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日本人のルーツとは? DNA研究から、日本人の遥かなるルーツを探る! 特別展「古代DNA―日本人のきた道―」

2025-03-29 02:00:00 | 気になる モノ・コト

日本人のルーツとは? DNA研究から、日本人の遥かなるルーツを探る! 特別展「古代DNA―日本人のきた道―」
 東京新聞 より 250329


 日本の古代の人と暮らしぶりはどんなものだったのかしら? 国立科学博物館で特別展示中の「古代DNA―日本人のきた道―」に行ってみたわ!

 ここ数年、古代DNA研究は飛躍的に進化し、人類の足跡が次々と明らかになっている。

本展では、日本人のルーツに焦点を当て、古代の人々の姿や暮らしを、最新のゲノム解析をもとに紹介してくれる。

⚫︎最古の日本人の年齢は2万7000歳だった!
 日本人とはいったいどこから来たのだろう。考古学では約4万年前の後期旧石器時代に大陸から渡ってきたといわれているが、化石証拠がないため実態は不明のままだった。
 そこに光を当てたのが、本展で紹介される最新のDNA研究だ。人骨にはヒトの一生の膨大な情報が蓄積されており、1本の歯、微細な骨の欠片からでも詳細な人物像が解き明かすことができるという。

 入場すると最初に出迎えてくれたのが、日本最古の人骨のひとつといわれる「4号人骨」。2008年、沖縄県の白保竿根田原洞穴遺跡で発見されたが、年代の特定はできずにいた。それが近年の技術によって、およそ2万7000年前の人骨と判明。
 さらに性別は男性で身長は160~165㎝、体つきは頑丈だが外見は意外にスリムで、耳と歯の様子から水に潜って海産物を摂って生活していたことがわかった。骨格から復元された顔は頬が横に張り、がっしりとした風貌。どちらかというと南方系の顔立ちだ。

 先に進むと縄文人の頭骨と復顔の展示が目に入る。4号人骨とはまた違う風貌で、「知り合いに似ているかも…」と親近感が湧く人もいるだろう。音声ガイダンスによると、北海道礼文島で発掘された女性とのこと。顔全体は寸が詰まり、頬は横広で眼窩が四角く眉間は膨らみ、全体的に彫が深い。さらに身長は146㎝と小柄で40年以上生き、子どもも何人か生んでいるとのこと。

 4号人骨といい、縄文人骨といい、数千~数万年前のヒトのプロフィールがこんなにも詳細にわかってしまうことが、なんとも不思議で面白い。

⚫︎古代人の精神世界もDNA解析が解き明かす
 発掘された遺跡からは動植物やヒトを象った土偶が多数出土しており、その一部が展示されている。人間の形をしたものをはじめ、サル、イノシシ、クマ、イカ、シャチ、貝類など、種類も豊富だが、何に使っていたかは今も謎。一般的には、狩猟の成功や豊作を祈るなど、呪術的に使われたと考えられている。

 どれも掌サイズの大きさだが、女性を象った「バイオリン形土偶」は2~3㎝ほどの極小サイズで、「こんなに小さいのか」と少々驚かされた。豊かな乳房が強調されていることから、母乳が出るよう女性たちが“お守り”のように持っていたのかも。そんな想像を膨らませながら鑑賞するのも楽しい。

⚫︎多様なDNAを持つ人々が活躍していた弥生時代
 縄文時代は1万3000年ほど続き、今からおよそ2900年前(紀元前10~9世紀ごろ)、北九州に来た渡来人が稲作文化を伝え、弥生時代が幕を開ける。渡来人は縄文人と長い年月をかけて交配し、日本列島にさまざまな遺伝的特徴をもつ“弥生人”が誕生した。会場には“縄文型弥生人”と“渡来型弥生人”の頭骨が並び、それぞれの特徴を紹介している。渡来型弥生人の顔は面長で幅広、前歯が大きくて眼窩が丸く、全体的にのっぺりとした顔つきだ。復顔像を見れば、前出の縄文人との違いは一目瞭然。ぐっと現代人に近づいており、「これぞ日本人のルーツ」と納得できる。

