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世界初の生体ロボット、「生殖」が可能に 米研究チーム  202112

2021-12-02 22:51:00 | ¿ はて?さて?びっくり!

世界初の生体ロボット、「生殖」が可能に 米研究チーム
 CNN co.jp より 211202


 生体ロボット「ゼノボット」は「生殖」が可能だとする論文が発表された/Douglas Blackiston/Sam Kriegman
(CNN) 史上初の生体ロボット「ゼノボット」を作製した米国の研究者らがこのほど、ゼノボットは今や「生殖」が可能だとする論文を発表した。
 その生殖方法というのは、動植物では見られない異例のものだった。

 ゼノボットは名前の由来となったアフリカツメガエル(学名ゼノパス・ラエビス)の幹細胞から形成され、幅は1ミリ以下。実験の結果、動く、群れで協力する、自己修復するといった能力を持つことが判明し、2020年に初公開された。

 そして今回、ゼノボットを開発したバーモント大学やタフツ大学、ハーバード大学ビース研究所の研究チームは、科学的に知られているどの動植物とも異なる全く新しい生物学的な生殖形式を発見した。

「これには仰天した」。タフツ大学アレン・ディスカバリー・センターの責任者で、論文の共同筆頭著者を務めたマイケル・レビン教授(生物学)はそう驚きを語る。

「カエルには通常使う生殖方法があるが、(幹細胞を)胚の他の部分から解放して、新たな環境で生きる方法を模索するチャンスを与えると、新しい動き方だけでなく新たな生殖方法も考え出すようだ」(レビン氏)

⚫︎ロボットか生命体か
 幹細胞とは、様々なタイプの細胞に発展する能力を持つ未分化の細胞のことを言う。研究者はゼノボットを作るため、カエルの胚から生きた幹細胞を摘出して培養した。遺伝子操作は行っていない。

「ロボットといえば金属製かセラミック製だと思っている人が大半だが、重要なのはロボットが何で作られているかではなく何をするか、つまり人間のために自力で行動するかどうかだ」。論文の筆頭著者を務めたバーモント大学のジョシュ・ボンガード教授(コンピューターサイエンス)はそう説明する。

「その意味ではこれはロボットだが、遺伝子未改変のカエルの細胞から作られた生物であることも明らかだ」(ボンガード氏)

 ゼノボットは当初は球形で、約3000の細胞から作られていた。ボンガード氏らはゼノボットの複製が可能なことを突き止めたが、こうした複製は特定の状況下でまれにしか発生しない。ゼノボットが使った複製プロセスは「キネティック・レプリケーション」と呼ばれ、分子レベルで起きることが知られているものの、細胞全体や生物のレベルで以前に観察されたことはないという。

 研究チームは人工知能(AI)の助けを借りて、ゼノボットがこの種の複製をより効果的に行えるよう数十億種類の形状を試した。最終的にスーパーコンピューターが考案したのは、1980年代のビデオゲームに登場する「パックマン」に似たC字形だ。この形であればペトリ皿の中の小さな幹細胞を発見して、口の内側の部分で数百個の細胞を集めることができる。数日後、細胞の集まりが新たなゼノボットになった。

「AIがこうしたマシンをプログラムする方法は、我々が通常考えるコードの書き方とは異なる。形を整えたり刻んだりして、このパックマンのような形状をたどり着いた」とボンガード氏。「本質的には形状がプログラムだと言える」と話す。

 ゼノボットは40年代のコンピューターのようなごく初期の技術であり、今のところ実用的な用途はない。しかし研究者によると、こうした分子生物学とAIの組み合わせは、潜在的に人体や環境内の様々なタスクに活用できる可能性がある。海洋マイクロプラスチックの収集や植物の根系(植物の地下部全体)の調査、再生医療などに使われる可能性もあるという。

 自己複製するバイオテクノロジーの出現に懸念の声も上がりそうだが、研究者らによると、ゼノボットは生分解が可能で、倫理の専門家によって規制されているため、研究室内に閉じ込めておき簡単に消滅させることができたという。

 この研究は軍用技術の開発を監督する国防高等研究計画局(DARPA)が一部の資金を拠出した。研究結果は査読付きの科学誌「米科学アカデミー紀要」に11月29日に発表された。
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AIが“天才的直感”を与え数学の新定理を導くことに成功 Nature誌に掲載 202112

