goo何気無い日々が心地よい安寧

何気無い日々が続く様に。生きていく事の大変さがカナン。ある種空気の様な存在になりたいもの。

🚶‍♂️2022年8月 歩きまとめ 👣 

2022-08-31 23:59:00 | 🚶纏_歩き総括



今夏も猛暑,酷暑で立春過ぎても,室温は常時ほぼ30℃越
 今月も先月に続き,天候不安定で予報も変更多く俄雨多く遠くに行きづらく,
妻は引き続き多用で一緒に遠隔地行けず。
  今月も真昼間は猛暑で,気楽に歩き易く,ほぼ無人の散歩コース。
 未だ冷房未使用 🌡maxベランダ40℃室温37℃就眠時33℃も変わらず
   就眠時室温 下旬夜に時々30℃切る(喜)
  

31:🚶‍♂️〜六地蔵〜醍醐…醍醐寺…木幡〜 17
30:🚶‍♂️…明治天皇御陵…桃山南口〜 14
27:🚶‍♂️…六地蔵…山科川沿…山科駅🚌〜 14
23:👫…京博,六波羅蜜寺,🚌京都駅ビル 12
19:🚶‍♂️… 天ヶ瀬ダム…宇治橋通り👫…平等院参道  13
11:🚶‍♂️…石清水八幡&男山周回市境… 11
10:🚶‍♂️…🚌向島〜竹田…近鉄沿…丹波橋 11
9:🚶‍♀️…六道珍皇寺,千日詣:清水寺,鳥辺野,豊国神社界隈 12
7:🚶‍♂️…ユニチカ、任天堂界隈 12
6:🚶‍♂️…もみじ谷,白山神社,白川地区,折居台  15
3:🚶‍♂️…左岸沿い…観月橋…大手筋商店街〜 11


累計 2928865歩+

8月 379337歩
7月 366640歩
6月 354779歩
5月 396873歩+
4月 356677歩+
3月 360581歩+
2月 343324歩+
1月 370654歩+(3kg主)

🚶‍♀️34万歩越:2019/05〜40ヶ月連続🎉
  今月は37万歩越!
🚶‍♀️2020/2/8より日々1万歩越え継続中、月末:936日
今月も毎日1万歩越は継続:安寧平穏な日々が更に続く様に!
🚶‍♂️ 2019年10月21日より日々9千歩越え千日継続中:月末:1380日
🏆35万歩越:2019/06〜22/01=33ヶ月連続:済
🏆年累計440万歩越(3年連続:2019~21)}
























コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大阪で「森林浴」をしよう!心身ともにデトックスできるスポットを” 5つ”紹介 202208

2022-08-31 22:00:00 | 🚇 旅選定の参考

大阪で「森林浴」をしよう!心身ともにデトックスできるスポットを” 5つ”紹介
 LIFELIST より 220831  wami


 私が大阪に住み始めて48年。大阪は都会で緑の少ないイメージがあるかもしれませんが、郊外には森林浴のできる場所がたくさんあります。

 私は以前、ノルディックウォーキング教室のインストラクターをしていました。コースを考えたり、実際に参加者さんと歩いたりしたことがきっかけで、森林浴をするようになったのです。森林浴をしながらのウォーキングは心身ともにデトックスできて、現在では私の健康法のひとつにもなっています。

 そこで今回は、森林浴の魅力と行うときの注意点、大阪で森林浴できるスポットを5つご紹介します。

⚫︎森林浴について知ろう
 森林浴とは「緑の沐浴(もくよく)」
森林浴とは、1982年当時の林野庁の長官による提唱で始まった活動です。森林浴は森の中で澄んだ空気を吸いながら、ウォーキングや体操などの運動を交えて心身の休息をはかる健康法です。

 森林浴を行うと気分が爽快になり、リラックスすることが科学的にも分かってきました。医療先進国であるドイツでは、森林浴が医療行為として認められているほどです。

⚫︎森林浴の効果のヒミツは?
 森の中に入るとすがすがしい気分になったり、木々のある公園でゆったりした気持ちになったりしたことはありませんか?

 ゆったりした気分になれるのは、フィトンチッド(phytoncide)と呼ばれる物質が森林から出ているからだといわれています。フィトンチッドは、森林から出ているリラックス効果が期待できる物質として注目されています。

 フィトンチッドは、自由に動き回ることのできない植物が自らの身を守るために発散させている物質です。害虫などの外敵から攻撃や刺激を受けたり、傷つけられたりしたときでも病原菌に感染しないよう、傷口の殺菌や害虫を寄せ付けないために作りだしているものになります。

 植物から出るフィトンチッドが,私たちの体にいいのなら積極的に取り入れたいですよね。

⚫︎大阪には緑が少ない?
 日本の森林面積は約2500万ヘクタールで、日本の国土の3分の2が森林です。そのため、森林浴できるスポットがたくさんあります。
 その中でも森林が少ない都道府県は以下のとおりで、大阪は日本の中で一番森林が少ない都道府県です。

1位:大阪府(5.7万ヘクタール)
2位:東京都(7.9万ヘクタール)
3位:香川県(8.8万ヘクタール)

 このデータを見てみると、「大阪で森林浴ができる場所はあるの?」と疑問に思う方も多いかと思います。
 しかし、実は大阪にも「森林浴の森日本100選」に選定されている場所があります。金剛山(大阪府南河内郡千早赤阪村)と箕面公園(大阪府 箕面市)の2ヶ所です。