⚫︎新たな文化が流入し、古代国家の時代が始まる
 稲作が始まると人々は土地に定住しムラやクニをつくり、水田づくりにかかせない水源の取り合い、収穫物の奪い合いなど、集団間で小さな諍いも始まる。

 さらに3世紀ごろ、大陸から先進技術や文化を携えた渡来人が新たにやってきて、日本の文化や生活に大きな影響を与えた。そして遺伝的な特徴も、ほぼ現代人に近いものになっていった。もちろん、地域によっては、まだ縄文系のDNAを残す人々もいて、古墳時代もDNA的には多彩だった模様。

 DNA解析は、古墳時代の家族の在り方も明らかにしている。岡山県の前方後円墳で見つかった計4体の人骨は、DNA分析の結果、4体中3体が“父親と2人の娘”だとわかった。娘同士は異母姉妹で、残りの1体は誰とも血縁のない女性だった。つまり2人の娘の母親は一緒に埋葬されていないのだ。彼らの間にはどんな物語があり、同じ墓に眠っているのだろう。古代の家族関係は、私たちが思っている以上に複雑だったことが垣間見えてきた。

⚫︎古来、人間のパートナーだったイヌとネコのルーツに迫る
 展示の後半に登場するのはイヌとネコだ。特にイヌは日本列島に最初に渡来した家畜動物で、今も私たちの大切なパートナー。そのルーツには大いに興味がわく。

 まず、最古のイヌのルーツは東アジアで誕生したニホンオオカミで、1万年ほど前の縄文時代に渡来し、それから7000年間、ほかのイヌと混ざることなく系統が維持されたらしい。縄文時代、ヒトの近くに棲み、残飯を食べて暮らしていたイヌは、やがてヒトに飼いならされ、狩猟犬となる。弥生時代になると、渡来人とともに別系統のイヌがやってきて混血し、農耕社会に適応したイヌへと変貌した。イヌも時代に適応しながら変遷し、今日まで生き永らえたのかと思えば、生き物としてのたくましさを感じる。

 会場にはニホンオオカミの剥製が展示されている。少し間延びしたひょうきんな顔つきなのが印象的。こんな顔ならヒトも警戒せずに近くに置いたかもしれない。

 イエネコもイヌ同様、人間との結びつきの強い動物だが、DNA分析の結果、現在の日本のネコの多くは、平安時代以降に持ち込まれたネコを祖先にしているらしい。
 文献資料でも、中国からネコが来たことは確認されていたが、それが科学的に裏付けられた格好だ。
 ただ、気になるのは「動物足跡付須恵器」という古墳時代末期の出土品。そこにくっきり、動物の足跡が残されており、「お、これはネコの足跡!」と誰もが思うはず。だとすれば、古墳時代にすでにイエネコは来日していたのでは? このへんの調査は、まだ今後の成果が待たれるということらしい。

 展示は、さらに北方や南方でのゲノム解析の結果にも触れ、それぞれに異なる集団の形成史があったことを紹介し終幕となる。南北に長い日本列島には、さまざまなヒトが暮らし、長い年月をかけて日本人ができ上がっていったことが改めてわかった。
 感じるのは、ヒトにしても動物にしても、数千年前の生きざまが詳細にわかることの不思議さ。そして、それを解き明かす最新の科学と考古学の進化の素晴らしさだ。DNA分析が進めば、近い将来、古代史に残されたさまざまな謎も解明されていくに違いない。


縄文人も弥生人も知り合いにいそう(笑)

⚫︎古代DNA―日本人のきた道―

3/15(土)-6/15(日)
 国立科学博物館 [東京 上野公園]

9:00~17:00(入館は16:30まで)
 月曜、5/7休館

入館料:一般・大学生2,100円、小・中・高校生600円

問合せ:050-5541-8600(ハローダイヤル)
https://ancientdna2025.jp
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レアメタル貧国・日本の大復活劇の始まりか?レアメタルを使わない「ペロブスカイト太陽電池」が世界を変える