2021-12-02 22:00:00 | ¿ はて?さて?びっくり!
AIで数学の新たな定理発見 英DeepMindと数学者がNatureに共同論文
 ITmediaNews  より 211202 井上輝一


 新たな数学の定理の発見や、未証明の予想の解決にAIが役立つ──そんな研究結果を、囲碁AI「AlphaGo」などで知られる英DeepMindが発表した。
 順列に関する新しい定理を発見した他、ひもの結び目を数学的に研究する「結び目理論」についても、異なる数学の分野をつなぐ、予想していなかった関係性を見つけたという。

⚫︎「結び目理論」の新たな発見にAIが役立った
 DeepMindは、豪シドニー大学と英オックスフォード大学の数学者とともに数学研究を支援するための機械学習フレームワークを構築。
 これまでも数学者は、研究対象を調べるためにコンピュータを使い、さまざまなパターンを生成することで発見に役立ててきたが、そのパターンの意義は数学者自身が考察してきた。しかし、研究対象によっては何千もの次元があることから、人間による考察も限界があった。

 今回開発したアルゴリズムは、こうしたパターンを検索する他、教師あり学習を基にその意味を理解しようと試みるという。得られた結果を数学者が引き継ぎ、定理などに定式化した。

 同社は、1900年代に“インドの魔術師”の異名を取った天才数学者シュリニヴァーサ・ラマヌジャンが、しばしば彼自身の夢から複雑な定理のインスピレーションを得ていたことになぞらえてAIの役割を説明する。「人間の深い直観を伴う分野で、AIが近年飛躍的な進歩を遂げ始めている」とした上で「この結果は、純粋数学の最前線でAIが役に立った最初の事例だ」と記した。

 研究成果は、英科学雑誌Natureに12月2日付で掲載された。




※※※※※※※※※※※    ※※※※※※※※※※※
AIが“天才的直感”を与え数学の新定理を導くことに成功 Nature誌に掲載
 【橋本幸治の理系通信】
  テレ東:ニュース より 211202 

 イギリスのAI=人工知能開発会社・DeepMindは、AIの支援によって、数学の新しい定理を発見することができたと発表しました。世界で最も権威のある学術誌、
 Natureに掲載されました。研究チームによりますと、このAIは、これまで複雑で関連が見えなかった異なる数学的対象の間に潜むパターンや関係性を解析し、新たな発見をするために欠かせない「直観」を数学者に与えることができるということです。

 こちらの内容を速報で解説します。※引用元●論文:NatureAlex Davies et al. (2021) Advancing mathematics by guiding human intuition with AIhttps://www.nature.com/articles/s41586-021-04086-x●プレスリリース:DeepMindのHPExploring the beauty of pure mathematics in novel wayshttps://deepmind.com/blog/article/exploring-the-beauty-of-pure-mathematics-in-novel-ways
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📗 江戸時代の科学者のみなぎる熱気と活力を描き尽くす。その純粋さと熱量と闘志を明日への糧としよう 202112

2021-12-02 21:23:00 | 📗 この本

江戸時代の科学者のみなぎる熱気と活力を描き尽くす。その純粋さと熱量と闘志を明日への糧としよう
  ALLRevews  より 211202 橋爪 大三郎


『江戸の科学者』(講談社)著者:吉田 光

⚫︎しょぼくれた日本に光
 江戸時代の科学者と聞くと、和算の関孝和、エレキテルの平賀源内、日本地図の伊能忠敬、…が思い浮かぶ。そんなビッグネームを頂点に、すそ野は広大である。その中から二五名を選り抜き、めいめいの個性、知力の輝き、時代にみなぎる熱気と活力を描き尽くす。

 大坂の傘職人の子、橋本宗吉は聡明で、町人学者の間(はざま)重富に見出された。彼の援助で、江戸の大槻玄沢のもとに送られ蘭学を学ぶ。戻った宗吉は医業のかたわら蘭書を読みあさり、世界地図を作成、『西洋医事集成宝函』『エレキテル訳説』などを著した。フランクリンの凧の実験と同じ電気の実験を、弟子にやらせてもいる。

 京都の碁の家元に生まれた渋川春海は、北極星も動くと観測で確かめた。一二歳だ。暦と天体観測を本格的に学び天文図を刊行、天球儀と地球儀も作った。中国の不正確な宣明暦に代え日本独自の暦を定めるべきだと説き、八十八夜や二百十日など民間の知恵も盛り込んだ貞享暦を作った。

