goo何気無い日々が心地よい安寧

何気無い日々が続く様に。生きていく事の大変さがカナン。ある種空気の様な存在になりたいもの。

- 京都 世界遺産 仁和寺でできる、一日お遍路 OMURO88 健康すこやかラリー 202206

2022-06-24 23:08:00 | 〽️ 行事・新案内等 控え

【イベント情報】 
- 京都 世界遺産 仁和寺でできる、一日お遍路 OMURO88 健康すこやかラリー
  京都市観光協会(DMO KYOTO) より 



開催日時 : 6月25日 09:00
会場住所 : 京都市右京区御室大内33
会場名 : 仁和寺
イベント詳細・チケット

~世界遺産仁和寺の境内に200 年続く霊場でからだもこころもすこやかに~

 仁和寺の裏・成就山の約3kmにわたる山道に、四国八十八ヶ所の写しであるお堂(札所)が点在し、それぞれのご本尊・弘法大師をお祀りしております。
これを結願(けちがん)成就すれば四国八十八ヶ所霊場巡礼と同じご利益を得ることができます。
 お手持ちのスマホで、6カ所の堂宇に設置されいるQR コードを読み取ると、それぞれのお堂をキャラクター化した御室ムスメ声優の音声付き解説が流れます!

 期 日:令和4年6月25日(土)、26日(日)
      7月9日(土)、10日(日)、16日(土)、17(日)、23日(土)、24日(日)、30日(土)、31日(日)
※次回の設定は9月の催行を予定しております。9月分のご予約は後日受付開始いたします。
 
時 間:9:00~16:00
     ※記念品受取所は10:00 ~
     ※受付最終各日~14:00
 
料 金:1,300円(記念品付、損害保険料込) 
     ※お申し込み時に事前クレジット決済
     
 受 付:成就山1番札所
 授与所:成就山88番札所
 歩程・所要時間:約3km・約2時間

 ※ご参加にはQRコードが読み取れるスマートフォンが必要です。
 ※雨天時の中止判断は、当日朝7時に仁和寺HPにてお知らせいたします。必ずご確認のうえお越しください。
 
 事前予約で楽しむ 京都旅(京都市観光協会 DMO KYOTO)
 
 連絡先:075-461-1155(代表)

🏔御室成就山88ケ所霊場について🏔
文政10 年(1827)頃、仁和寺第29 世門跡であった済仁法親王( 不壊身院御室) が、
四国八十八箇所の巡拝ができない人々のために発願し、
仁和寺寺侍・久富遠江守文連に命じて、四国八十八箇所各札所の砂を持ち帰らせ、
お堂に埋めたことが起源。
実際に仁和寺境内の成就山( 標高二三六メートル)、約三キロメートルの山道沿いに、四国八十八箇所を模して、
八十八宇のお堂には実際の四国八十八箇所の札所の寺院と同じ本尊と弘法大師を祀る。
成就山八十八ヶ所とも称される。

🌸御室ムスメについて🌸
御室ムスメとは、京都 世界遺産 真言宗御室派 総本山仁和寺の裏手の成就山、OMURO88にあるお堂のキャラクターコンテンツです。

*イベント情報は変更されている場合があります。必ずオリジナルサイトで最新情報をご確認ください。
京都 世界遺産 仁和寺でできる、一日お遍路 OMURO88 健康すこやかラリー
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京都御苑のカフェ「SASAYAIORI+」抹茶パフェなど和スイーツを癒しの空間で堪能 202306