2025-03-29 01:34:00 | 気になる モノ・コト

レアメタル貧国・日本の大復活劇の始まりか?レアメタルを使わない「ペロブスカイト太陽電池」が世界を変える
 Wedge より 250329  中村繁夫


 いよいよ始まる大阪・関西万博のバスターミナルでは250m超の曲面構造に設置された、ペロブスカイト太陽電池(PSC)が入場者を迎えてくれる。 僕の商社マン時代にはペロブスカイト構造のチタン酸バリウムを取引していたので懐かしい名称だ。

 ペロブスカイト構造とは結晶構造の一種であり、自然界に存在する鉱物であるペロブスカイト(灰チタン石)と同じ結晶構造を持つことが名前の由来となっている。
 英語でペロブスカイト電池を(Perovskite Solar Cell、英略:PSC)と呼ぶので本稿ではPSCと略称を使いたい。

 さて、地球温暖化や環境問題が深刻化する中、再生可能エネルギーの重要性が高まっている。特に太陽光発電は、そのクリーンさと持続可能性から注目を集めており、PSCはその中でも高効率かつ低コストで製造可能な次世代の太陽電池として、世界的に注目されている。
 このエッセイでは、PSCの特性、日本におけるヨウ素資源の供給力、国内企業や研究機関の取り組み、海外との提携、そして未来の展望について詳述する。

 PSCは、特定の結晶構造を持つ材料を利用しているが、この材料は、有機物や無機物から構成されており、特に光吸収効率が高いことが特徴である。
 従来のシリコン系太陽電池と比較し、製造コストが低く、軽量で柔軟性があるため、さまざまな用途に適用できるポテンシャルを秘めている。最近の研究によって、PSCは変換効率が大幅に向上し、現在では20%を超える効率を達成しており、この数値はシリコン系の太陽電池に匹敵する。

⚫︎日本が持つ世界トップクラスの資源
 レアメタル貧国の日本はPSCの原料のヨウ素だけは世界でトップクラスの資源を有する。

 PSCの生産に不可欠な原料の一つがヨウ素であるが、この元素は、PSC構造を形成する際に重要な役割を果たしており、その供給がなければPSCの大量生産は困難である。
 日本は世界のヨウ素資源の約30%を保有しており、その供給力は国際的に重要な役割を果たしている。国内では、特に千葉県や茨城県の地下水からヨウ素を効率的に採取する技術が確立されており、安定的な供給が可能となっている。このような安定供給は、PSCの生産において日本の国際競争力を維持するための基盤となっている。

 日本には、多くの大学や研究機関がPSCの研究を行っている。特に東京大学や物質・材料研究機構(NIMS)は、PSC材料の特性評価や新しい合成方法の開発を行い、産業界との連携も進めている。
 東京大学の研究グループはPSC材料の結晶構造や耐久性向上に関する研究を進め、国際的にも高く評価されている。NIMSは、PSC材料の特性を評価し、商業化に向けた技術の開発を進めている。これらの研究機関は、PSCの実用化に向けた重要な役割を果たしている。

※国立研究開発法人物質・材料研究機構 NIMS

 日本の企業もPSCの製造に取り組んでいる。積水化学、シャープ、パナソニック、京セラなどの企業は、それぞれの強みを生かしてPSC技術の開発を進めている。

 積水化学は今年1月、旧シャープ堺工場に100MWの生産ラインを新設すると発表した。投資総額は900億円。27年にラインを稼働させ、その後、追加投資を行い、30年にはGWクラスの製造ラインの構築を目指すという。

 その他、シャープは太陽光発電の分野で長い歴史を持ち、PSC技術にも関心を寄せている。パナソニックは、PSCの商業化に向けた研究を進め、環境に配慮した製造プロセスに注力している。京セラは異なる材料を利用したPSCの開発に取り組んでおり、さまざまな市場ニーズに応える製品を目指している。

