集中もできるなどの効果につながります。

逆に辛い姿勢では体を維持することに体力や神経が多く使われ
体力、集中力は削られてしまいます。
学校の集会、朝礼などで校長先生がどんなにいい話をしても
辛い姿勢では、あまり集中して聞くことはできません。
お話の時間を集中できる程度に短くするか、
しっかりと聞けるよう椅子を用意して聞かせるなどしないと
時間の無駄になる可能性が高いと言えます。