2022-06-24 22:27:00 | 🍴 グルメ

京都御苑のカフェ「SASAYAIORI+」抹茶パフェなど和スイーツを癒しの空間で堪能
【女子旅プレス=2022/06/24】


老舗京菓匠「笹屋伊織」のカフェ「SASAYAIORI+ 京都御苑」が、京都御苑内近衞邸跡休憩所にオープンした。

◆京都御苑内の和スイーツカフェ「SASAYAIORI+ 京都御苑」
「SASAYAIORI+」は、1716年創業の「笹屋伊織」が老舗和菓子店の枠にとどまらない新たな試みを行う場として営むのテイクアウトカフェ。
 あんみつやみたらし団子、かき氷、アイス最中などの和スイーツをはじめ、抹茶やほうじ茶を中心とするドリンク類、ボトル入りの宇治玉露や抹茶ビールなどを提供。
 ガラス窓から御苑内の美しい緑と陽の光を魅力的に取り込む空間設計で、イートインだけでなくテイクアウトにも対応する。

◆おすすめメニューは和素材を使用したスイーツ
 主なメニューのひとつが、ふっくらと焼き上げたどら焼の皮でつぶ餡や季節の餡、生クリームなどをサンドした、「福来(ふっくら)どらやき」。縁起の良い名前で、見た目も華やか、片手で食べやすく苑内散策のお供にもぴったりだ。
 定番の京都スイーツ「抹茶パフェ」は、昔ながらの製法で作られるサクサク香ばしい最中に、宇治抹茶を贅沢に使った笹屋伊織オリジナルの抹茶アイスクリーム、白玉と餡を、店内で作る抹茶ゼリーにトッピング。
 また「SASAYAIORI+ 京都御苑」では、環境保全への取り組みの一環で、一部メニューを土に還る素材から作られた器で提供する。(女子旅プレス/modelpress編集部)

■SASAYAIORI+ 京都御苑
住所:京都府京都市上京区京都御苑3(市営地下鉄烏丸線今出川駅3番出口から徒歩5分)
営業時間:10:00~16:30<ラストオーダー>16:00
定休日:月曜日(月曜日が祝日の場合は翌平日・年末年始)

情報:笹屋伊織

【Not Sponsored 記事】
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100以上の“低山”を登った私が選ぶ「おすすめ名山」3選〈西日本編〉

2022-06-24 18:31:02 | 🚇 旅選定の参考

100以上の“低山”を登った私が選ぶ「おすすめ名山」3選〈西日本編〉抜粋
  文春オンライン より 220624   小林泰彦


100以上の“低山”を登った私が選ぶ「おすすめ名山」3選〈東日本編〉 から続く

 いま、標高1500メートル以下の「低山」を訪れる人が増えている。

 その火付け役となったのが、画家であり、低山歩きの名人でもある小林泰彦さんが選りすぐりの山々を紹介した『日本百低山』(文春文庫)だ。本書を参考に、酒場詩人の吉田類さんが日本各地の低山を歩く『にっぽん百低山』(NHK総合)が放送されるなど、低山ブームは高まるばかり。

 ここでは、このたび電子書籍化された『日本百低山』から一部抜粋して、小林泰彦さんが選ぶ「おすすめ低山・西日本編」を紹介する。(全3回の2回目)

◆◆◆

⛰その1、比叡山(京都府・洛北)
 京都の街のどこからも親しく見える比叡山は、ケーブルカーやロープウェイもあるしドライブウェイが通じているから、乗り物で登る山と思われがちだけれど、実は歴史的な登山道がいくつもある。
 そこで、用事があって京都を訪れた最後の一日、思いたってその歴史的山道のひとつを歩いてみることにした。

 叡山電鉄を修学院駅で降り、白川通から東へ入った。狭い道を行くと鷺森神社の前に出て、さらに神社の北側の道を山に向かって行くと畑の中を歩くようになり、正面の山の緑が美しかった。
 少し前に都心のホテルを出たばかりで、もうこんなところに来てしまう、街と自然が密着している京都はやっぱりいいねと、いつも感じることなのに改めて感心して同行者と話し合った。