 さらに、日本の企業と大学が共同で研究開発を行うプロジェクトが増加し、実用化に向けた技術のブラッシュアップが進んでいる。この連携により、研究成果が迅速に市場に反映され、商業化の加速が期待される。
 企業が大学の研究結果を元にプロトタイプを開発し、実際の製品化を目指す流れが一般的になっている。また、研究機関から得られた技術を企業が商業化する際の技術移転が行われ、これにより研究成果が市場に活かされる。

 特に欧米やアジアの研究機関との連携が強化されている。異なる視点や技術が融合することで、新たな発見や技術革新が生まれる機会が増えている。海外のカンファレンスやワークショップに参加することで、最新の研究成果や技術情報を共有し、国際的なネットワークを築くことも重要である。

⚫︎レアメタルを必要としない太陽電池
 PSCは、従来の太陽電池と異なりレアメタルを必要としない点でも注目されている。主要な材料はヨウ化鉛やメチルアンモニウムなど日本で入手しやすい素材である。一方、従来型の太陽電池ではインジウムやガリウム、セレンといったレアメタルが使用される。PSCはレアメタルを使用しないことで、コスト削減や供給安定性を実現している。

 PSCの主なメリットには、低コスト化、高い発電効率、軽量・柔軟性、環境負荷の低減が挙げられる。製造プロセスがシリコン系太陽電池よりも簡素で、低温処理が可能なため、エネルギーコストを削減できる。材料使用量もシリコン系の1/20と少なく、これがコスト削減に寄与している。
 また、研究レベルではシリコン系と同等以上の変換効率(20%以上)を達成しており、タンデム型(PSC+シリコン)ではさらに効率向上が可能である。PSCはフィルム状に製造でき、厚さはシリコン系の1/100と薄く、曲げ加工ができるため、ビルの壁面や自動車のボディーなど、従来設置困難な場所にも適用できる。
 さらに、低温製造によりCO2排出量が少なく、国産原料(ヨウ素など)を活用できるため供給安定性も高い。

⚫︎耐久性を向上させるためのポイント
 しかし、PSCにはデメリットも存在する。その中でも耐久性と不安定性は大きな課題である。PSCの長期安定性を改善するための主要な手法として、材料改質技術、封止・コーティング技術、製造プロセス革新、構造設計が挙げられる。材料改質技術には、ホール輸送層への新規添加剤の採用や前駆体材料に塩化アンモニウムを混合する方法があり、これにより性能劣化を抑制することができる。

 封止・コーティング技術では、湿気や酸素を遮断する保護膜の開発が進められており、これによって耐久性が向上する。製造プロセス革新としては、全自動製造システムの導入による人為誤差の排除や、塗布工程の最適化が行われている。構造設計においても、熱拡散防止構造や鉛フリー材料の採用が進められ、環境耐性が強化されている。現在、NEDOプロジェクトなどで実用化に向けた耐久性基準の策定も進行中である。

 さらに、PSCの設置自由度は革新的な活用を可能にしている。曲面や複雑形状への設置が可能であり、従来のガラス基板型では不可能な曲率半径10cm以下の曲面に対応できる。
 これにより、体育館の軽量屋根や老朽化した建物、工場・倉庫の屋根など、シリコン系では断念された場所でも活用が期待される。厚さ1mmのフィルム型は窓ガラスや外壁に貼付可能であり、建材と視覚的に融合することができる。高層ビルの壁面全体を発電面に転換することも可能であり、移動体や小型機器への適用も進んでいる。
 ドローンやEVの車体、バッグや衣類などの可動部にも利用でき、IoT機器の自立電源としての活用も検討されている。

 経済産業省の試算によれば、これまで未利用だった建物の表面積の30%以上を発電に活用できるとされている。PSCの導入が進むことで、エネルギーの自給率向上が期待され、持続可能なエネルギー社会の実現に寄与することがなく期待されている。