 近江・国友村の藤兵衛は代々の鍛冶屋。幕府から鉄砲の製造を任される村だ。技量を見込まれ彦根藩から大砲を受注。江戸に出て砲術の研究を進める。将軍家の壊れた空気銃を修理、老中の前で試射もした。『大小御鉄炮張立製作』を出版し、部品を規格化すべきだと説いた。オランダ製をヒントに反射望遠鏡を製作、黒点の移動から太陽の自転日数を計算した。

 鎌田俊清は大坂の数学者。円に内接、外接する正2の44乗角形の周の長さを求め、円周率を小数点以下三○位まで計算した。彼と同じ門流の高橋至時は江戸で幕府の天文方となった。伊能忠敬はその配下だ。子の高橋景保も天文方に。外交力の強化を提言し、幕府に蛮書(ばんしょ)和解(わげ)御用方が置かれた。シーボルトに伊能地図を手渡したのが露見し、獄につながれ病死した。

 同じくシーボルトに学んだ高野長英は蛮社の獄で捕らえられ、終身刑となった。伝馬町の獄舎が火事になり逃亡した。薬品で顔を焼き変装し、各地に身を潜めながら蘭書の翻訳と出版を続けた。ついに追手に踏み込まれ、自決した。

 彼らの姿は純粋で胸を打つ。科学は無償の営為なのだ。そして不合理な身分の壁や旧習と戦い、知の尊厳をかけて奮闘する。

 本書が教えてくれること。
第一に、彼らは身分がばらばらだ。次三男も多い。才能が傑出していても,科学を職業にできない。
第二に、私塾で漢籍や蘭書から新知識を学んだ。あとは独学だ。
第三に、つぎつぎ成果を出版する。少部数の専門書も出す版元がある。この出版文化は誇りだ。
第四に、有能なら各藩は誰でも召し抱えた。西欧の新しい武器や新知識は大歓迎。幕藩制は分権的で、中央集権ではない。人びとの自由のための隙間があった。

 失われた三○年でしょぼくれている日本。立ち直る希望は科学にある。そして科学にしかない。
 もっと困難な状況で格闘した何世紀も前の先人たち。その純粋さと熱量と闘志を明日への糧としよう。本書を読めば、勇気がむくむくと湧いてくるに違いない。

 著者・吉田光邦氏は科学技術史が専門。原著は一九六九年の単行本で、文庫で再刊された。巻末の科学者小伝は、さらに二九名を紹介。池内了氏が簡潔で丁寧な解説を寄せている。帰ってきた名著を堪能できる、贅沢な機会である。

【初出メディア】
毎日新聞 2021年11月27日

【書誌情報】
江戸の科学者
著者:吉田 光邦
出版社:講談社
装丁:文庫(304ページ)
発売日:2021-09-09
ISBN-10:4065250587
ISBN-13:978-4065250587
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半導体支える日本企業の「お家芸」 不純物の濃度が1兆分の1のフッ化水素を作り出す技術 202112

2021-12-02 20:52:00 | 気になる モノ・コト

 バフェットの次を行く投資術 半導体支える日本企業の「お家芸」 不純物の濃度が1兆分の1のフッ化水素を作り出す技術
  ZakZak より 211202

 1990年代前半から今日に至るまで「IT・インターネット」の時代が四半世紀以上も続いてきた。この劇的な変化は1800年頃の産業革命によく例えられるが、十分納得できる。
 ただ、この激変において、ソフトウエアばかりがもてはやされてハードの重要性が忘れ去られているようにも思える。

 高性能なソフトウエアは、高性能なハードがなければ作動しない。最新のソフトウエアを古いコンピューターにインストールしても、処理能力(演算速度)が十分ではなく、イライラしながら画面とにらめっこした経験のある読者は多いと思う。

 ムーアの法則は、インテル創業者の一人であるゴードン・ムーアが、1965年に自らの論文上で唱えた「半導体の集積率は18カ月で2倍になる」という半導体業界の経験則である。このようなハードの目覚ましい進化を支えてきた技術こそが本当の意味での「最先端テクノロジー」と言える。そして、その根幹を支えるのが「化学」を中心とした日本企業なのである。