<白川通の方から見る比叡山は,四明岳が頂上の美しい三角形である。©小林康彦/文藝春秋>

 しっかり護岸された音羽川に出ると、少し上流の橋の脇に「比叡山登山口」という道標があった。
 橋を渡って対岸の車道を登ると、また「きらら坂入口、比叡山へ」という小さな道標があり、ようやく山道で、しかも有名な雲母(きらら)坂ということで気分も引きしまった。

 書物には、比叡山で修行していた親鸞が、京の六角堂へ日参した際に通ったのもこの雲母坂とある。千日回峰行でもここを何度となく通ったに違いないということで、そう思うと普通の山道よりも何かがありそうな気がしたが、ともあれ現在の雲母坂は滑りやすい急登の連続でまことに歩きづらい。

⚫︎『太平記』ゆかりの地を巡る
 常緑の低木が多い雑木林の中を、修学院離宮のフェンスに沿ってひたすら登った。
 とはいっても低山のことで、30分ほど登ると平坦になり、離宮の境界線は左へ去り、林が切れて明るい場所へ出た。
 すぐ脇に「水飲対陣跡」という一読意味不明の石碑があり、『太平記』に出てくる千種忠顕(ちぐさただあき)と足利直義(ただよし)の戦跡とあった。
 植林はなかったにしても、この同じ道を800年も前に若い親鸞がどんな気持ちで歩いたのかね、などと話していたら、元気のよい学生風の男性がひとりで足早に下ってくるのに出会った。
 すぐ左手でゴロゴロと機械音がするので何かと思ったら、八瀬から上ってくるケーブルカーの山上駅だった。何だかうらぶれた感じの駅だけれど、中に人ると昭和初期か大正頃の建物らしいおもしろい内装で、外側を改装しなければいいのにと思った。

 ロープウェイの下を通って、蛇ヶ池の人工スキー場まで車道を歩いた。ブラシを敷いたゲレンデでは、Tシャツ姿の若者たちがスラロームの練習をしていた。ゲレンデの脇を登ると、古びてはいるがアスレチックのエクササイズがいくつも設けてあった。ただし書いてある通りに、ぶら下がったりすると、たちまちこわれそうだった。

 右に分かれる道があって「山頂園地」とあったので、往復してみた。10分ほどで四明岳の山頂に着いたが、この山頂は全部が遊園地になっているので、景色だけ見て分岐に戻り、延暦寺に向かった。

⚫︎延暦寺で「妙に感心」したこと
 だんだんとスギの巨木が目立ってきて、もう延暦寺の広大な寺領である。弁慶水を過ぎた先に巡拝券交付所があって、券を求めてから右手を見ると「智証大師御廟、山頂方面」とあるので、これが848メートルの山頂と気づき、往復することにした。

 御廟から無線中継所を通って、三角点のある大比叡山頂に着いた。駐車場付近の混雑とは対照的な、人のいない静かな山頂だった。
 延暦寺は東塔地区、西塔地区、横川地区と3つに分かれて数多くの塔頭が建ち並んでいて、とてもすべては巡れないので、有名な根本中堂だけを拝観することにした。
 根本中堂では堂内で撮影をしており、その照明で見えたのだけれど、参詣人が上がる床の先の暗闇は、実はいちど地面のレベルまで下り、そこからご本尊のおわします厨子が床のレベルまで再び立ち上がっているのである。僧侶の説明でそれが分かり、ぼくらは妙に感心した。

 下山路は、旅装を修学院側に置いてきたために、入山路を逆に辿り、雲母坂を慎重に下って、白川通に出た。(1989年秋)

⛰その2、六甲山(兵庫県・六甲山地)
 ぼくは関西の山にはなじみが薄いけれど、それでもこれまでに六甲へは何度か出かけている。といっても、どれも車やケーブルカーで観光しただけなのだが、六甲の人気や知名度の高さは承知している。
 また、六甲山のすばらしさは、大都会と隣り合わせに整った自然という組み合わせの妙にあると思う。これは比叡山と京都の組み合わせにもいえるのだが、残念ながら関東には例がない。

