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本会議での市長所信の議論

2011-08-16 | Weblog
6月の末に、新市長最初の本会議が開会され、

その所信(選挙時のマニフェスト)をどのように実現していくのか?

この問いに対して、市長がどう答えていくのか?が注目された。

私が思うポイントは・・・6/29ブログを。


数時間の録画配信を見終わったのだが、残念な内容でも事実として書いておかねばならないだろう。



①根本的に、そのマニフェストに対する質問に対して、市長がまず答えるというこは無かった。
  一般質問にはいる、冒頭に基本的に、各部長が答弁するという説明があった。




②マニフェストを達成するために、どの程度の財源が必要で、その財源のように確保するのか?
  との問いに対して、どの程度財源が必要かは精査していない。財源の確保もこれから考える。



③人件費20%減をどのように考えるのか?の問いには、これから検討する行財政改革プランの中でどのよう達成するか盛り込んでいくとの答弁。



④たとえば・・・・

水道料金の20%下げることについては、担当部長が、10%は下げる目途が着いている。しかし20%下げると年間7000万円の赤字が見込まれ運営に支障をきたす。
では、どうやって20%さげるのかは答弁がなかった。
(・・・もともと県から水の仕入れ価格が10%程度下がっているはずなので、さらに値下げも可能なのではないか?)

市道修繕についても、270カ所が残ってしまっており、担当部長は予算拡大を求めるとするものの、財政部長は、市の基金残高(貯金)は県内で下から2番目。基金を減らすことはさけたい。財源確保のためにあげられた内容は、企業誘致のつぎに、徴税強化(つまり滞納させないよう厳しく取り立てる)そして支出を減らすことという答弁だった。



これからの思うことは、

市長自らが掲げたマニフェストをどの方向で実行していこうとするのか?は
部長ではなく、市長自らの言葉でまず答えなければならないのは当然のことだろう。

注目された市長選だっただけに、その内容の実現性が注目されたわけだが、残念ながら全く明らかにはされなかった。
予算を欲しい部署、支出を減らしたい部署。料金を下げる、無料化するなどが掲げてあっても、そうはならないとする各答弁にはちぐはぐさを感じてしまった。


すでに、あれから多くの部長級の人事異動も行われた。

すべての目標を一度に達成できるものではないことは皆が分かっている。

掲げたマニフェストの中で、5万都市を再生するためには

どの項目から実現していくのか、そのストーリーを市民に見せていただきたい。

(もちろん、達成しやすい順ではなく、政策としての優先順位)

9月議会での、あたらしい展開に期待をしたい。





また、議会や委員会の模様は録画配信されているので、一人でも多くの方がみていただきたい。

議会の録画や、ライブ中継は → こちら



取り戻せ!ふるさと加西の未来

井上ちあき