 2019年に、フッ化ポリイミド、レジスト、フッ化水素の3品目の韓国向け輸出規制をわずかばかり強化しただけで、「天地がひっくり返るほどの騒ぎ」が起こった。日本のフッ化水素最高純度は現在「99・9999999999%」(トゥエルブ・ナイン)といわれている。つまり、不純物の濃度が、1兆分の1で、現在、ステラケミファ、森田化学工業、ダイキン工業といった日本企業しか製造できていないとされる。

 また、半導体シリコンウエハーの世界シェアのおおよそ半分は、信越化学工業とSUMCO(サムコ)の日本勢2社で握っている。

 現在半導体は「ナノサイズレベル」の世界に突入しているが、これは分子や原子を1個ずつ扱うのにも等しいような精度だ。これほど微細なものを扱うのは「日本のお家芸」と言えるであろう。 (人間経済科学研究所、国際投資アナリスト・大原浩) =敬称略

【2021年11月25日発行紙面から】
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古墳を有する関西13府県市が堺市に集結!「関西古墳サミット」初開催 202112

2021-12-02 17:56:00 | 〽️ 行事・新案内等 控え

古墳を有する関西13府県市が堺市に集結!「関西古墳サミット」初開催
  おたくま経済新聞 より 211202 咲村 珠樹


 全国的に有名な古墳が集中する関西地方。その中の13自治体が集結し、古墳について熱く語り合う「関西古墳サミット」が2022年1月14日(金)に大阪府堺市で開催されます。
 トークセッションやパネル展のほか、堺市のハニワ部長など各自治体のキャラクターも参加。古墳グッズなどの販売も行われます。

 大阪府堺市と関西広域連合が主催する「関西古墳サミット」。今回は関西広域連合加盟の11自治体のほか、世界文化遺産の古市古墳群がある大阪府羽曳野市、大阪府藤井寺市を加えた13の府県市が参加します。

 サミットでは、堺市による「百舌鳥古墳群」の事例報告のほか、関西各地の古墳の情報を発信する事例報告が行われます。報告を行う自治体と、対象の古墳は以下の通り。

大阪市「長原古墳群」(地下鉄工事で発見された地下埋没古墳群) 京都市「大枝山古墳群」(桂坂にある6世紀前半~7世紀前半の古墳群)
京都府「恵解山古墳」(長岡京市の乙訓古墳群を代表する古墳)
神戸市「五色塚古墳」(兵庫県最大規模の古墳)
滋賀県「椿山古墳」(滋賀県最大規模の帆立貝形前方後円墳)

徳島県「渋野丸山古墳」(徳島県最大の古墳)
鳥取県「本高14号墳」(山陰地方への前方後円墳導入期の前方後円墳)

奈良県「牽牛子塚古墳」(真の斉明天皇陵と有力視される八角墳)
羽曳野市「白鳥陵古墳」(宮内庁により日本武尊の陵とされる)
兵庫県「池田古墳」(但馬地方最大の古墳)
藤井寺市「津堂城山古墳」(藤井寺陵墓参考地の1つ)
和歌山県「岩橋千塚古墳群」(和歌山市にある大規模古墳群)

 またトークセッションでは、京都府立大学教授の宗田好史さんをコーディネーターに、京都府の西脇隆俊知事、奈良県の荒井正吾知事、堺市の永藤英機市長などがパネリストとなり、古墳の魅力発信の取り組みを語ります。

 このほか、会場のフェニーチェ堺(堺市民芸術文化ホール)1階ガレリアでは、関西の古墳や団体の活動を紹介するパネル展を実施。
 正午から午後0時30分には、堺市の「ハニワ部長」、奈良県の「せんとくん」、藤井寺市の「まなりくん」、京都府の「まゆまろ」、羽曳野市の「つぶたん」といったご当地キャラクターも登場します。

 フェニーチェ堺2階大ホールホワイエでは、正午から午後1時の間、古墳や埴輪デザインの文具、雑貨や食品などを販売。古墳好きにはたまらないイベントになりそうです。

 なお、参加には事前申し込みが必要。
 堺市が公開している特設ページ「関西古墳サミットー関西の古墳が集結ー 参加者募集」より申し込みが可能。
申し込み期間は、2021年12月1日~2022年1月6日までとなっています。

 情報提供:大阪府堺市
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