 街にあって、ふと目を上げると都会の甍(いらか)の先に思いがけない山の姿が大きく迫る、そんな胸を突かれるような経験が誰でもあるのではないか。

 以前、インスブルック(オーストリア)の街を歩いているときに同じような思いをして、この街はどこがよいかというと、つまり街と山が長焦点レンズで覗いたように重なって見えるところがよいのだな、と思った記憶がある。
 そうはいっても、都会と隣り合う自然が損なわれていてはダメなのだが、その点も六甲山はよく管理されている。ドライブウェイやケーブルカーや各種の施設がこれでもかと入り込んでいるわりには、自然がよく保たれている、と、そんなことを話しながら、ハイキングでは初めての六甲山にやってきた。

 めざすのは六甲山の最高点(931メートル)で、芦有自動車道路の東おたふく登山口バス停から入ることにした。
 前日までは有名な「魚屋(ととや)道」を海の近くから辿ってみようと思っていたのだけれど、この日は天気が不安定で、朝から日がさすかと思えば暗雲が風を伴って来るといった様子なので、山頂に近い登山口を選んだ。
 六甲山も宅地化が進んでいるようで、歩き始めたぼくらの後ろを芦屋市清掃局の車がチャイムを鳴らしてついてきた。

⚫︎六甲山の人気の理由は…
 林道へ入って、やっと六甲らしい気分になった。冬枯れの雑木林ではアカマツばかりが元気がよさそうで、小さな流れの水は清らかだ。常緑の低木もあり、トリも多い。山腹には崩れたところがいくつもあり、そこは卵黄色で目立っている。六甲山はどこもそんな感じで、いかにももろい地質に見える。そのせいか沢には頻繁に砂防堰堤が設けてある。

 東お多福山は姿のよい前衛峰だけれどパスして、林道の峠から蛇谷北山への稜線の道に入った。ここも雑木林でマツが目立ち、足もとはササだが、道はよく踏まれて歩きよい。
 休日のせいもあって何組かのハイカーが前後にいた。天気はあまりよくないのに何か明るい印象で、この明るさも六甲の人気の因だね、などと話しながら行くうちに日がかげったと思ったら、雪が舞い始めた。

 蛇谷北山と地図にあるピークに達した頃にはかなりの雪で、北面を下るところでは数センチの積雪があり、滑らないように注意した。
 とはいっても再び登るところでは積雪はなく、登りつめて鳥居のある分岐に着いた頃には雪も止んだ。これが六甲山縦走路で、「白山之宮」という合祀神社があり、ひと組のハイカーが昼食の最中だった。

⚫︎山頂の半分は「立入り禁止」に
 ここからは車道がらみの縦走路で、観光地の低山ではよくあることだが、ハイキング気分は損なわれる。そこで車道部分はできるだけ足早に通り過ぎ、あっという問に六甲山の最高地点に着いた。

 山頂は正しく半分に区切られて、立入り禁止の半分は米空軍の通信施設になっていた。

 折から薄日がさしてきたが、何しろ風が強いので昼食はあとにして、早々に下山と決めた。下山路は縦走路を戻り、「白山之宮」からとかが尾山コースヘ入り、車道のコンクリート壁をまたいで稜線の道を辿った。

 暖地らしいアセビのジャングルを抜けて、ササを分け、アカマツの大木の下を通って、山頂のないとかが尾山から南へ急下降である。山火事用の消火栓が自然林の中に点々とあって、管理のよいところだと思った。
 下りきって車道に出たら、そのあたりは奥池を中心とするリゾートで、新興別荘地とみえてモダンかつ珍奇な建物があり、こんなのは関西らしいね、などと話しながら歩くうちに、出発点に戻った。(1994年冬)

その3、開聞岳(鹿児島県・薩摩半島)
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🚶‍♀️…仏徳山&朝日山…琴坂…橘島… 220624