 大阪は森林の少ない場所ですが、森林浴ができる穴場スポットはたくさんあります。

⚫︎森林浴を楽しむ暮らし
  私が森林浴を始めたきっかけ
私が森林浴を始めたのは、仕事がきっかけです。今から約10年前、仕事でノルディックウォーキング教室を担当する機会がありました。コース選びでさまざまな場所を歩くうちに、プライベートでも森林浴をするようになり、今にいたっています。

 私が気に入っている場所は、箕面公園です。大阪府の森林浴スポットとしても有名で、老若男女問わず多くの人が訪れます。箕面市民のウォーキングコースにもなっています。

 私は新緑がまぶしい初夏に歩くのが大好きで、箕面公園にある展望台から大阪平野をぼんやり眺めたり、深呼吸をしながらストレッチを行ったりすると、心身ともに爽快な気分になります。

⚫︎私が感じた森林浴の効果
  私が感じた森林浴の効果は、以下のとおりです。

■頭が冴えて、アイデアが浮かびやすい
 私は仕事で行う運動指導やコラムの執筆など頭を使うことが多いのですが、なかなか考えが浮かばないこともあります。そのようなときは森林浴をしながらウォーキングを行うと、頭が冴えてアイディアが浮かびやすくなります。

■気分転換できる
 私は気分転換のために森林浴を行うときもあります。森林浴を行いながら草花や野鳥を見たり、たくさんの緑に囲まれたりすると、自分の悩みがちっぽけに感じて、またがんばろうと思えます。
 森林浴をしたあとはカフェに立ち寄ったり、美味しいものを食べたりするのも楽しみのひとつです。緑をながめながら自分へのご褒美でグルメを楽しむと、心身ともにエネルギーチャージができます。

■睡眠の質が良くなる
 気がつけば、パソコンやスマホばかり見ていることはありませんか?パソコンやスマホばかり見ていると、目が疲れるだけでなく頭も疲れてしまうもの。そのようなときは、文明の利器からいったん離れて森林浴をしながらウォーキングを行い、デジタルデトックスをするのがおすすめ。
 疲れた頭がリセットされるだけでなく,遠くをぼんやりと見ることで,目の疲労回復にも効果があります。適度に体を動かすことで、睡眠の質も良くなり朝までぐっすり眠れますよ。

⚫︎森林浴をする際の持ち物や服装
 夏から秋にかけては、虫が多かったり紫外線がきつかったりします。より森林浴を楽しむためには、持ち物にも留意しましょう。持ち物は、リュックまたはウエストポーチに入れるのがおすすめです。両手は空く方が動きやすいですよ。

▶︎当日の持ち物
・水分補給のための飲み物、行動食
 飲み物は1~2リットルが目安です。歩き始めは体が慣れていないので、10〜15分ぐらいで休憩する必要があります。あとは体調を見ながら30分に1回ぐらいのペースで短い休憩を取って、水分補給をこまめに行いましょう。
 特に山へ行く場合は、おにぎりやお弁当、チョコレートなどの行動食を持参するのがおすすめです。山で食べるおにぎりの味は格別で、行動食に好きなお菓子があるとテンションが上がりますよ。

・ティッシュ・ウェットティッシュ
手を拭いたり、汚れを取ったりするのに便利です。

・汗拭きタオル
すぐ汗を拭けるように、リュックのポケットに入れておきましょう。長めのタオルだと首に巻けます。冬はマフラー代わりに、夏は日よけになりますよ。

・日焼け止め・サングラス
紫外線が気になる季節の必需品です。サングラスは強い日差しから目を守ります。

・ビニール袋
ゴミを持ち帰るために必要です。

・虫よけやばんそうこうなど
ばんそうこうや消毒液、虫よけなど必要なものを持参しましょう。

▶︎森林浴に適した服装
・動きやすい服装
速乾性があり、ストレッチの効いた生地のものを選びましょう。虫から身を守るため、服装は素肌をなるべく出さないようにします。ボトムスもロング丈のものを選ぶのがおすすめです。ボトムスはロングパンツ、ショートパンツならサポートタイツやレギンスを組み合わせるようにしましょう。

・歩きやすい靴
森林浴を楽しむなら、靴選びも大切です。山に行くなら、トレッキングシューズをおすすめします。疲れずに歩くにはミドルカットかハイカットがおすすめです。山道でなければスニーカーなど普段履きなれているもので歩きましょう。

・帽子
熱中症予防、防寒、頭部のけが予防に役立ちます。

・スポーツ用ジャケット
暑さや寒さに応じて服を脱いだり、着たりして調節する際に重宝します。とくに休憩中は体温が下がるため、軽くてコンパクトにしまえるスポーツ用ジャケットは風除けに1枚あると便利です。

・雨具
山の天気は変わりやすいので、雨具は必需品です。レインウェアとスポーツ用ジャケットを兼用するのもいいでしょう。

⚫︎森林浴に関するQ&A
 森林浴の具体的な効果は?
実際に森林浴の効果に関する医学的研究(臨床研究「森林浴の癒しと健康増進効果について」)があります。その研究によると、森林浴をしたことで、リラックス効果があることが分かりました。リラックスのもとになる物質がフィトンチッドだといわれており、その効果が証明されているのです。

 森林内を散策することで以下の効果についての報告例(臨床研究「森林浴の癒しと健康増進効果について」)があります。

・血中コルチゾール(ストレスホルモン)の分泌の減少
・血圧の低下
・心理テストにおける憂うつ感の減少
・ナチュラルキラー細胞の活性化

⚫︎森林浴の楽しみ方は?
 木々の中に立っていると、何もしなくてもそれだけで癒やされますが、さらに森林浴を楽しむためには自分にとって安心できる場所を選ぶことが第一です。場所選びができたら、五感を働かせてみましょう。