 最後に、PSCは日本の技術と資源を活かして、持続可能なエネルギー社会の実現に向けた重要な役割を果たすことが期待されている。
 これまでの研究と実用化の進展を通じて、より多くの人々がクリーンなエネルギーを利用できる未来が訪れることを心から願っている。PSCは、今後のエネルギー政策において重要な役割を果たすと考えられ、国際的なリーダーシップを発揮する可能性を秘めている。
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「信じられないと思いました。」イギリス人女性が大絶賛「日本人を象徴している」と語る、日本で衝撃を受けたものとは 

2025-03-26 23:35:00 | 気になる モノ・コト

「信じられないと思いました。」イギリス人女性が大絶賛「日本人を象徴している」と語る、日本で衝撃を受けたものとは
 ホ・トセナ より 20250326


 海外から日本にやって来た人たちの中には、日本の生活に驚きや感動を覚える瞬間がたくさんあります。
 今回は、イギリス出身・30代の女性美容師アメリアさん(仮名)に、日本での驚きや感動体験についてお話を伺いました。
▶【】 アメリアさんが衝撃を受けたもの


「え、時間通りに来るの!?信じられない」公共交通の正確さに衝撃

来日してすぐ、アメリアさんが一番驚いたのは、バスや電車が時刻表通りに到着すること。

「イギリスではバスも電車も遅れることが多くて、それが当たり前になっていました。だから日本では、分単位で動いていることに本当に驚きました」

 日本の電車が分刻みで運行される光景は、アメリアさんにとってまさにカルチャーショックだったそうです。 

⚫︎時間に正確な日本人の姿勢に影響を受けて…
 この経験は、アメリアさん自身のライフスタイルにも変化をもたらしました。

「日本に住むようになって、私自身も“時間通りに動く”という意識が強くなりました。今では予定をきちんと立てて行動するようになりました」
 公共交通の正確さが、日常生活のリズムにまで良い影響を与えているとのことです。 

⚫︎感動したのは“遅延証明書”の存在
 また、ある日電車が遅れた際に受け取った「遅延証明書」にも感動したといいます。
「日本ではたった数分遅れただけで、きちんと証明書が発行されるんですよね。それを会社に提出する文化があるなんて、日本人の真面目さを象徴していると感じました」
その丁寧さや誠実さに、感動と共に“自分もそうありたい”という思いが芽生えたそうです。 

⚫︎計画的な生活ができる国、日本の魅力
この体験を通して、アメリアさんは日本での生活の魅力をこう語ってくれました。
「時間が正確なおかげで、計画的に動けて、時間を無駄にしない生活ができるんです。忙しい現代だからこそ、これは本当にありがたいと思います」
 また、他の外国籍の方にも「日本では予定をきちんと立てて行動するのがとても大切」と伝えたいとのことでした。 

 イギリスから来た美容師のアメリアさんが体験した、日本の“時間を守る文化”。
それは単なる交通の話だけでなく、日々の生活や仕事のリズムにも影響する大切な価値観として根づいているようです。

 日本での毎日が、より快適で、効率的に感じられるようになったと話すアメリアさんの言葉は、日本人にとっても気づきになるかもしれません。
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4000年前の楔形文字が残る古代メソポタミアの粘土板を大量発見 2025/03

2025-03-22 01:53:22 | 気になる モノ・コト

4000年前の楔形文字が残る古代メソポタミアの粘土板を大量発見。
官僚の几帳面な仕事ぶりが明らかに
ArtNews Japan より 


 シュメールの遺跡ギルス(現在のテルロー)で発見された楔形文字の粘土板の1枚。Photo: Alberto Giannese © The Girsu Project

 古代メソポタミアの楔形文字が記された200枚を超える粘土板や60以上の印章が、イラク南部にあるシュメールの遺跡で見つかった。
 さまざまな記録が残された粘土板は、古代にも高度に組織化された官僚制度があったことを示している。

アッカド王国時代(紀元前2300年~2150年頃)にさかのぼる数百もの粘土板や印章が、イラク南部にあるシュメールの古代都市ギルス(現在の名はテルロー)で発見された。
 大英博物館とイラクの古物文化遺産局よるギルス・プロジェクトの一環として発掘されたもので、そこに書かれた内容は学問的な文書から大麦の配給記録に至るまで多岐にわたる。
 これらの粘土板は、古代メソポタミアを最初に統一したアッカドの支配下で、シュメール人が残した行政文書の一部だと見られている。

