いわずと知れた吉本のお笑いコンビ、麒麟の田村裕さんの自伝。
もちろん？私が購入した本ではないのですが中学生の次男が読み終えた本のなかから話題の本なので読んで見ました。短いのですぐに読めます。
作家じゃない人の本っていうのは、随分久しぶりに読みましたが以前はゴーストライターなんてのがいて代わりに書いたりしてましたが、この本はそんなことはない自然さがありました。
公園でのホームレス生活の描写は実話だけあって悲惨なんですが、あまり悲惨さを感じさせないところがお笑い芸人らしいところでしょうか。
読み方によっては貧乏生活もまた楽しいように思えます。もちろんそんな狙いはないんでしょうけれど(^^)
本人はそれなりにわがままに生活していますが、まわりの人々がとても優しくて人情味があるところが伝わってきます。底辺にあるそのあたりのほのぼのとした印象がいいところでしょうね。