・森林の風景をぼんやりと「見る」
・木立の葉が風に揺れる音や小鳥のさえずり、水の流れの音を「聞く」
・大きく深呼吸して森林からたくさん出ているフィトンチッドを「嗅ぐ」
・手のひらや足の裏で、木の葉や木の幹に直接「触る」
・季節に応じた森の恵みを「味わう」 など

 自然の中で本来あるべき場所にいる快適さを全身で感じて楽しむのもいいですね。

 散歩や動植物の観察,スポーツ,ヨガやストレッチ、絵を描く、写真を撮るなどやりたいことをして過ごすのもいいでしょう。心地よく感じる方法で森林浴を楽しんでみてください。

⚫︎森林浴を行うのにおすすめの季節や時間帯は?
 森林浴を行うのに、おすすめの季節や時間帯もあります。
臨床研究「森林浴の癒しと健康増進効果について(2009年)」によると、フィトンチッド濃度は6月から8月、時間帯では1日の中で正午前後がピークに達するそうです。
 新緑がまぶしい初夏から夏にかけて、森林の多いハイキングに行きたくなるのは理にかなったことといえますね。


◆大阪でおすすめの森林浴スポットを5つ紹介!

⚫︎大阪の森林浴スポット(1)明治の森箕面国定公園|箕面市
 箕面滝道
大阪の森林浴スポットで一番おすすめしたいスポットは、私の地元である「明治の森箕面国定公園」です。 箕面公園は滝と紅葉で知られ、明治の森箕面国定公園の一角に位置しています。
 大阪市内からも阪急電車で30分程度とアクセスが良く、春は新緑、夏は納涼、秋は紅葉と年間を通じて多くの人々に親しまれている場所です。1986年には、「森林浴の森100選」に選ばれました。
ー箕面滝道沿道入口
 通称「箕面公園」は、阪急箕面駅から箕面大滝に向かって続く「箕面滝道」がメジャーですが、いたるところに森林浴スポットがあります。森林に囲まれてマイナスイオンをたっぷり感じながら歩くことが可能です。展望台からのながめも最高ですよ。シカやサル、トカゲ、蛇などの動物に出くわしてびっくりすることもあります。
 箕面大滝からさらに北へ向かっていくと、東海自然歩道があります。東京都八王子と大阪府箕面を結ぶ、1都8県2府に及ぶ全長1697.2kmの自然歩道で、長距離自然歩道の第一号として誕生しました。
 東海自然歩道はアップダウンのあるコースも含まれるため、上級者向けの道もあります。しかし、初心者でも場所を選べば見渡す限り森林の中で、森林浴を堪能できますよ。森林浴を楽しむなら、大阪市内からのアクセスのいい箕面公園にぜひ足を運んでみてください。

▶︎箕面滝道沿道 🚶‍♂️
施設情報:明治の森箕面国定公園
所在地:箕面公園管理事務所 〒562-0002 箕面市箕面公園1-18
アクセス:
・電車で: 阪急宝塚線「石橋阪大前」で箕面線に乗り換え「箕面駅」 下車
・バスで:千里中央から阪急バス(11番停留所)→「箕面」(箕面駅前)下車


⚫︎大阪の森林浴スポット(2)万博記念公園自然文化園|吹田市
  万博記念公園ソラード吊り橋
 吹田市にある万博記念公園「自然文化園」も、ぜひおすすめしたい森林浴スポットです。自然文化園の森林は、1970年の万国博覧会から40年以上かけて、今のような森林浴スポットになりました。
 太陽の塔を中心とする西側が、森から里山を感じさせてくれる場所です。森林以外に滝や川、池があり野鳥も生息しています。広大で、一日中いても飽きません。
 自然文化園の中で特におすすめしたいのが「ソラード」という展望台です。空中観察路や展望タワーを通して、森の大きさや動植物の生態などを観察できるうえに吊り橋もありますよ。標高82メートルの展望タワーからの眺めは最高です。

 万博記念公園のすぐ横には、日本最大級の大型複合施設「EXPOCITY」があります。森林浴を楽しんだ後に、グルメやレジャーも楽しめますよ。

▶︎万博記念公園 🚶‍♂️
施設情報:万博記念公園自然文化園
所在地:大阪府吹田市千里万博公園1-1
アクセス:
・電車で:大阪モノレール「公園東口駅」下車、東口を経由して西へ徒歩5分
・車で: 万博記念公園「日本庭園前駐車場」から日本庭園前ゲートを経由して西へ徒歩3分
「西駐車場」から西口を経由して東へ徒歩3分
「中央駐車場」から中央口を経由して北へ徒歩5分


⚫︎大阪の森林浴スポット(3)摂津峡公園|高槻市
 摂津峡は、高槻市の中央を南北に横断する芥川の中上流域に位置する、渓谷の自然が豊かな大阪・北摂エリアの森林浴スポットです。滝が見られる自然歩道や頂上を目指すハイキングコース、展望台があり、気軽に立ち寄れる自然公園として親しまれています。春は桜、夏はホタルに川遊び、秋は紅葉と四季を通じて楽しめる森林浴スポットですよ。
 私は18歳まで高槻に住んでいたことがあり、小学生の頃は夏休みによく家族や友人と摂津峡まで遊びに行っていました。川遊びをしながらお弁当を食べて1日楽しく過ごしたのを覚えています。大阪で1日ゆっくりと森林浴を満喫したいときは摂津峡に行ってみてください。

▶︎施設情報:摂津峡公園 🚶‍♂️
所在地:大阪府高槻市大字原
アクセス:
摂津峡下流(下の口)にある桜広場や三好の里バーベキューガーデンに行く場合
バス:JR高槻駅北口「2番のりば」から市営バスで約15分
・摂津峡上流(上の口)から下流まで散策する場合
バス:JR高槻駅北口「1番のりば」から市営バスで約20分