 大英博物館の古代メソポタミア担当学芸員で、ギルス・プロジェクトの責任者であるセバスチャン・レイは、英ガーディアン紙の取材にこう答えている。
「これは古代王国のスプレッドシートとでも言えるものです。世界で最も古い王朝に関する初めての物的証拠で、その支配体制がどう機能していたかを示しています。
 初めて具体的な証拠が得られた今回の発見には、非常に重要な意味があります。古代の官僚たちは、王国の端にあるような場所で死んだ羊の記録など、あらゆることをこと細かに書き残していました。実に忠実な官僚機構です」

 中でも注目すべきは、父系社会だった当時、高位の神官など重要な役職に就いた女性がいたことだという。これは、同じ頃の古代社会では非常に珍しい。
 このように、情報量の多い楔形文字は、王国の統治や日々の出来事を明らかにするだけではなく、教育や女性のリーダーシップといった社会的側面も今に伝えてくれる。

 世界最古の都市国家の1つとされるギルスでは、紀元前3千年紀にシュメール神話のニンギルス神の聖域とされる神殿が建造され、最盛期には数十ヘクタールもの支配地域を誇っていた。しかし、アッカドの王サルゴン1世によって、ギルスは紀元前2300年頃に征服された。

 アッカド地域(現在のバグダッド付近と考えられている)からやってきたこの王は、メソポタミアのシュメール人都市国家を次々と破り、統一を果たしたとされる。
 しかしこれまでは、後世に作られたアッカド語の碑文の複製があるだけで、信頼できる証拠はほとんど残っていなかった。
 一方、今回発見された粘土板は初期の楔形文字で書かれている。
 粘土板が見つかったのは泥レンガで造られた大規模な文書庫で、同時に数多くの印章の破片も出土し、復元された、アートニュースペーパー紙が伝えるところによると、それらはサルゴン1世の孫にあたるナラム=シン王が、この地域を「完全に支配」していたことを示唆している。
 また、タブレット・ヒルと呼ばれる場所からは、計量の標準となるものや、角のある冠をかぶって自らを神格化したナラム=シンの姿を描いた粘土板も発見されている。

 ギルスでは、19世紀末から20世紀初頭にかけ、フランスの考古学者チームによる発掘が行われた。
 しかし、その記録にはほとんど残っておらず、その後の湾岸戦争とイラク戦争では略奪者の標的とされてしまった。

 慈善財団のメディター・トラストから資金援助を受けているギルス・プロジェクトは、現在の発掘作業を続けると同時に、かつて出土した遺物の再調査も計画している。
 最近見つかった遺物はバグダッドのイラク国立博物館に収蔵され、さらに研究が進められる予定。
(翻訳:石井佳子)

from ARTnews
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⚠️ 大震災の経験から「本当に必要な防災グッズ11選」 2025/03

2025-03-10 01:02:00 | 気になる モノ・コト

今【ダイソー】で絶対買い!大震災の経験から「本当に必要な防災グッズ11選」停電・断水・避難対策【やまや】神コスパ備蓄品も


 こんにちは、「くふうロコ仙台」公式ライターのあゆみ/ayuccchiiiです。
  仙台在住歴は約20年。
   4人家族で、中学生と小学生のお母さんです!

 整理収納や節約、お菓子作り、季節の手仕事など、おうち時間を豊かにする暮らしが大好きです。

 3月。 今年は、東日本大震災から14年。
今回は、震災の経験を通して今、揃えておきたい災害備蓄品と、ダイソーで手軽に揃えられるおすすめアイテムをご紹介します。

⚫︎東日本大震災を経験して以来、意識していること
 14年前、当時私は福島県いわき市に住んでいました。
娘は当時5か月。知り合いの少ない土地で、不安な日々でした。