2022-06-24 17:58:00 | 🚶 歩く
🚶‍♀️…右岸堤防道…太閤堤跡公園…朝霧通…早蕨の道…仏徳山:遊歩道↗︎同:展望台👀↗︎同:山頂↘︎朝日山:山道↗︎同:観音堂…同:展望台↗︎同:山頂↘︎同:裏山道…仏徳山朝日山渓谷…朝日山山道↘︎興聖寺脇…琴坂…亀石楼前↩️…観流橋…朝霧橋…橘島…塔の川川辺道沿…宇治橋下…宇治橋…右岸堤防道…>
🚶‍♀️10452歩27F

🌤:仏徳山展望台:33℃:風強く心地よく
風止むと暑いが…結構吹き続ける。


🌡室温12:00で32℃、就眠時28℃

🏡ベランダ:日除け固定を補強。



仏徳山展望台:彼方に大阪北東部

朝霧橋より上流

京阪宇治駅とJR列車

宇治橋下より上流景観

京阪宇治駅西側










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行き止まりの“盲腸線” その先には何がある!?そこは都会の秘境?ミニトリップにもおすすめの日本全国支線探訪 202206

2022-06-24 11:34:07 | 🚃 鉄道

行き止まりの“盲腸線” その先には何がある!? そこは都会の秘境? ミニトリップにもおすすめの日本全国支線探訪
ベストカーWeb  より 220624

 通勤や通学でいつも使う路線からちょっとだけ別の方向へ延びている短い支線。行き止まりで短いことから、“盲腸線”と呼ばれたりもする。
 走っている車両も本線で使われている最新型ではなく、古いもの。それがワンマンに改造されて1~2両、長くても4両くらいで走っていたりする。線路も1本の単線であることも。
 いつもは使わないそんな路線にあえて乗り、都会にあるのに都会ぽくない風情を楽しんだり、短い路線の先に何があるのかを探索してみたりするのもおもしろい。ちょっと時間が空いた時のミニトリップにもいいかもしれない路線をいくつか紹介してみよう。


兵庫県神戸市、山陽本線の兵庫駅から分岐して2.7㎞。終点の和田岬駅で線路は行き止まりとなる
文・写真/服部朗宏
 行き止まりの“盲腸線” その先には何がある⁉ ミニトリップにもおすすめの日本全国支線探訪
盲腸線の先には寺社がある!? “参拝電車”でGO!
 “盲腸線”の一部には神社仏閣への参拝客輸送を主目的に建設された路線がある。娯楽が少なく,人々の信仰心が今よりもずっと厚かった明治・大正期には,参拝客輸送を当て込んでもペイできたし,資金難の鉄道にとっては安定収入のために欠かせないものだったりもした。

 こうした“参拝電車”は規模もまちまち。小さいものでは人が押す「人車鉄道」やいわゆるチンチン電車的な路面電車があったが、自動車の登場で戦前には大方がなくなってしまった。
 規模が大きなものとなれば、例えば関東の京成本線は東京から成田山への参拝客輸送が目的のひとつであるし、近畿の南海高野線や、JR東海の参宮線、伊豆箱根鉄道大雄山線なども参拝電車といえるかもしれない。

 本線から分かれる支線としての参拝電車は今も残っている。関東で身近なのは東武鉄道の大師線、京成電鉄の金町線、京浜急行電鉄の大師線だろうか。

⚫︎ 東武鉄道大師線は足立区の西新井~大師前間のわずか1.0km、目的は西新井大師への参拝だ。区間が短いので中間に駅はない。車両は2両編成のワンマン車が10分間隔で行ったり来たり。乗車時間はあっという間の2分間だ。終点の大師前駅は無人駅で改札機もない。西新井駅の専用通路に改札機があり、そこを通ったら自動的に大師線に乗車したことになるようにしているのがおもしろい。なお、この大師線、元もとは大師前から先に延びて東武東上線の板橋へ接続する予定だったが、立ち消えになってしまったというエピソードがある。