⚫︎大阪の森林浴スポット(4)ほしだ園地|交野市
  ほしだ園地星のブランコ
 大阪府民の森ほしだ園地は、交野市にある森林浴スポットです。 巨大な岩石や雑木林の自然の中にあります。日本最大級の「星のブランコ」という人道吊り橋や、クライミングウォールも整備され、子どもから大人まで楽しめるアドベンチャーゾーンです。
 ほしだ園地の一番の特徴は、なんといっても星のブランコです。交野市が七夕伝説の里であり、星降る里のシンボルという意味をこめて星のブランコと名付けられました。全長280m、最大地上高50mの木床式の吊り橋で、人が通れる吊り橋では全国的にも最大規模です。星のブランコから見る景色は絶景で、森林浴をしながら空中散歩できますよ。

※星のブランコの通行時間は9:30~16:30(通年)、風速14mを超えた場合は通行止めになります。

▶︎施設情報:大阪府民の森 ほしだ園地案内所
所在地:大阪府交野市星田5019-1
アクセス:京阪電車交野線私市駅からハイキングコース(環状自然歩道、川ぞいの道)を経てピトンの小屋まで徒歩約40分


⚫︎大阪の森林浴スポット(5)梅田スカイビル新梅田シティ|大阪市北区
 実は、大阪に都会のど真ん中にも森林浴できるスポットがあります。梅田スカイビルの新梅田シティにある「中自然の森」と「花野〜新・里山~」です。
 梅田スカイビルのある新梅田シティは、「自然との共存」をテーマに開発された都会のど真ん中にいながら森林浴ができるやすらぎのスポットです。四季折々の風景に出会えるランドスケープがあり、春は桜、6月はホタルなど季節ごとに移り変わる自然とふれあえます。

 梅田スカイビルの北側は、8,000m2にも及ぶ広大なエリアである花野〜新・里山~があります。日本の原風景である里山が再現されているのです。大阪郊外の森林浴スポットに行く機会がない方は、梅田の新梅田シティに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。都会にいながら植物や野鳥を見て森林浴ができますよ。

▶︎施設情報:梅田スカイビル新梅田シティ 🚶‍♂️
所在地:大阪市北区大淀中1-1-88 梅田スカイビル
アクセス:JR大阪駅から徒歩7分、阪急大阪梅田駅から徒歩9分、大阪メトロ梅田駅から徒歩9分



◆大阪で森林浴のできる暮らしを楽しもう
森林浴の効果と魅力について、大阪でおすすめの森林浴スポットを5つご紹介しました。大阪といえば、くいだおれの街として有名ですが、森林浴できるスポットがたくさんあります。緑に囲まれてリフレッシュしたいと感じたら、森林浴スポットに足を運んでみませんか。自然の中でゆったりと過ごすことで、心身ともにデトックスできますよ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「世界のベスト観光都市」で上位3位を独占…日本を愛する外国人観光客を拒否する「水際対策」の無意味さ 202208

2022-08-31 21:20:00 | 気になる モノ・コト

「世界のベスト観光都市」で上位3位を独占…日本を愛する外国人観光客を拒否する「水際対策」の無意味さ
  プレジデント onlain より 220831 青葉 やまと

⚫︎「行きたくても行けない」日本を夢見る外国人観光客
 新型コロナの水際対策で、日本政府は外国人観光客の受け入れ制限を続けている。今年6月に約2年ぶりに観光目的の入国ができるようになったが、主要7カ国(G7)で最も厳しいとされる条件が足を引っ張り、6月が252人、7月が7903人にとどまった。

▶︎海外からの観光客受け入れが一部再開し、成田空港に到着した香港の団体ツアー客=2022年6月22日午後、千葉・成田空港 - 写真=時事通信フォト

 それでも日本を訪れることを夢見る海外客は非常に多いようだ。海外メディアでは「日本へ旅行に行きたい」という人々の声がしばしば紹介されている。

 豪フィナンシャル・レビュー紙は、「すでにクリスマス休暇向けに日本のゲレンデ周辺のホテルを予約した幾多のオーストラリア人たちが、個人旅行客の受け入れがいつ再開するかについて岸田政権からいまだ何の表明もないことに不安を募らせている」と報じている。
 南半球にあるオーストラリアの人々にとって、日本は、手軽に真逆の季節を楽しめる旅行先として人気が高い。サラサラとしたパウダースノーを楽しめる白馬やニセコなどの雪質は、ジャパンとパウダーを掛け合わせた「Japow」の名で親しまれ、海外スキーヤーたちに好評だ。オーストラリアの人たちは、早くも今年のスキーシーズンをにらみ、日本への個人旅行が解禁されるか気を揉んでいるようだ。

 記事は、往来再開の遅れは日本の観光地にとっても打撃だと指摘している。長野や北海道の観光業関係者たちも危機感を募らせていると報じた。政府が早期に受け入れ再開時期を明示しなければ、海外客は予約をキャンセルし、他国への旅行に切り替えるおそれがあるからだ。

⚫︎「訪れたい世界の都市」で首位になった東京
 スキーリゾートの例に限らず、日本は海外旅行先として世界から高い需要がある。そのプレゼンスを維持するためにも、個人旅行客の受け入れの早期再開が望まれる。

 米著名旅行誌『コンデ・ナスト・トラベラー』は毎年、旅行で訪れたい「世界のベスト都市」ランキングを読者投票により決定している。最新の2021年版では東京が1位に選出された。同誌は日本の東京を「まばゆいネオン、居心地のよい路地裏、そして歴史的な寺社の街」だと紹介している。