 幸いにも、私が住んでいた地域は電気が使えまして。
ただ、断水はしばらく続きました。
ガソリンも、その日は3分の1ほどしか残っておらず、本当に大変な日々でした…。

▶︎震災を経験して以来、
・災害備蓄品を意識
・ガソリンは半分きったら給油
・スマホはこまめに充電
・室内の地震対策

 を意識した生活をしています。

⚫︎「災害備蓄品」普段から準備していますか??
 こちら、我が家の防災グッズの1つです。
必要なものをボックスにまとめて、災害時すぐ使えるようにし、もしも避難となった場合は、これを持って避難する予定です。

ボックスは「車が使える前提」で、リュックは「着の身着のまま避難するとき」用、と分けています。

 小さいボックスですが、中にはこんなに入っています!
無印良品の【頑丈収納ボックス小 約30L】を使用しています。
頑丈だから、こんな風に椅子にすることもできるし、ちょっとしたテーブルにもできます♪

防災グッズの置き場所は、1階です。

「ダイソーが充実!」大地震を経験した結果、買ったもの8選
もしもに備える「防災グッズ」ですが、【ダイソー】がとても充実しています!

 最近、宮城では地震が多いせいか、防災グッズを見ている方、実際に手に取る方も結構いましたよ!

お手頃価格で地震に備えられる。
ダイソー、おすすめです!

▶︎ダイソー防災グッズ① 非常用トイレ
断水時一番困るのは「トイレ」!
お風呂に水をためていれば、トイレのタンクに入れて流すこともできたのですが…。

震災の日は、その日に限って張り切って早めにお風呂掃除をして、残り湯ゼロ😫
トイレは苦労しました…。

【非常用トイレ1回分】
ダイソーのものと、ネットで買ったもの合わせて、我が家では55回分の非常用トイレをストックしています。
4人家族で55回だと、数日でなくなってしまうので、もう少し必要かな~。
少し前までは扱いが無かったから、ダイソーで非常用トイレが買えるのってすごく助かります!


▶︎ダイソー防災グッズ② 非常用給水バッグ
震災時、給水所に行って並べば、水はもらえたんです。
でも、我が家の場合「容れるものがない!」でした💦

アパートで暮らしていて、当時は防災に対する意識もなく、給水のための容器は皆無。
小さいバケツやごみ袋などを持参して、何度も給水所に行きました😭

【非常用給水バッグ】
現在、給水バッグは外の物置にもいくつか常備していて、さらに水用のポリタンクもあります。
水を入れる容器は、なんぼあってもいいです。


▶︎ダイソー防災グッズ③ 衛生用品
水が使えないと、手が洗えなかったり、ごみが増えたり、衛生環境が気になるところ。
個人的には、1週間髪が洗えなかったのがキツくて…。
薬局でドライシャンプーを購入して、防災グッズに入れています。
ダイソーで、衛生環境を整えるアイテムをそろえておくと安心です!

①ウェットティッシュ
 あちこち拭くのに必須。
数年前に購入しましたが、中は乾いていないようです。
中が乾いていないか、年1回チェック。

②歯磨きシート
 口内環境、大事!
断水時、水は貴重だから、歯磨きシートがあると重宝すると思います。

③ポリエチレン手袋
 断水が続くと、なるべく水を使わないよう、洗い物をしないようになります。
ゴミをまとめたり、料理を盛りつけたり、何かと使える使い捨て手袋。
あると、何かと便利です。
 消耗品は、普段の生活で使っているもので十分ですが、普段あまりストックしない方は、いざという時のために保管しておくといいと思います!