⚫︎ 東京葛飾区、京成の高砂駅から延びる金町線(高砂~金町間2.5km)の中間にある駅は1つだけ。「寅さん」で有名な柴又駅だ。金町線は元をたどると、柴又~金町間約1.5kmの帝釈人車軌道が前身。もちろん柴又帝釈天への参拝客のために1899(明治32)年に開業した。6~10人乗りの小さな客車を人がゴロゴロと押すという、なんとものんびりしたものだった。
 柴又帝釈天の帝釈堂と祖師堂を結ぶ回廊の欄間には当時の人車をモチーフにした今でも彫刻が残っているほか、2022年4月にリニューアルオープンした「葛飾柴又寅さん記念館」には、復元された人車が展示されている。
 東京の葛飾区、寅さんで有名な帝釈天のある柴又の「葛飾柴又寅さん記念館」には復元された開業当時の人車が展示されている

⚫︎ 京急大師線は京急川崎駅から分かれて小島新田駅に向かう4.5km。駅は中間に5つある。今でこそ支線だが、実はここが京急発祥の地。
 川崎大師への参詣客を当て込んで、大師電気鉄道という会社が1899年(明治32年)に現在の六郷橋駅から大師前間を開業させたのが京急のルーツなのだ。その後、戦時中には京浜工業地帯への工員輸送のために延伸され、おおよそ現在の姿になっている。
 1997年までは一部区間でレールを内側に1本足して国鉄・JRの線路貨物列車が乗り入れていた(京急の線路幅は国鉄よりも約40cm広い)。貨物列車はなくなったが、川崎大師への参拝電車というのんびりした顔と、工業地帯へのアプローチ路線という面は今も併せ持っている。

 こうした“参拝電車”は普通の日は乗客も少なくのんびりとしたムードを味わえるが、新年初詣や縁日などの書き入れ時になると表情は一変する。次から次へと参拝客が押し寄せ、電車も増発されてピストン輸送となり、駅も賑わい、華やかさなムードに包まれる。

ひなびた盲腸線だけど、開業当時は本線だった栄光の夢の跡
 元もとは本線(主要経路)として建設されたが、その後の変化で支線に格落ちされてしまった路線の代表例は、南海電鉄の通称「汐見橋線」。大阪市の中心部、難波にも近い都会の中でローカル線気分や昭和レトロな雰囲気を味わえるということで一部で人気になっている。

⚫︎「汐見橋線」は南海線・高野線の岸里玉出駅から分かれて汐見橋駅までの4.6km、中間に駅は4つあり、2両編成の古めかしい電車が行ったり来たりしている。今でこそ本線から分かれる支線の形になっているが、ここの区間はもともと高野線の本線。高野線は南海本線とは別の会社が建設し、汐見橋駅は高野山へ向かう大阪側のターミナル駅だった。
 今でも高野線の書類上の起点は汐見橋駅になっているが、年月を経ると人の流れが難波方向に変わっていき、1985年に現在の岸里玉出駅付近が高架になる際についに本線と分断されてしまった。
 汐見橋線で面白いのは起点の汐見橋駅。古めかしい屋根のホームに降り立つとレトロな広告が入った木製のベンチが設置されている。駅舎の中は薄暗く、2016年までは昭和30年代の物と思しき年季の入った観光案内路線図(その後同じような意匠で復刻)が掲げられていたりと時間が止まったような感覚を味わえる。駅舎も大阪中心部にある大手私鉄の駅とは思えないほど殺風景なものだったが、近年大きなイラストが描かれてちょっとだけおしゃれに変身した。中間の木津川駅もまるで廃墟のようなたたずまいが、ある面で魅力的だ。

 大阪市内の南の中心部、難波にもほど近い南海汐見橋駅。もともとは高野山への参拝路線、高野線の起点駅だったのだが、現在高野線の列車は途中駅から南海本線へ乗り入れ、難波駅を発着する。撮影は少々前で2014年