日本からランクインしたのは東京だけではない。
2位には「近代建築とナイトライフ、たっぷりのストリートフードで知られる」大阪、
3位に「日本で最もクリエイティブな街」だと評された京都がランクインし、
上位3位を日本が独占した。

 東京から箱根・飛騨高山・京都を経て大阪へ抜けるいわゆる「ゴールデンルート」が海外客の人気を集めているが、その魅力が如実に反映されたランキングになっている。

 ちなみに4位以下は順に、
都市国家シンガポール、
カラフルな街並みが美しいメキシコのサン・ミゲル・デ・アジェンデの街、
東西文化が混じりあうトルコのイスタンブールとなった。

⚫︎渡航禁止にもかかわらず、日本がトップに
 都市別のみならず、日本という国全体の観光魅力度も高く評価されている。
スイスに拠点を構える国際機関の世界経済フォーラムが発表する「旅行&観光開発指数2021」では、世界117の国と地域中、日本が1位となっている。

 平たくいえばこのランキングは、旅行先や観光地としての競争力と、その持続可能性を数値化したものだ。観光を取り巻く社会環境、政策、インフラ、観光資源、そしてその持続可能性を評価し、総合点を算出している。

 ニュージーランドのニュースサイト「スタッフ」は、「渡航禁止にもかかわらず、日本が観光ランキングでトップに」と報じている。航空をはじめとする交通インフラの整備や、豊かな文化などでスコアを上げたと記事は分析している。

 2位以下の国には、アメリカ、スペイン、フランス、ドイツなど欧米諸国が続く。
アジアからのランクインは首位日本と9位のシンガポールのみとなっており、この2カ国がまたも強い存在感を示している。

⚫︎雪をみたい、桜をみたい…シンガポールの若者
 そのシンガポールにおいても、行きたい旅行先(複数回答)に国民の半数近くが日本を挙げている。CNBCが8月に公開した記事によると、英調査会社のYouGov社が行った調査において、シンガポールの49%の人々が次の海外の休暇先として日本を挙げたという。

 16歳から24歳の若い層に限ると、この数字は実に68%にまで跳ね上がる。シンガポールの若者の3人に2人が日本への旅行に興味を示していることになる。

 東京に拠点を構えるシンガポール旅行会社の社長はCNBCに対し、常夏のシンガポールに住む人々にとって、とくに季節の変化が魅力になっていると説明している。雪景色の冬、そして桜の咲き誇る春がとくに人気だという。

⚫︎安心して過ごせる治安のよい国という評判
 日本といえば、安心して過ごせる治安のよい国という評判を国際的に得ている。コロナ禍においてはさらに、病気リスクを含めた広義の安全性という意味で、日本を含むアジアの国々が評判を上げているようだ。
 米CNBCは米旅行保険会社がまとめた2022年版「国別安全度」ランキングにおいて、日本が4位に選ばれたと報じている。

 ランキングはアメリカ人への意識調査を集計したものだ。犯罪、テロ、性犯罪、人種差別など各面での安全性を尋ね、総合点によりランクづけしている。2018年調査で10位だった日本は、今回までに順位を6つ上げた。

 調査を実施した保険会社によると、全体の傾向としてこれまで旅行者たちは、テロと暴力事件に巻き込まれることを主に懸念してきたという。

 だが2022年調査では、「自由に移動できること」「病気の心配がないこと」を重視する傾向がみられたようだ。アジアの国々が軒並み躍進しており、一方、イギリスなど感染爆発が報じられた国が人気を落とした。

⚫︎「ツアー客のみ入国可能」は国境閉鎖と変わらない
「日本に行きたい」という外国人は多いが、日本側の受け入れ体制は整っていない。政府は6月から観光目的の外国人の入国受け入れを再開したが、すべての入国者にビザの取得を義務づけているほか、添乗員付きのツアーに限定している。

 この「添乗員付きのツアーに限定」というのが、集客の足を引っ張っているようだ。観光庁の発表によると,観光目的で入国した外国人は6月が252人,7月が7903人にとどまった。

 このため一部の海外メディアは「実質的には国境閉鎖と変わらない」と報じている。ブルームバーグは同社コラムニストの記事で、日本の旅行代理店経由でのツアー客のみを受け入れる日本の制度が「大いに嘲笑の的となっている」との手厳しい見解を掲載した。海外のソーシャルメディアでは、ガイドツアーで外貨を稼ぐ北朝鮮を思わせるとの指摘さえ出ているという。

 また、「パッケージツアーに限定」との表現が誤解の種となり、海外では誤った理解が広まっているようだ。CNBCの記事は、30人前後がバスに相乗りするスタイルが想起されがちであり、これが日本への旅行意欲を下げている一因だ、と指摘している。実際には、添乗員付きであれば最小1人(と添乗員)からのツアーが認められている。

ただし、費用面での問題は残る。添乗員分の旅行・宿泊費用が旅行費用に上乗せされるため、ただでさえ航空券が高騰している現在、ツアー客の負担は大きい。

 日本で20年以上暮らすニュージーランド人大学講師のルイーズ・ジョージ・キタカ氏は、アジア・メディアセンターに日本への旅行の現状について寄稿した。それによると、添乗員付きツアーの料金は現在、パンデミック前の通常の旅行費用と比較して「3倍から4倍」に跳ね上がっているという。慎重にコロナ対策を実施する日本は旅行先として安心できるが、コスト面で手が届かない存在になっているわけだ。

