いっぽ自然整体院

いっぽ自然整体院のブログ。千葉市中央区新田町にて再開院しました。

体罰

2005年08月24日 | 日記、独り言
駒大苫小牧高野球部の件ですが
これは、
教師暴力の問題であり優勝とは別問題
ですけど甲子園優勝校の不祥事として
取りざたされてしまっている感じです。
教師の体罰問題としてみるべきなのに。

それとも、注目校の事件だから大きく取り上げて
体罰を考える機会として利用したいのか。、、

ちなみに私は大学で空手部でした。
当時の経験は今やいい経験と思っています。

昔の時代といっても私のころは大分ソフトになったと
言われてましたが、しごき、体罰は当然ありました。

よく、昔は当たり前だった、といっても
それはやられるほうも体罰を受けて当然のことを
していたら、仕方ないという認識があったからです。
しかし、そうでない、理不尽な体罰を受ければ、
または行ったらそれはやはり
単なる暴力、いじめでしかありません。

しごきにも思いやりというか深い愛情というか、
純粋に相手を思っての事でしたら、あとで良い結果を
生み出す場合もあるけど、
単に強い立場から感情的にやられると
本来あった前向きな気持ちを
違う方向に向けてしまいかねない。

そんな経験を、いい経験だったと思うのは、
空手部当時そんな理不尽と
思われるようなしごきなどをうけて
(やった方は愛情をもってやったのかも?しれませんが
当時はそう感じなかっただけかも?しれませんが)
自分は今までにそんなことをやったことが
なかったか考えてみて

さらにずーと以前の、、、、あの時の、、、、
自分も、、、、
今、私が受けている苦しみを、あの人に
あたえてしまっていたんだと
考えるようになったからです。

相手の痛みが自分に因果のように
帰ってきたようにも思いました。

そんなことを先輩は
知るはずもないわけですが
相手の痛みを気づかせてくれたことに
感謝しております。

自分が気づかずに、感じずに
相手を傷つけてしまったことへの自責は
今も根強く残り、行動に注意するようになりました。
それでも知らずに
人を傷つけているのかもしれません。

けど、大学での経験がなかったら
ずっと気づかずもっと、傷つけていたのかも
知れません。

かといって、体罰やしごきを容認はしません。
過ちを正すのは
物理的力でなく、
精神的愛情だけで解決できれば
それに越したことはないと思います。

さらに、技術や勉強も同様に
教わるより、自分で気づくほうが
身につきます。

指導する、教える、というより
気づかせる。
それが先生たちの最高の方法ではないでしょうか。






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2 コメント

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さすが・・・ (いづみ)
2005-08-25 22:05:46
いっぽさま、駒大事件に対する見方、視野が広く、感じ入りました。…私も今回の報道に対して、何か違和感、というか、『違うんじゃないかなあ…』と思いつつ、どこに自分が違和感を感じているのか分からずにいたのですが、そうですよね、甲子園優勝校だからうんぬん、というのでなく、体罰そのものに対して一般的にとらえるべきなのですよね。あれが私やいっぽ様の年代(…ウフフ、同世代ですものね)でよく体育会系であった『しごき(愛情をもった)』なのか、どうかはさておき、私がテレビで教頭先生の会見を見た限りでは、先生自身が自分のした平手打ちの回数を『最初は少なく言ったけどもっと多かったかも知れない』とあやふやになっている、という事に、その先生の生徒に対する『気づかせ』の思いがあったのかどうか、疑問に思います。

しごき、教育に限らず人と人との素朴な関係において、会話でも何でも、自分がたとえ親切心でしているつもりの事が相手を傷つけていたら…、と改めて思います。私も今からその事を少しでも心に置きながら人(特に自分の子供や家族、友人等身近な人)と接したいと思いました。いっぽ様、それを私に『気づかせて』下さってありがとうございます。…さすが『セラピスト』ですね!今後ともどうぞよろしく!!

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いずみさんへ (いっぽ)
2005-08-26 11:02:56
すべて完璧な人はたぶんいないと思います。

もちろん私もそうです。



自分の未熟さをいつも感じます。

一つの課題に何年、何十年かかって

少し前進したけどまだまだと

思うことばかり。



寿命がくるまで

少しでも多く、少しでも前へ

あきらめずに進みたいと思います。



いずみさん。

こちらこそどうか

よろしくお願いいたします。





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