⚫︎日中は超閑散だけど朝夕は超ラッシュ!! 工場地帯の“盲腸線”
 都会の中のローカル線気分を味わうなら、横浜市臨港部の工場地帯を走るJR東日本の鶴見線もおもしろい。京浜工業地帯の貨物輸送と工員輸送のために建設された鶴見線は元は私鉄だったということもあり、今でも独立した雰囲気を色濃く残している。
 平日の朝晩は工場への通勤客でにぎわうが、日中や土休日は乗客もまばらで、中間にある無人駅に降りれば人っ子一人見当たらず、シーンとしている。そのギャップがおもしろいというわけだ。

 鶴見線にはさらに櫛の歯のような支線が分かれており、浅野駅から分かれる海芝浦支線と安善駅から分かれる大川支線がそれだ。
 ホームの横はすぐ海という海辺にある海芝浦駅は東芝の従業員専用駅ともいえる構造で、駅自体が工場敷地内で改札を出るとそこは事業所内。もちろん一般人は立入禁止だ。ただ、以前は改札外に出られなかったが、駅直結の「海芝公園」ができてそこだけは入れるようになっている。近年の“工場萌え”ブームもあって、海越しに見える「鶴見つばさ橋」や工場群の夕暮れや夜景がきれいだと人気のようだ。

 JR東日本鶴見線。京浜東北線の鶴見駅を起点に京浜工業地帯へ線路が伸びる。途中駅ではふ頭に沿っていく本もの視線が分岐する。浅野駅から分岐する海芝浦支線の終点海芝浦駅は隣接する東芝工場の従業員輸送のための路線で、改札を出ると東芝の敷地に直結。以前は従業員以外は改札を出ることができなかったが、現在は小さい公園が整備された

 もうひとつの大川支線は日中(9時台~16時台)には電車が全く走らず、平日でも1日9本、土休日には1日3本しか電車が来ないという超秘境路線。大川駅は降り立っても小屋のような木造の小さな駅舎があるだけで、線路は雑草に覆われ、周囲に人気もない。ただ、そこが都会の中の秘境としてマニア心をくすぐっているというわけだ。

 鶴見線の支線はとにかく電車の本数が少ないので、行くときは電車の時刻をあらかじめ調べて綿密に計画を立てたほうがいい。

◆全国ににまだまだあるおもしろ支線をブラブラ探訪で楽しもう
 「支線」や「盲腸線」にはそれができた面白いエピソードに事欠かない。本線からちょっとだけ離れた鉱山だったり、港だったり、車庫だったり、寺社だったり、遊園地や観光地だったりを結んだり、あるいは国鉄が通らなかった町と国鉄・JRとを結ぶ私鉄を地元が建設したりといった歴史がそれぞれにある。

 兵庫県西宮市の阪神本線武庫川駅から分岐する盲腸線「武庫川線」。1.7㎞の区間に途中駅が2駅あり、終点は武庫川団地前駅。写真の電車は2020年に新型に置き換えられて今はない
 都内練馬区の西武鉄道豊島線、埼玉県の西武園線、狭山線、
東京メトロ丸ノ内線の方南町支線(東京都中野区、杉並区)、千代田線の北綾瀬支線(東京都足立区)、
関東鉄道竜ケ崎線(茨城県龍ヶ崎市)、
名鉄築港線(愛知県名古屋市)、
阪神武庫川線(兵庫県西宮市)、山陽本線(和田岬線)の和田岬駅(兵庫県神戸市)、
小野田線本山支線(山口県山陽小野田市)、山陽新幹線博多南線(福岡県福岡市)などなど、
 全国を見渡せば多くのおもしろ支線があなたの訪問を待っている。



👄鉄道チャンネルでも、「盲腸線」で各地の鉄道を放送中
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