光れ稲妻☆応援blog

子供の入学を機にチームの応援とチームの観戦記を自分勝手に綴るブログです。

得点へのカギ

2009-03-11 06:05:08 | 高校サッカー
得点力、決定力はどのチームも最大の課題です。
東も新人戦、トップ2リーグと得点力、決定力に苦しんでいましたが、本日は、得点へのカギとなる記事を見つけましたので、得点力アップのためどんどんチャレンジをして欲しいと思います。

26.7%

2年前のドイツW杯での日本の3試合のPA内(ペナルティエリア内)でのシュート率です。
なんと、シュート率26.7%は出場32か国中、最下位です。

現在、2試合連続ホームで引き分け(得点1)の日本代表、PA外ではボールを回せ、支配できてもなかなかシュートまで至らない。
先日のオーストラリア戦の感想を「打てず入れず決められず」と素人印象を書きましたが、試合内容がこの記事の内容と全く同じように感じたものですから、正確には記事では「入れず打てず決められず」です。
「接近・展開・継続」というラグビーのキーワードを掲げた岡田代表監督の周囲がいまだにかまびすしいのも就任後、この課題が一向に改善される気配が見られないことが一因になっているかもしれません。

以下、掲載されていた朝日新聞 (2008年12月16日)
日曜ナントカ学(NANTO-KAGAKU) 「入れず打てず決められず」からの【転載】です。

4大会連続のW杯出場を目指し、来年6月まで予選を戦うサッカー日本代表。10月のウズベキスタン戦で引き分けたものの、11月19日(現地時間)のカタール戦は久々の快勝だった。
相手守備の乱れをついて、田中達、玉田のFW2人が素早い動きでシュートを決め、最後には得意のセットプレーからヘディングで押し込んだ。だが、筑波大の浅井武准教授(スポーツ工学)は
◆ゴール前までボールがなかなか運べない状況は相変わらずと厳しい見方だ。
得点確立が高いのは、ゴールポストの内側から左右に16.5m、縦に16.5mの範囲を囲った長方形のペナルティーエリア(PA)内からのシュートだ。PA内では常に厳しい攻防が繰り返され、守備側が反則すればチャンスを侵害したとして、得点の可能性が高いペナルティーキックが攻撃側に与えられる。

浅井さんは90分間にPAに何回ボールが入ったかを調べてみた。自由にPAに蹴り込めるフリーキックやコーナーキックを除けば12回。ウズベキスタン戦の15回よりも少ない。

一方、世界最高峰といわれる欧州選手権。今年優勝したスペインは決勝で強豪ドイツを相手に25回もPAに進入している。

手でボールを扱うスポーツと違い、足でボールを制御するサッカーの攻撃は思い通りの制御ができず、失敗することが多い。
◆何度もトライし、得点確立の高いPAに数多く進入するのが成功(得点)へのカギだ。浅井さんは「日本は攻める際『(守りが手薄な)スペースを探せ』とよく言うが、最高レベルの守りにそんなスキはない。スペースがあっても相手は見抜いている。だからPAを前にためらってしまう」と見る。

◆進入してもシュートに慎重になっているという分析もある。
2年前のドイツW杯。スポーツデータ配信会社「データスタジアム」(東京)はPA内のシュートを分析。
◆日本は3試合でPA内でボールに触る機会が30回あったが、多くはパスを選びシュートは8本だけ。
◆シュート率26.7%は32か国中、最下位だ。

下から2番目のエクアドルでさえ39%、優勝国イタリアは7試合で106回中66本のシュートを放っている。

日本の選手は、◆味方にパスしたり、自らがシュートしやすい姿勢を整えようとするわずかの間に相手に詰め寄られたりして、機会を逸していた。
日本の強みである組織力は守りで力を発揮する。ミスが重なってもお互いにカバーしあえば失点を防げる。だが、◆「攻撃はミスがなくても点が取れない」
◆失敗を恐れず、強引さとセンスでスペースをこじあけシュートを打てる個の力が必要なんです。

日本代表と高校レベルの試合を比較するのは次元が違い過ぎますが、決定力は急に上がる訳ではないので、どんどんPA内に侵入してシュートを打つこと、失敗しても何度も何度もチャレンジする。PA内で仕掛ければ何かが起こる。「得点へのカギ」です。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