▶︎ダイソー防災グッズ

④ 使い捨て食器/カトラリー
 断水時に食事をする際、食器を使ってしまうと、洗い物が出ますよね。
限りある水を使わないように、食器は使い捨てのものに。
 ゴミは増えてしまいますが、夏場だと洗い物を放置する方が、虫やにおいなどリスクがありそうですよね💦
【使い捨て食器各種】

紙皿に紙コップ、割りばしにスプーンです。
箸があれば十分ですが、小さな子どもがいる場合や、カレーなど箸では食べにくいものを食べる場合に、スプーンは重宝します。

あと、紙皿(紙皿がない場合は、普通のお皿でも)には、ラップをかければ汚れにくくなります!
紙皿が少なくなってきたときは、皿の消費の節約になります。
ですので、ラップもあると便利です。
ただ、紙皿とラップはなじみにくいので、ちょっと使いにくいかな😂

ダイソー防災グッズ⑤ 防臭袋
冬はまだいいかもしれませんが、夏に災害が起こった場合、においが気になるはず💦
【防臭袋】
食事の際に出たゴミ、トイレ関係のゴミなど、においが気になるものは普通に捨てるのではなく、防臭袋に入れたいですね。

ダイソー防災グッズ⑥ 防寒対策
 停電してしまった場合、真冬だと寒さがつらい…。
我が家では、災害時も意識して、普段から電池で使える石油ストーブを使っています。
でも、限りある石油はなるべく節約したいので、防寒アイテムを防災グッズに入れています。

①アルミ保温ブランケット
 使ったことがないので、どの程度暖かいのかはわからないのですが、ニュースで防災グッズを紹介している際、同じような商品を使っているのを見ました。
それが暖かそうだったので、他に2つ、家族4人分揃えています。

②ホッカイロ
 数年前にまとめ買いして、防災グッズに入れたホッカイロ。
寒いときは、絶対必要ですよね!
が…、久しぶりに見たら期限が切れていた😭
 ホッカイロって、有効期限があるのをご存じですか?
私は昨年、ママ友に教えてもらって知りました😂
 今回は処分して、新しく追加しておきたいと思います。
期限があるものを防災グッズに入れる場合は、注意です!

ダイソー防災グッズ⑦ ヘッドライト
 夜に停電したら、まずスマホのライトを使うと思うんです。
その後、暗闇の中でいろいろ作業をしたいと思ったときに、両手が空いているとスムーズ!
【ヘッドライト】
今年から防災グッズに追加したのですが、正直これが110円で買えるなんてビックリです!
とても使い勝手がいい👏
 ちなみに、単4電池が3本必要で、蓋はねじ式。
ドライバーと電池をセットでしまっておくか、最初から電池を入れておくか、したほうがいいです!
 ベルトはゴムで、長さ調整可能だから、大人はもちろん子どもの頭にもフィットします👍
真っ暗な中必要なものを探したいとき、トイレに行きたいとき、両手が空くのって、すごく安心するし作業しやすいです!
110円だから、明るさはそんなに期待していなかったけれど…。
かなり明るい!!!
これは本当に感動ものです!

ダイソー防災グッズ⑧ 災害備蓄用ライト
 夜に停電したときは、すぐにでも明るさが欲しいですよね。
暗いのって、とても不安。
一瞬で明るくなるこちらを、防災グッズに入れています。
【災害備蓄用ライト】
パキっと折ると、すぐにライトとして使えるアイテムです!
電池不要。
これさえあれば、明るさは確保。
 懐中電灯は準備していたけれど、電池が切れてしまった。
スマホのライトは充電の節約のため使いたくない、という時にもおすすめ!
 以上、我が家にあるダイソーの防災グッズをご紹介しました。
他にも、ダイソーにはたくさんの防災グッズがあります。

ご家庭の環境や家族構成によって、必要なものをチェックしてみてください♪

【ダイソー西多賀店】行ったら、隣の【やまや】で備蓄品を合わせ買い!
今回は、太白区にある【ダイソー西多賀店】で、防災グッズをチェックしてきました。
こちらの店舗のお隣には…。
【やまや西多賀店】があります!
お酒が安いのは、もちろん水も安かった!
この日は1箱(2リットル6本入り)で、税抜339円!
1本あたり、なんと約56円!


 何度も言いますが、震災時は水の確保に大変苦労したので、普段から水はたくさんストックしています!
家族みんなよく水を飲むので、500mlはローリングストックしております。

ダイソーで防災グッズをチェックしたら、「やまや」で備蓄用の水を購入。
おすすめです!
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