のんびりかな打ち日記  ini's blog

NikonD7100やSonyRX100M3で撮影した画像と日々の出来事を“ かな入力 ”でのんびり綴るブログです。

手紙 その2

2006-10-14 23:58:06 | Weblog
招待状がありましたが行くのは無理かな?って思ってた「手紙」の今日午後6時半からの特別試写会に行くことができました。
招待状で2名まで入れましたが、家内は行けないので一人です。

感想は・・・うーん、やっぱり東野圭吾さんの原作を読まなかった方が妙な先入観なく楽しめますね。
おそらく私も読まずに観ていたら、もっと感動できたんじゃないかなって思います。

何も映画化が原作を忠実に再現しているなんて期待している訳ではありませんが、つい先日、NHKで横山秀夫の「クライマーズ・ハイ」のドラマ再放送を観て、ちょっと驚いた後だったからだと思います。
このドラマ、前編、後編の2回に分かれてはいたものの合わせても2時間半程度、それでも長編の原作が見事に再現されていて、しかも非常に良く出来ていたからですね。

「手紙」も映画としてはよく出来ていましたが、どうしても先入観がジャマをしてしまう部分がありました。
ちょっとネタバレになりますが、ひとつのキーである“音楽”がなんと“漫才”に置き換えられていることには、そういう脚本なんだなっていうぐらいで見ていました。でも例えば恋人と別れるよう父に頼まれたときに、お金を受けとったことは原作と全く逆になっていて意外でした。

それでもラストシーンではグッときて涙が出ました。歳とって涙腺がゆるくなっているのもありますが。
それに試写会は7割程が女性でしたが、周りの女性はほとんど大泣き状態でした(^_^;)
犯罪者とその家族という重いテーマを扱っているだけに、原作同様、誰にも答えはわからない、問いを投げかけるという点は伝わる内容だったと思います。
それに原作では、ちょっと有り得ないいとおしさを感じた由美子役の沢尻エリカさんもとてもかわいかったですね。


最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ビックリ (マーティン♪)
2006-10-15 16:54:19
原作を読まずに映画を観たマーティン♪といいます。

観終わってから、友人と色々話したのですが、「現金を受取る」シーンは二人とも納得いかなかった…。原作とは違うのですね。

「ブレイブストーリー」の時も、驚きましたけれど、今回もビックリでした。
返信する
そうなんですよ。 (ini)
2006-10-15 20:18:42
マーティン♪さん、はじめまして。



mixiで「手紙」で日記検索してマーティン♪さんの日記を拝見してました。



そうなんですよ。

原作を読んでなくても納得されないんだから、読んでる人にとっては、まさしく「ありゃりゃ??」って感じになりますよね。

あとから返すのかな?とか思ったりしながら観てました。

原作を読んでから観るとそうのが引っかかっちゃったりするマイナス面もありますけど、だいたいもうちょっと主人公にカッコいいところがないと、由美子があそこまで惚れる理由がつかないですよね(笑)
返信する
逆ですよ (らみ)
2006-10-17 22:06:57
えっ?原作の主人公ってかっこいい設定じゃないですよ?

映画で違和感を感じたのはその全く逆で、原作の由美子は全然かわいくないのですよ。

だから原作でも初めから直貴は由美子に全く関心を持たなかったのです。

でも映画ではかわいいエリカ嬢がキャスティングされていて、最大のミスキャストと評判です。
返信する
なるほど (ini)
2006-10-18 00:26:00
らみさん、こんばんは。



コメントありがとうございます。



少なくとも原作の直貴は、喉から手が出るぐらい苦しい状態でも「このお金だけは受け取れない」と突っ返してます。

映画では、お金をわしづかみにして出て行きますけど・・・。

そうは言っても原作の直貴も全般に悲観的でかっこいい設定ではないですね。



由美子に関しては、一応、映画の由美子も原作に合わせて最初は垢抜けしない感じを出しており、久しぶりにバーに顔を出したときには見違えるように設定されてました。

でもどのみち沢尻エリカさんだと最初からかわいく見えちゃう(笑)

重いテーマをずっしり投げかける映像としては、確かに華がありすぎてミスキャストかも知れませんね(^^ゞ
返信する

コメントを投稿