⚫︎「歴史的な円安」という集客の好機を逃している
 国境閉鎖レベルの厳格な水際対策は、コロナの感染事例が海外を中心に発生していたパンデミックの初期には有効であった。その後も、変異株の病原性が高いとされた時分には、強力な株の入境を防ぐという意味で一定の効果があったといえるだろう。

 しかし現在では、オミクロン株の亜種であるBA.5が主流となり、感染力の高さが指摘される一方で弱毒化が進んでいるとされる。欧米を中心に多くの国が経済の正常化へ舵を切っており、ニュージーランドは8月1日から国境を完全に開放した。入国者は引き続きワクチン接種の要件を満たしている必要があるが、隔離は必要ない。

 アメリカも6月から入国時の陰性証明を不要とし、イギリスは3月から入国後検査を廃止するなど規制緩和の動きが進んでいる。

 一方の日本では、6月からツアー客のみの受け入れという独自の基準が設けられた。結果として、歴史的な円安という集客の好機を逃している。

 また、現在では新規感染者数が世界1位となっており、この状況で海外からの流入を主な感染源と考えることには無理がある。

 米ジョンズ・ホプキンズ大学が発表する28日間移動合計(8月30日時点)で、日本の感染者数は約582万人となり、2位韓国の320万人、3位アメリカの283万人を大きく引き離している。世界の一部の国では全数把握を廃止しているため、完全に対等な比較とはならないものの、日本が世界的にみて高い水準にあることは明らかだ。

 この状況で国内旅行を制限せず、海外からの流入を絞ることに意味はあるのだろうか。

 岸田首相は24日の会見で、日本人を含むすべての入国者に求めている陰性証明書の提出について、3回目のワクチン接種を条件に免除する方針を示した。さらに外国人観光客の入国をツアー客に限定するという制限を緩和し、9月からは個人旅行も認める方針と読売新聞やNHKで報じられている。

「日本に行きたい」という外国人観光客のニーズは、これまでになく高まっている。年末年始の旅行に間に合わせるには、このタイミングがギリギリだろう。日本経済の再生のためにも、より迅速な対応が望まれる。


▶︎青葉 やまと(あおば・やまと) フリーライター・翻訳者 1982年生まれ。
 関西学院大学を卒業後、都内IT企業でエンジニアとして活動。6年間の業界経験ののち、2010年から文筆業に転身。技術知識を生かした技術翻訳ほか、IT・国際情勢などニュース記事の執筆を手がける。ウェブサイト『ニューズウィーク日本版』などで執筆中。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

🚶‍♀️〜六地蔵〜醍醐寺:女人堂…木幡 220831

2022-08-31 19:06:00 | 📖 日記
🚶‍♀️〜六地蔵//〜地鉄:醍醐…醍醐寺(三宝院📕:仏像棟:仁王門:金堂:五重塔:不動堂:祖師堂:観音堂:弁天堂:無量寿苑)…女人堂…醍醐寺外周沿…報恩院…旧奈良街道の一本山側の道を行くつもりで醍醐山系見つつ日野,平尾…結果的に木幡駅に…>
🚶‍♀️17297歩

☀️:しっかり陽射し有り。猛暑日

醍醐寺:久々の寺院,あちこち要修復の様で…広い境内,青紅葉よし!
 三宝院庭園堪能;四季を通じ良い。
  今回,仏像棟は無料!
 朱印所は三宝院に集約されて,多種有り。
上醍醐へは時間的にout(キツイ登りとか)
 宝物館前にユネスコ連携記念コインが!
(¥700)済

帰路を車混む旧奈良街道で無く一本山側?の道を…結果大廻りで一駅先の木幡駅に。

🌡ベランダ35℃で日暮時:室温33℃
 今宵は暑そう…室温就眠時30℃ベランダ27℃…。




三宝院内に宇宙にむけての文字を?

三宝院庭園

同上



仁王門

五重塔



弁天池

同上

弁天堂

報恩院






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

⚠️ 国立大学でも研究者の大量雇い止め危機 若者の研究に猶予を与えられない国家でいいのか 202208

2022-08-30 23:46:00 | 気になる モノ・コト

国立大学でも研究者の大量雇い止め危機 若者の研究に猶予を与えられない国家でいいのか

Newsポストセブン より 220831


 雇い止め撤回を求める訴訟を起こし、記者会見する理研の研究者。2022年7月(時事通信フォト)
 文部科学省科学技術・学術政策研究所が発表した「科学技術の状況に係る総合的意識調査(NISTEP定点調査)」が、日本の科学技術力の低下を示していると、衝撃をもって受け止められている。
 なかでも自然科学分野で多くの研究者に引用された質の高い論文の2018~2020年の年平均数調査で日本は前年の10位から韓国にも追い抜かれ12位に転落。
 2000~2002年は米国、英国、ドイツに次ぐ4位だったのが、2006~2008年から順位を下げ続けている。俳人で著作家の日野百草氏が、科学技術立国を支えてきた日本の科学者たちが置かれている環境についてレポートする。

 * * *
「アジア各国、とくに中国の基礎科学分野の伸びは本当に凄い。その陰には日本人研究者もいます。このまま日本国内の冷遇が続けば、さらに海外、もちろん中国に協力する日本人研究者が増えることでしょう」

 関東の国立大学で博士号を取得、いくつかの大学、民間企業を渡り歩いた70代の元研究者が語る。本稿、専門用語や一般的でないと思われる言い回しは平易に置き換えた。あくまでアカデミズムの界隈に馴染みのない多くの方にも知っていただきたいという趣旨である。

