今度こそ、新しい時代へ!  井上ちあきblog

待ちつづける政治から 挑戦しつづける政治へ!

加西病院は生き残れるか その2

2008-11-07 | Weblog
先日から19年度の決算委員会が開催されています。
今日は10時から福祉関係・消防関係の所管について
の審議が5時までありました。

その後、6時30分から
「市立加西病院市民フォーラム」を聞きにいきました。

ちょうど2年前、市の経営改革委員として
加西病院の現状をしってもらおうとフォーラムを開催
したことを思い出しました。

山邊院長の基調講演「ゆれる自治体病院と加西病院」があり、
古角事務局長の改革プランについての方向性が紹介されました。

その後、医師会、市民、院長、事務局長をパネラーとして
パネルディスカッションが行われました。

2年前は公立病院という医師やスタッフの苛酷な労働状況や
国の制度について説明がなされましたが、

全体としては、今回は主にその後の国策について・・・・
 根本的に国の支出になる医療費をどのように削減していくか
 ということを目的とした政策がとられていること
 そしてその影響で、ほとんどの自治体病院が経営難にいたっていること
 の説明があり、院長からは市民の皆さんへの理解と支援を
 強く呼びかけられていました。

 市民の方からは、そこに加西病院があるという安心感があってこそ。
 できることからはじめたい。医師への感謝の気持ちを。
 という発言もでていました。

 医師会の方からは、加西病院と医師会の連携の良さは県でも随一。
 加西病院というバックボーンがあるから地域医療がたもたれている。
 1時間もかけて入院した家族を看護して、また1時間かけてかえってくる
 こんなことになっても良いのだろうか?
 救急をはじめとした不採算部門を必死に維持している加西病院に支援を。
 というお話もありました。

また、内容の詳細はあらためて、病院関連の記事としてご報告しますが、
人のすることなので、完璧はありません。
私も、何年も前ですが診察に不満を感じたこともあります。
加西病院を市民病院ではなく「死人」病院と悪評する人がいることも
知っています。
病院を赤字垂れ流しのように言う人もいますが、

私は、加西市民の健康を守り、安心した生活を送るためにも
そして、人口減・過疎化への流れを加速させないためにも
市の予算から負担が増えたとしても加西病院による地域医療の
充実をめざすべきだと考えています。

先日来、小野・三木の病院統合が報道され、新聞では加東市にも
よびかけとあります。

ただ、これについては冷静にことの成り行きを判断しなければ
なりません。
安易に統合論の渦に巻き込まれるようなことになるのではなく
また、損益の数字だけではなく、市民の生活にとって必要不可欠
な加西病院にプラスになることを私たち市民も意識する
必要があります。

病院には、アンケートにも書きましたが、
・経営改善を必死になって行っていることを、もっと説明してもらいたい
・加西病院の医療レベルはどうなのか?どんな治療が得意なのか?
  どんな治療を心がけているのか?看護、リハビリなどを含めた
  加西病院の本当の姿のPRを行ってもらうことで、上手に市民が
  加西病院を利用できるようにしてもらいたい


すこし長くなりましたので、細かな論点はまたにしますが、
加西病院がそこにある。という現実は多くの医師・スタッフの努力と
市民の理解があってこそであって、まさに砂上の楼閣のようにもろい
ものであることを意識しなければなりません。

取り戻せ!加西の未来

井上ちあき











 





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