「国立大学法人化からしばらくでしょうか、国から国立大学への運営費交付金が減らされ続けた結果、ということです」

 日本の国立大学は2003年制定の「国立大学法人法」により各大学とも法人化された。それにともない2004年度から国の運営費交付金は削られ続け、2022年現在で約1300億円も削減された。
 国立大学の学費が高騰しているのもその影響で、現在の標準額(近年は国立大学も各大学により異なるため標準額とする)の1年次81万7800円(入学金含む)は私立大学(以下、学費平均値による)と比べても、その差は約1.6倍しかなくなっている(文部科学省調べ)。1975年は5.1倍と国立は圧倒的に安かった。それが現在は入学金に至っては約1倍、国立も私大もほぼ変わらない。

 それでも理系となれば圧倒的に国立大学のほうが安いが、昭和のころのような「国立大学なら誰でもバイトで学費も生活費も全部まかなえる」という時代はとうに終わっている。いまの50代の方々の大学時代(1980年代ごろ)に30万円から40万円ほどだったことを考えるとほぼ倍である。

「学生にも影響ありましたが、やはり研究者に一番のしわ寄せが来た形です。理化学研究所(以下、理研)の件もそうですが、国立大学も同じような研究者の不遇とリストラ問題を抱えています」

⚫︎日本は国家としての役目を放棄している
 理研の研究者、および研究チーム関係者が2022年度末を目処に約600人も雇い止めにされる恐れがあるという件は拙ルポ『「理研600人リストラ」に中国人ITエンジニアは「不思議です」と繰り返した』で報じた通りだが、これを報じた4月から、理研労組によればすでに約100人が理研を去ったという。理研側は8月現在、いまだに労組への回答を先送りしている。

「理研といえば日本の基礎科学研究の最高峰です。科学で食べていくしかない国が、その最高峰にいる中の600人もを切り捨てる、いまは結果が出なくとも、いつ日本を食べさせてくれる研究成果を上げてくれるかわかりません。かつてはそうして科学立国日本を築き上げたのに、この国は何で食べていく気なのでしょう」

 前述のルポで中国人技術者は「優秀な研究者をクビにすることは、他国に渡すのと同じです」と言っていた。また「研究は結果がすぐ出るわけではありません。とくに基礎研究は百年かかるかもしれません。それでも国のためになるなら続けるべきでしょうし、必要な人はとっておくものです」とも言っていた。
 国は違えど研究者、技術者ともに思うところは同じということか。

 理研といえば湯川秀樹、朝永振一郎、利根川進など錚々たるノーベル賞学者を輩出した名門である。みな決してすぐに結果が出たわけではないし、ことによってはまるで理解されなかった時期もあった。それでも研究を続けた。理研も、国もそれを助けた。これが国家というものだ。

「いまの日本は国家としての役目を放棄しているということです」

 厳しい言い方だが、これもまた同じ研究者としての切なる思いから来るものだろう。石油、石炭、鉄、銅、ニッケル、ボーキサイト、天然ガス、レアメタル、レアアースと、何もかも輸入に頼る国なのに研究まで放棄しては、研究者という人材まで海外に流出させて困るのは日本だというのに。
 基礎研究は多くの方に馴染みがないかもしれないが、これこそ国家の礎、アメリカも中国も21世紀の覇権を握るために力を入れている。

「私の現役時代、とくに1990年代からそうですが、この国は理系軽視で文系の下で理系が働く、文系が管理して理系が現場、という構図がより強くなったように思います。これは官も民も同じでしょう。私も身をもって経験しています」

 文部科学省は旧来の「天下り」はもちろん、天下り批判を避けるためか「現役出向」も加える形で国立大学法人を牛耳ってきた。このことを2017年、河野太郎衆議院議員が「国立大は文科省の植民地」と与党議員ながら予算委員会で批判している。
 世界的な機械メーカー、富士ゼロックス(当時)のサラリーマンだった河野氏らしい指摘だが、実際に文科省は補助金や新設学部の設置許可を人質に、OBの天下りや職員の現役出向を常態化させていた。それはいまも変わらない。

「国は予算を減らすだけでなく、さらに研究の選別をしました。選別は構いませんが近視眼的な誤った選別をしたのです。それが基礎研究をさらに追い詰めました」
 結果、短期的な成果を求められるままに基礎研究の空洞化を招いてしまった。そしていま、研究者の大リストラに至る。

「国立大学も理研と同じように研究者の雇い止めが始まっています。この国は本当にどうするつもりなのでしょう」

 東北大学は2022年度末で若手研究者を中心に239人が雇い止めになるおそれがある。大阪大学や九州大学でも同様の事案が起こる可能性があるという。東京大学に至っては346人が雇い止めと予想されている。理研の600人と同様、このような旧帝国大学、日本の優秀な研究者の多くが集う大学ですら大量の雇い止め、リストラが実行されてしまうかもしれない。

「とくに中堅や若手の研究員は有期雇用ばかりですから10年でクビです。これからという研究者ばかりなのに」

 有期雇用が大半となった国立大学の研究員。2013年の改正労働契約法で5年を超えた場合は労働者の希望で有期雇用から無期雇用に転換すると定められた。
 研究者や教員の場合は10年という特例だったが、これがそっくりそのまま杓子定規に当てはめられてしまった格好だ。さらなる特例を急ぎ取り決めてもいいほどの事態にも関わらず、国の対応は及び腰だ。

「このような言い方は誤解されるかもしれませんが、この国の予算からすれば彼らの雇用など小さな金額のはずです」

⚫︎中国は日本が勝手に優秀な日本人を捨ててくれると大喜び
 確かに言い方が難しいが、2021年5月に会計検査院が指摘した「国の無駄遣い」を見ると筆者もそう思わされてしまう。
 「アベノマスク」は115億円分が倉庫に余り、再検品で21億円、保管費も2020年8月から2021年3月までで6億円かかった。
 他にもGoToトラベルではキャンセル対応費用として旅行代理店に1157億円払ったもののホテルや旅館に行き渡ったかは不透明、接触確認アプリ「COCOA(ココア)」の度重なる不具合による追加対応や、農林水産省の「全国農地ナビ」の閲覧システムが137億円かけたのに未更新、など総額2108億7231万円の「無駄遣い」および「不適切経理」と指摘された。

「基礎研究は分かりづらいかもしれませんが、かつての『科学大国日本』時代のように、やがて大きなリターンとなり、長い目で見てこの国を豊かにしてくれるでしょう。若者の研究に猶予を与えられずに、なにが国家ですか」

 研究には時間がかかるのはもちろん、研究者が育つにも時間がかかる。たとえばCNSと呼ばれるCell(セル)、Nature(ネイチャー)、Science(サイエンス)といった科学ジャーナルに論文を載せようと思えば研究には時間も費用もかかるし研究者自身の成長も必要だ。
 短期間の有期契約では手近な論文で雇用を繋ぐしかなくなる。いまやCNSは圧倒的にアメリカと中国の研究者がしのぎを削る場となっている。

 とくに中国はCNSに限らず自然科学系の全論文数、上位10%論文数、上位1%論文数すべてで1位である。
 2022年版の文科省「科学技術指標」によれば日本は全論文数5位、上位10%論文数12位、上位1%論文数10位である。
 2000年代前半まではアメリカに次ぐ2位だったはずなのに。CNSがなんだ、論文数ばかりではない、という向きもあろうが、ほんの20年前のネットで揶揄され続けた「お笑い中国」から考えれば、こうした学術面の成果で日本どころかアメリカすら抜くとは、今や昔である。

「それなのに理研の研究者はもちろん、国立大学の研究者まで若手を中心に追い出そうとしています。彼らの多くは国内に見つからなければ海外に出ていくことでしょう。もちろんこれまで以上に中国に手を貸す人も出てくるでしょう。中国は日本が勝手に優秀な日本人を捨ててくれると大喜びでしょうね」

 これもまた、かつて中国人技術者が言っていたことと同じだ。「日本はまた何百人も研究者を辞めさせる。それを中国が手に入れるなんて申し訳なく思います」「中国は日本人研究者や技術者のおかげで大国です。本当にありがたい話です」と利敵行為にも通じる行為を不思議がっていた。

 この中国人技術者の言うところはどちらかといえば民間技術で、日本の家電やITの不遇な研究者、技術者たちが中国に渡って結果を出し続けたことに対してだったが、同じく拙ルポ『70代元家電メーカー技術者の悔恨「メイド・イン・ジャパンを放棄してはいけなかった」』でお話いただいた元技術者の「メーカーを追い出されたり、独立して小さな工場を経営したりの技術者が中韓の仕事を請けてました」「そういうことをするから他国に技術が流れるんですよ。
 そんなことを国や企業が30年間繰り返した結果が、いまの日本です」「待遇が悪いのですから流出は止まりませんよ。ずっとそうなのですから」といった言葉も思い起こさせる。

 とくにこの30年、「好きなことやっているんだから」と研究者や技術者をないがしろにしてきたのは官も民も同じだろう。いまだに「研究者自身にこそ問題がある」「評価される成果を出せなかった人」などと事の本質を理解できない残念な意見もある。

「本当に日本は何を考えているのでしょうか。私も自分の不甲斐なさも含めて、それほど恵まれた研究人生ではなかったと思っていますが、時代を考えれば全うできただけマシなのかもしれません。これからの日本の科学、日本の研究者はどうなってしまうのか」

 かつて日本に捨てられた日本人技術者の一部は韓国で厚遇され、結果を出したからこそ現在の韓国がある。同じように日本に捨てられた、もしくは日本を捨てた研究者たちが中国でさらなる結果を出すかもしれない。日本はもちろん欧米に比べて給与面では厚遇とは言えないが、研究者として食っていくため、そして十分な研究環境を求めた果てのリベンジマッチである。

 筆者はいつかの中国人技術者の言葉を、また思い出す。

「優秀な人が安かったり辞めさせられたり。とても不思議だと思っています」

 国は研究者も、技術者も、クリエイターも、あまたの専門職も「捨ててもすぐ降って湧いてくる」とでも思っているのだろうか。それともベテラン政治家は「どうせ寿命はあと10年20年だからその後の日本などどうでもいい」とでも思っているのだろうか。まさか「いずれ国ごと売り渡す」つもりなのだろうか。

 そうとしか思えないほどに、今回の理研はもちろん、国立大学法人研究者の任期雇い止めという大量リストラは「不思議」としか言いようがない。
 日本が誇る新幹線も、優秀な自動車エンジンも、壊れない家電も、精密な光学機器も何もかも中国や韓国へ売り渡したのは日本である。そうしてついに国家百年の礎たる基礎研究者、それも若手まで捨て始めた。

 科学も技術も、結果が出ないからと性急に捨てる行為を繰り返し、この国と子どもたちは将来、どうして食べていけというのだろうか。

【プロフィール】
日野百草(ひの・ひゃくそう)日本ペンクラブ会員、出版社勤務を経てフリーランス。社会問題、社会倫理のルポルタージュを手掛ける。


💋相変わらず、どこに予算がいってるのか?会計検査院は?
 給与=人財の生活必需費が理解されてないというか常識的に分かって当たり前。行政立法の不作為不勉強。xx学術会議はボンクラ集団である証。
  
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする